異世界を楽しみたい転生者
第55話少年期[45]これがテンプレってやつなのか?
「ふ~やっと着いたな」
俺は出発してから四日ほどかけて目的の場所にたどり着けた。
道中は・・・特に面白いことなどはなかった。
強いて言えばおバカな盗賊達が「へっへっへ、おい小僧死にたくなかったら金目の物全て置いていきな」「そうすれば半殺しですませてやるよ」
などとお決まりな台詞というか、人は見かけによらないという言葉を知らないのだろうか。
もちろんアジトの場所を吐かせてやった。
そしてアジトにはもちろん盗賊のリーダーがいた。最初は全員殺したかなんてどうでもいいと思っていたが、よくよく考えれば賞金首の場合なら報酬が貰えるはずなので全員心臓か脳を突き刺して原型が崩れないように殺した。
人を殺したのは初めてではないので、特に苦しむことはなかった。
そして盗賊達が貯めていたお宝を見たが、そこそこ金も武器や魔道具もあったので当たりだった。
でもその後が面倒だった。
盗賊が襲った女性達と子供達がいた。
全員で三十人位だったか。
最初は盗賊と勘違いされたけど、盗賊達の死体を見せたら誤解は解けた。
悲鳴は上がったけどな。
どうやら全員奴隷に売る予定だったらしく、女性達は盗賊達に汚されなかったらしい。
不幸中の幸いってやつだな。
それで直ぐに去ろうと思ったが、また道中で他の盗賊達に襲われたりしたら目覚めが悪いと思い、全員俺が行く街まで連れて行くことにした。
どうやってそんな大人数で移動したのかって?
移動は全員を重力魔法で浮かして移動したんだよ。魔力はそこそこ使うから疲れるが移動速度が全然違うからな。
道中の野宿も一回だけですんだしな。
ゲイル達に見張りを頑張って貰ったし、街に着いたら上手い飯でも食わしてやらないとな。
てなわけで今辺境の街ドーウルスに着いた。
なんで王都じゃないのかって?
王都だっと貴族が一杯いて、めんどくさそうだろ。それにリル達に会ってしまうかもしれないしな。
さてと、街に入るとするか。こいつらもなんとかしないとあれだしな。
俺は暇そうにしている警備の若い人に話しかけた。
「すまない、街に入りたいんだけどいいか?」
「ん。ああ。それなら証明書を・・・って、リザードマン! それに小さいがドラゴンまで!!」
あ~やっぱそうなるか。この人ほどじゃないが父さんも驚いていたしな。
「安心してくれ、こいつらは皆俺の従魔だ」
「そ、そうなのか。よく見ればスライムまでいるな。少し待ってくれないか。今上司をつれてくるから」
「わかった」
待つこと五分・・・・・・。
「・・・部下の話は本当だったようだな」
三十代半ばでそこそこダンデイーなおっさんが出てきた。
「すまない。つい君の従魔に目がいってしまった。私はマッルスだ。一応警備隊の隊長をしている」
「そうか、俺の名前はゼルート。ここには冒険者になろうと思って来た」
家名は言わないでおいた。
貴族だとしれたらいろいろめんどくさそうだしな。
「そうか、応援してるよ。冒険者にまだなってないということは証明書はないということか?」
「ああ、そうだ」
「なら一週間以内に冒険者ギルトに登録してギルトカードを発行してもらえないか」
「わかった」
そもそも今日行くつもりだったしな。
「それと君の後ろにいる人達は君の奴隷かな」
「違います。簡単に言うと盗賊達が奴隷商人に売ろうとしていた人達だ」
「ということは君が盗賊達を倒したのかい!」
「俺には頼れる仲間がいるんでな。これが証拠だ」
俺はアイテムバック(腕輪型)から盗賊の死体を出した。
「君はアイテムバックを持っているのか!?」
「父親が冒険者だったんでね。餞別として貰ったんですよ」
「そうか。少し死体を調べてもいいか? もし賞金首なら賞金が出るからな」
「ああ、わかった。だがそれより先にこいつらの件を先に片付けてもいいか」
いつまでもここに居させれのは可哀想だしな。
「そうだったな。気が利かなくてすまん。おい!ガレス様に今のことを伝えるんだ!」
それから女性と子供達を先に街の中に入らせた。
入る前に皆から助けたお礼を言われた。
男達からは絶対に恩を返すから! など言われたが。期待しないで待っていると適当に返しといた。
「さて、君たちの従魔にはこの首飾りを付けてもらってもいいか。一応これが従魔の証しなるんでな」
「わかった。みんな、邪魔になるかもしれないがこれを付けてくれ」
「わかりました」
「グルウウウウ!」
「ピイイイ!」
皆嫌がらずに付けてくれた。
「さてと、これで入ってもいいか?」
「ああ、時間を掛けてすまなかったな」
「こちらこそいろいろ助かったよ」
盗賊が賞金首だったらしく合計金貨四十枚を手に入れた。
さてと、まずは冒険者ギルトに行くとするか。
そんで今、俺はギルトの目の前にいる訳だが・・・。
「酒臭いな」
いや、ギルトの中に酒場がついていたりすることもあるらしいからこれが当たり前なんだろう。
「そんじゃ、俺は中に入ってくるから皆はここで待っていてくれ」
「わかりました。お気をつけて」
「グルッ!」
「ピイッ!」
そして俺はギルトの中に入った。
なんというか・・・若干モ○ハンの集会所に似てるかな。
まだ夕方なのに酒を飲んでるやつもいた。
なぜかこちらを睨まれた。
子供がいるのがそんなに気に入らないのか?
