異世界を楽しみたい転生者
第10話幼少期[8] これが一を聞いて十を知るか
「それにな・・・」
「それに?」
「ほら、あと三か月ほどしたら王都での貴族んお子供達によるお披露目会があるだろ。その時に他の貴族の子供達になめられたくないんでな」
あぁ~そういえばそんなのもあったな。確か七歳になった年に開かれるんだっけ。
小説や漫画の中には調子に乗った貴族の子供とかはたまに見たけどこの世界にもあるのかな。
まぁ、そういうことだったら。
「良いですよ。そういうことなら早速裏の庭に行きましょうか」
「そうだな。よろしく頼むよ」
俺は兄さんにどうすればうまく魔法が使えるのかを教えた。
「えっとですね、まずは先に魔力量を多くする方法を教えたいと思います」
「うん、よろしく頼む。っと早速質問なんだが魔力量はレベルが上がった時に上がるものではないのか?」
「確かにレベルが上がった時にも魔力量は上がります。ですが他にも方法があるんです」
「それは興味深いな。是非教えてもらおう」
久しぶりに子供らしい顔になってる兄さんを見たな。
「まずはこの方法は寝る前にやってください」
「? 寝る前にすると良いことがあるのか?」
「はい! 魔力量が上がるうえにこの方法では体の中にある魔力を全てを使い切ることものすごく眠くなるのですぐ寝れて一石二鳥です!」
「その一石二鳥というのはいまいちわからないがすぐに寝れるというのはいいものだな」
「そうでしょう! では、方法を教えますね」
「ああ!」
結果をいえばすぐにできるようになった。
まぁ、簡単に言えば魔力をすべて体の外にだして限界が来たなって思ったときにもう少し頑張って魔力をひねり出すって感じだしね。
でもこれを簡単に理解してくれるなら魔法をイメージで無詠唱で行うやり方も理解してくれるかな。
兄さんが魔力量を増やす方法をすぐにできるようになったので次の段階に入ることにした。
とわいっても上手く成功してしまったため兄さんが寝たので次の段階に入るのは明日になった。
「では次の段階に入りますねえ」
「あぁ」
次教えるのは無詠唱についてだ。
だが簡単に理解してくれるかはわからない。
なんせ僕が教える無詠唱のやり方は本来のとは全然違うからな。
まぁ、兄さんならしてくれるか。
「次は無詠唱について説明します」
「無詠唱をか! というかゼルートは無詠唱が使えるのか!?」
こんなびっくりした顔をする兄さんも珍しいな。
「えぇ、できますよ。そうですね・・・ではあの岩に向かってファイヤーボールを撃つので見ていてくださいね」
「あ、あぁ。わかった」
「では、ファイヤーボール!」
俺の手のひらに出来た直径二十センチほどの火球はまっすぐ岩に向かって飛んで行った。
そして岩の表面を少し溶かして消えた。
「こんな感じです。どうですか?」
「・・・・・・」
兄さんが口をポカーンと開けたまま動かない。
そんなに俺が無詠唱を使うのが凄かったのだろうか。
よくよく考えればこの歳で無詠唱を使う子供のほうがおかしいのか。
「兄さん、大丈夫ですか?」
「あ、あぁ。大丈夫だ。にしても・・・・・・ゼルートは凄いな」
「そうでうすか?」
「そうだ。普通は魔法の才能がある者が魔法を覚え始めてから十数年、または何十年と訓練を積んでやっとできるようになるものなんだ」
「そうなんでうすか」
まぁ、この世界のやり方。魔法の本質を理解し魔法を使うまでの過程を理解しうんたらかんたらといろいろ覚えるやり方だったそういう考えになるのか。
俺からすればもう少し頭をひねって考えろよって思うけどな。
「でも大丈夫でですよ。僕のやり方を真似すれば兄さんも直ぐにできるようになりますよ」
「本当か!」
「はい。本当ですよ」
もの凄い嬉しそうな顔だな。そんなに無詠唱を使えるようになるのが嬉しいのかな?
