旅からの学び

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旅立ちの時編 4話

旅からの学び(たびまな) 旅立ちの時編  4話


  僕たちは、船に乗り『情報の館』にむかった。船の中を探索し、甲板にたどり着いた。看板には、椅子や机などが置いてあり、ゆっくり出来るところだった。


  近くに、飲み物を売っているところがあったので、僕たちは好きな飲み物を買い丸いテーブルについて、これからのことを話した。


「情報の館についたら、まず、この世界には何があるのかを確かめよう。それから、数年前のあの出来事も調べたい。」


  僕は、みんなに力になってほしいという気持ちを込めて話した。


「ディースのことか?」


  アクシスが確認した。リラは、心配そうな顔をして僕をみていた。ムドは、飲み物を飲み干していた。


「うん。時渡りの魔物が、どんな魔物なのかを知りたい。形や大きさ、いつ現れるのかなど知りたいんだ。」


  爺ちゃんが、命をかけて戦った魔物のことが、ずっと気になっていたんだ。僕たちは、話に夢中になり、夜を迎えた。


「リード。あんまり考え込まないでね。みんないるから。」


  リラは、何かを悟ったかのように僕に言った。


「ありがとう!助かるよ!さぁ、明日は、情報の館につくだろう。しっかり寝よう。」


  みんな、ベットに横になって寝た。


  次の日の朝。


「プォーー。プォーー。」


  船の汽笛が鳴った。『情報の館』に着いたのだ。


  船から降り、情報の館に向かった。情報の館の周りは草原で周りがすっきりしている。空も青く空気も綺麗だ。僕たちの村に少し似ていたので、心が少しあたたかくなった。


  情報の館の中に入ると、そこには本がたくさん並べてあった。どこをみても本なのである。この中から、世界に関する本とディースに関する本を見つけなければならない。


「どうやって探すんだ?」


  アクシスが、キョトンとしていた。


つづく。

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