「とりあえず登録するとするか」
俺は面倒ごとに絡まれる前に受付のお姉さんの所に行った。
「すいません、冒険者の登録をしたいんですが」
「えっと、君今年でいくつかな?」
「十二歳です。年齢制限的には大丈夫だと思うんですが」
「た、確かにそうですね。わかりました、こちらの紙に必要事項を書いてもらってもいいですか」
「わかりました」
ざっくり言えば名前と年齢、戦闘スタイルを書くだけだった。
書いた後も注意事項を言われた。
他人の獲物を横取りしない。一年ほどギルトの依頼を受けなければブラックリストに載る。基本冒険者同士の私闘にギルトは介入しない。
などなど当たり前のようなことを言われた。
まあ実際守らない奴がいるから言うんだろうな。
私闘に関しては今酒を飲んでるがらの悪い数人を見ながら言ってたし。
「注意事項は以上で全てです」
「わかりました」
登録が終わったので宿を探しにいこうとしたら・・・。
「おいおいおいおいおい! お前みたいなガキが冒険者になるなんざ百年早いんだよ! とっとと辞めてママのおっぱいでも飲んでなくそガキ!!!」
・・・なんで偉そうに絡んでくるんだよ。酒のせいか?
なわけ・・・なさそうだな。
とりあえずぶっ飛ばしていいよな。
パンツ一丁にして街に放り出してもいいよな。
俺は出発してから四日ほどかけて目的の場所にたどり着けた。
道中は・・・特に面白いことなどはなかった。
強いて言えばおバカな盗賊達が「へっへっへ、おい小僧死にたくなかったら金目の物全て置いていきな」「そうすれば半殺しですませてやるよ」
などとお決まりな台詞というか、人は見かけによらないという言葉を知らないのだろうか。
もちろんアジトの場所を吐かせてやった。
そしてアジトにはもちろん盗賊のリーダーがいた。最初は全員殺したかなんてどうでもいいと思っていたが、よくよく考えれば賞金首の場合なら報酬が貰えるはずなので全員心臓か脳を突き刺して原型が崩れないように殺した。
人を殺したのは初めてではないので、特に苦しむことはなかった。
そして盗賊達が貯めていたお宝を見たが、そこそこ金も武器や魔道具もあったので当たりだった。
でもその後が面倒だった。
盗賊が襲った女性達と子供達がいた。
全員で三十人位だったか。
最初は盗賊と勘違いされたけど、盗賊達の死体を見せたら誤解は解けた。
悲鳴は上がったけどな。
どうやら全員奴隷に売る予定だったらしく、女性達は盗賊達に汚されなかったらしい。
不幸中の幸いってやつだな。
それで直ぐに去ろうと思ったが、また道中で他の盗賊達に襲われたりしたら目覚めが悪いと思い、全員俺が行く街まで連れて行くことにした。
どうやってそんな大人数で移動したのかって?
移動は全員を重力魔法で浮かして移動したんだよ。魔力はそこそこ使うから疲れるが移動速度が全然違うからな。
道中の野宿も一回だけですんだしな。
ゲイル達に見張りを頑張って貰ったし、街に着いたら上手い飯でも食わしてやらないとな。
てなわけで今辺境の街ドーウルスに着いた。
なんで王都じゃないのかって?