「昨日魔力の出し方を教えましたが今回はもう少し具体的に教えます。まず自分の魔力は全部心臓にあると考えてください」
「心臓にか」
「はい。それから心臓を中心としてそこから血管が出てるのをイメージしてください」
この世界の医学はあんまり発展していない。でも前世の世界での最低限の知識はある。
そう考えてる俺も全然知識がないんだけどね。
そもそも血管って心臓につながっていたっけ? もうそこが怪しいもんな。
「つまりは心臓にある魔力を血管を通じて手のひらから魔力出すイメージということか」
「そうです! さすが兄さん!」
ちょっと説明しただけで俺の言いたいことがわかるとか・・・これが一を聞いて十を知るという感じか。
「そんなことはない。むしろこんなことを思いつくゼルートのほうが凄いよ」
「ありがとうございます。それでは実際にやってみましょう」
やっぱり兄さんは凄いな。最初のほうは少し苦戦していたけどすぐにできるようになった。
俺が少し応用で魔力の形の変えかたを教えたら二時間ほどでできるようになった。
そのあたりで兄さんの魔力量がゼロになったらしく休憩を取ることにした。
休憩してると兄さんが話しかけてきた
「ゼルート、無詠唱のやり方もイメージをすることなのか」
・・・一を聞いて十を知るどころか二十ぐらい知っちゃてるよねこれ。
いや、話の流れ的にわかったかもしれないけどよっぱり凄いことには変わりないな。
「そうですよ。火ならより熱く。水ならより冷たく。風ならより鋭く薄く。土ならより硬くどんな衝撃にも耐える壁を。雷ならより速く全てを灰に変える閃光にってとこですね」
「なるほど・・・・・・イメージか、なかなか盲点だったなこれは。ゼルート、この方法はあまり広めないほうがいいか」
・・・・・・この言い方は広めてしまったらどうなるかわかっている言い方みたいだね。
もう兄さん俺と同じ転生者ないのかってくらい頭いいよな。
「そうですね。今のところは広めないでおいてください」
「わかった。よし! 訓練再開といこう」
「そうですね」
こうして兄さんは初級魔法の無詠唱を五日ほどでほとんどを覚えた。
よし! 今度は切り札になりそうなのを教えてみよう。
「それに?」
「ほら、あと三か月ほどしたら王都での貴族んお子供達によるお披露目会があるだろ。その時に他の貴族の子供達になめられたくないんでな」
あぁ~そういえばそんなのもあったな。確か七歳になった年に開かれるんだっけ。
小説や漫画の中には調子に乗った貴族の子供とかはたまに見たけどこの世界にもあるのかな。
まぁ、そういうことだったら。
「良いですよ。そういうことなら早速裏の庭に行きましょうか」
「そうだな。よろしく頼むよ」
俺は兄さんにどうすればうまく魔法が使えるのかを教えた。
「えっとですね、まずは先に魔力量を多くする方法を教えたいと思います」
「うん、よろしく頼む。っと早速質問なんだが魔力量はレベルが上がった時に上がるものではないのか?」
「確かにレベルが上がった時にも魔力量は上がります。ですが他にも方法があるんです」
「それは興味深いな。是非教えてもらおう」
久しぶりに子供らしい顔になってる兄さんを見たな。
「まずはこの方法は寝る前にやってください」
「? 寝る前にすると良いことがあるのか?」
「はい! 魔力量が上がるうえにこの方法では体の中にある魔力を全てを使い切ることものすごく眠くなるのですぐ寝れて一石二鳥です!」
「その一石二鳥というのはいまいちわからないがすぐに寝れるというのはいいものだな」
「そうでしょう! では、方法を教えますね」
「ああ!」
結果をいえばすぐにできるようになった。
まぁ、簡単に言えば魔力をすべて体の外にだして限界が来たなって思ったときにもう少し頑張って魔力をひねり出すって感じだしね。
でもこれを簡単に理解してくれるなら魔法をイメージで無詠唱で行うやり方も理解してくれるかな。
兄さんが魔力量を増やす方法をすぐにできるようになったので次の段階に入ることにした。
とわいっても上手く成功してしまったため兄さんが寝たので次の段階に入るのは明日になった。
「では次の段階に入りますねえ」