王都だっと貴族が一杯いて、めんどくさそうだろ。それにリル達に会ってしまうかもしれないしな。
さてと、街に入るとするか。こいつらもなんとかしないとあれだしな。
俺は暇そうにしている警備の若い人に話しかけた。
「すまない、街に入りたいんだけどいいか?」
「ん。ああ。それなら証明書を・・・って、リザードマン! それに小さいがドラゴンまで!!」
あ~やっぱそうなるか。この人ほどじゃないが父さんも驚いていたしな。
「安心してくれ、こいつらは皆俺の従魔だ」
「そ、そうなのか。よく見ればスライムまでいるな。少し待ってくれないか。今上司をつれてくるから」
「わかった」
待つこと五分・・・・・・。
「・・・部下の話は本当だったようだな」
三十代半ばでそこそこダンデイーなおっさんが出てきた。
「すまない。つい君の従魔に目がいってしまった。私はマッルスだ。一応警備隊の隊長をしている」
「そうか、俺の名前はゼルート。ここには冒険者になろうと思って来た」
家名は言わないでおいた。
貴族だとしれたらいろいろめんどくさそうだしな。
「そうか、応援してるよ。冒険者にまだなってないということは証明書はないということか?」
「ああ、そうだ」
「なら一週間以内に冒険者ギルトに登録してギルトカードを発行してもらえないか」
「わかった」
そもそも今日行くつもりだったしな。
「それと君の後ろにいる人達は君の奴隷かな」
「違います。簡単に言うと盗賊達が奴隷商人に売ろうとしていた人達だ」
「ということは君が盗賊達を倒したのかい!」
「俺には頼れる仲間がいるんでな。これが証拠だ」
俺はアイテムバック(腕輪型)から盗賊の死体を出した。
「君はアイテムバックを持っているのか!?」
「父親が冒険者だったんでね。餞別として貰ったんですよ」
「そうか。少し死体を調べてもいいか? もし賞金首なら賞金が出るからな」
「ああ、わかった。だがそれより先にこいつらの件を先に片付けてもいいか」
いつまでもここに居させれのは可哀想だしな。
「そうだったな。気が利かなくてすまん。おい!ガレス様に今のことを伝えるんだ!」
それから女性と子供達を先に街の中に入らせた。
入る前に皆から助けたお礼を言われた。
男達からは絶対に恩を返すから! など言われたが。期待しないで待っていると適当に返しといた。
「さて、君たちの従魔にはこの首飾りを付けてもらってもいいか。一応これが従魔の証しなるんでな」
「わかった。みんな、邪魔になるかもしれないがこれを付けてくれ」
「わかりました」
「グルウウウウ!」
「ピイイイ!」
皆嫌がらずに付けてくれた。
「さてと、これで入ってもいいか?」
「ああ、時間を掛けてすまなかったな」
「こちらこそいろいろ助かったよ」
盗賊が賞金首だったらしく合計金貨四十枚を手に入れた。
さてと、まずは冒険者ギルトに行くとするか。
そんで今、俺はギルトの目の前にいる訳だが・・・。
「酒臭いな」
いや、ギルトの中に酒場がついていたりすることもあるらしいからこれが当たり前なんだろう。
「そんじゃ、俺は中に入ってくるから皆はここで待っていてくれ」
「わかりました。お気をつけて」
「グルッ!」
「ピイッ!」
そして俺はギルトの中に入った。
なんというか・・・若干モ○ハンの集会所に似てるかな。
まだ夕方なのに酒を飲んでるやつもいた。
なぜかこちらを睨まれた。
子供がいるのがそんなに気に入らないのか?
「とりあえず登録するとするか」
俺は面倒ごとに絡まれる前に受付のお姉さんの所に行った。
「すいません、冒険者の登録をしたいんですが」
「えっと、君今年でいくつかな?」
「十二歳です。年齢制限的には大丈夫だと思うんですが」
「た、確かにそうですね。わかりました、こちらの紙に必要事項を書いてもらってもいいですか」
「わかりました」
ざっくり言えば名前と年齢、戦闘スタイルを書くだけだった。
書いた後も注意事項を言われた。
他人の獲物を横取りしない。一年ほどギルトの依頼を受けなければブラックリストに載る。基本冒険者同士の私闘にギルトは介入しない。
などなど当たり前のようなことを言われた。
まあ実際守らない奴がいるから言うんだろうな。
私闘に関しては今酒を飲んでるがらの悪い数人を見ながら言ってたし。
「注意事項は以上で全てです」
「わかりました」
登録が終わったので宿を探しにいこうとしたら・・・。
「おいおいおいおいおい! お前みたいなガキが冒険者になるなんざ百年早いんだよ! とっとと辞めてママのおっぱいでも飲んでなくそガキ!!!」
・・・なんで偉そうに絡んでくるんだよ。酒のせいか?
なわけ・・・なさそうだな。
とりあえずぶっ飛ばしていいよな。
パンツ一丁にして街に放り出してもいいよな。
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コメント
ノベルバユーザー310507
なんか中途半端に敬語使ったり
馴れ馴れしく喋ったりしてて
主人公ヤバい子に見えてきた