「あぁ」
次教えるのは無詠唱についてだ。
だが簡単に理解してくれるかはわからない。
なんせ僕が教える無詠唱のやり方は本来のとは全然違うからな。
まぁ、兄さんならしてくれるか。
「次は無詠唱について説明します」
「無詠唱をか! というかゼルートは無詠唱が使えるのか!?」
こんなびっくりした顔をする兄さんも珍しいな。
「えぇ、できますよ。そうですね・・・ではあの岩に向かってファイヤーボールを撃つので見ていてくださいね」
「あ、あぁ。わかった」
「では、ファイヤーボール!」
俺の手のひらに出来た直径二十センチほどの火球はまっすぐ岩に向かって飛んで行った。
そして岩の表面を少し溶かして消えた。
「こんな感じです。どうですか?」
「・・・・・・」
兄さんが口をポカーンと開けたまま動かない。
そんなに俺が無詠唱を使うのが凄かったのだろうか。
よくよく考えればこの歳で無詠唱を使う子供のほうがおかしいのか。
「兄さん、大丈夫ですか?」
「あ、あぁ。大丈夫だ。にしても・・・・・・ゼルートは凄いな」
「そうでうすか?」
「そうだ。普通は魔法の才能がある者が魔法を覚え始めてから十数年、または何十年と訓練を積んでやっとできるようになるものなんだ」
「そうなんでうすか」
まぁ、この世界のやり方。魔法の本質を理解し魔法を使うまでの過程を理解しうんたらかんたらといろいろ覚えるやり方だったそういう考えになるのか。
俺からすればもう少し頭をひねって考えろよって思うけどな。
「でも大丈夫でですよ。僕のやり方を真似すれば兄さんも直ぐにできるようになりますよ」
「本当か!」
「はい。本当ですよ」
もの凄い嬉しそうな顔だな。そんなに無詠唱を使えるようになるのが嬉しいのかな?
「昨日魔力の出し方を教えましたが今回はもう少し具体的に教えます。まず自分の魔力は全部心臓にあると考えてください」
「心臓にか」
「はい。それから心臓を中心としてそこから血管が出てるのをイメージしてください」
この世界の医学はあんまり発展していない。でも前世の世界での最低限の知識はある。
そう考えてる俺も全然知識がないんだけどね。
そもそも血管って心臓につながっていたっけ? もうそこが怪しいもんな。
「つまりは心臓にある魔力を血管を通じて手のひらから魔力出すイメージということか」
「そうです! さすが兄さん!」
ちょっと説明しただけで俺の言いたいことがわかるとか・・・これが一を聞いて十を知るという感じか。
「そんなことはない。むしろこんなことを思いつくゼルートのほうが凄いよ」
「ありがとうございます。それでは実際にやってみましょう」
やっぱり兄さんは凄いな。最初のほうは少し苦戦していたけどすぐにできるようになった。
俺が少し応用で魔力の形の変えかたを教えたら二時間ほどでできるようになった。
そのあたりで兄さんの魔力量がゼロになったらしく休憩を取ることにした。
休憩してると兄さんが話しかけてきた
「ゼルート、無詠唱のやり方もイメージをすることなのか」
・・・一を聞いて十を知るどころか二十ぐらい知っちゃてるよねこれ。
いや、話の流れ的にわかったかもしれないけどよっぱり凄いことには変わりないな。
「そうですよ。火ならより熱く。水ならより冷たく。風ならより鋭く薄く。土ならより硬くどんな衝撃にも耐える壁を。雷ならより速く全てを灰に変える閃光にってとこですね」
「なるほど・・・・・・イメージか、なかなか盲点だったなこれは。ゼルート、この方法はあまり広めないほうがいいか」
・・・・・・この言い方は広めてしまったらどうなるかわかっている言い方みたいだね。
もう兄さん俺と同じ転生者ないのかってくらい頭いいよな。
「そうですね。今のところは広めないでおいてください」
「わかった。よし! 訓練再開といこう」
「そうですね」
こうして兄さんは初級魔法の無詠唱を五日ほどでほとんどを覚えた。
よし! 今度は切り札になりそうなのを教えてみよう。
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コメント
ノベルバユーザー601233
「そうでうすか?」になってます。