動物ブリーダーの僕が異世界でモンスターブリーダーとして活躍してるんだけど。
二十話 奇妙な少女
「誰だ。」
寝ぼけながらトイレをしていた僕はいきなり声をかけられた。
「ん?誰かいるのか?」
まあ、空耳だろう。そう思いトイレをおえた僕はテントに帰ろうとした。そのときうしろから誰かにのしかかるようにされて倒されてしまった。
「痛!誰だ!」
僕が向いたその先にはきれいな緑髪をなびかせ周りにたくさんの色をした小さな発光体を連れている綺麗な少女だった。
「私のことを無視するなんて最低なやつね。ふん!」
「いやいや待て待て!無視したつもりはないんだ。こんなところに人がいるなんて思わなかったから。」
「そんなことはどうでもいいわ。はやくこの森から立ち去りなさい。この森はあなたのような人間がいる場所ではないわ。」
「いや、それを言ったら君も僕と同じくらいの歳だし。」
ちなみに僕は16歳だ。まあ、まだ子供といったところなのだが、僕の目の前にいる少女は僕よりも少し歳が下くらいでほとんど変わりはないように見えた。
「私は忠告はしたわよ。どうなっても知らないんだから!」
そう言って少女は僕の目の前から立ち去ろうとした。
「ちょ、ちょっと待って!君の名前は?」
「あなたに教える名前なんてないわ!」
そうきっぱり即答して森の中に消えていった。
「何者だったんだあの子。本当に最近はおかしなことだらけだ。」
もういいや。疲れたし寒いし眠い。このことは明日にでも言うか。そう思い僕はテントの方へ帰っていった。
「主〜、起きてよ〜。」
「ん、どうしたコロ?」
「あ、おはよう主〜。もう朝だよ〜。」
「もうそんな時間か。おはようコロ。みんなは?」
「朝食の支度してる〜。」
「わかった。よし、僕たちも手伝うか。」
「うん。」
「あのさコロ...いや、なんでもない。」
「ん?分かった。いこ!」
「ああ。」
昨日の夜のことを話そうかと思ったけど、みんながいるときに話すか。そう思い僕はコロと一緒にテントの外にでた。
外に出るとリーエさんとデュポーンさんが何かの返り血で染まっていた。朝からこの光景を見るのはきついな流石に。
「おはようございます。ご主人様。」
「おはよう。主よ。」
「おはようございます。すいません。ちょっと試したいことがあるんですけど。いいですか?」
「ん?なんだ主よ?」
「魔法を試したいんですけど。」
「なんだ主よ。魔法を覚えたのか?」
「魔法って言っても生活魔法なんですけどね。それを使ってみたくて。実験みたいにりますけど、いいですか?」
「私は構いませんよ。」
「我も別にして構わんぞ。」
「ありがとうございます!では、いきますよ。」
魔法のイメージは水で血を落とす感じで。
「弾けろ。スプラッシュウォーター。」
僕が打った魔法はリーエさんとデュポーンさんの前で二つに分かれる水の爆弾だ。威力はかなり抑えているため怪我をする恐れもなく、その水で体の汚れを落とすというものだった。
「暖風よ吹け。ドライウィンド。」
そして、僕がその後に放った魔法は、風魔法と炎魔法の合わせ技で物を乾かすことができる魔法だ。濡れていた、リーエさんとデュポーンさんは暖かい風に吹かれてしっかりと乾くことができていた。
「こんな感じなんだけど。どうでした?」
「ご主人様。通常の人間は魔法の属性を2つも3つも持つことはありません。ご主人様はなぜ持っていらっしゃるのですか?」
「いや、適当にしてたら持ってた。みたいな?」
感想を聞いたはずなのに驚かれてしまった。てか、魔法の属性って普通一個しか持てないの?そうなの?まだ使ってないけど、あと2つもあるんだけど。
「メイドよ。主には常識は通用しないぞ。なんだって異世界人だからな。」
「そういえばご主人様は異世界人でしたね。忘れていました。」
なんか異世界人が悪いみたいに言われてるよね。いや、僕が悪いのか?
「魔法の属性を2つ以上持ってるのってそんなに凄いことなんですか?」
「凄いも何も、2つ以上使える人間など最上級の魔法師しか扱えません。ですが、勇者様一行のパーティーには、5属性ある中の全てを操れる物がいると聞いたことがあります。」
「勇者のパーティーの魔法師か?だったらそいつのことを我は知っているぞ。名前はアリエルというんだがな。あいつも軽い変態だからあまり関わらなかった。」
「勇者の周りにいる人たちってどんだけ変人多いんですか。てか、僕も多分ですけど5属性全て使えますよ。まだ初級ですけど。」
「え?それはほんとでございますか?ご主人様?」
「うん。見ててくださいね。」
僕は、火の玉、水の玉、風の玉、光の玉、闇の玉を魔法でだした。
「これで全部かな。掛け合わせればもっとできると思うけど。」
「凄いです。凄すぎます!ご主人様は魔法師としての才能もお有りだったのですね。関心いたします。」
「主よ。アリエル程でもないが最初でそれは凄いぞ。魔眼の影響もあるのかもしれないが。」
魔眼とか関係ないんだけどね。ステータスボードさんに言ってください。僕はそこからとっただけなので。
「ちなみにみなさんってステータスボードってあるんですよね?デュポーンさんは僕に教えてくれたし。」
「それは私にもあります。だけど、私は機械なので自分のステータスしか見れませんけど。スキルが取れるというのは聞いたことがあります。」
「メイドよ。あっているぞ。だかな、スキルっていうのは取れるのが人それぞれ違うのだ。我のスキルは炎属性のスキルしかなかったぞ。」
「ということは僕がおかしいってこと?」
「「そうですね。」」
そうだったらしい。
「みんな〜、何してるの〜。」
「あ〜、ごめんごめん。この話はまた後でしましょう。あと、皆さんに話したいことがありますので、早く作ってご飯にしましょう。」
ご飯作ってから話すか。僕はそう思い、食事の支度を始めた。
寝ぼけながらトイレをしていた僕はいきなり声をかけられた。
「ん?誰かいるのか?」
まあ、空耳だろう。そう思いトイレをおえた僕はテントに帰ろうとした。そのときうしろから誰かにのしかかるようにされて倒されてしまった。
「痛!誰だ!」
僕が向いたその先にはきれいな緑髪をなびかせ周りにたくさんの色をした小さな発光体を連れている綺麗な少女だった。
「私のことを無視するなんて最低なやつね。ふん!」
「いやいや待て待て!無視したつもりはないんだ。こんなところに人がいるなんて思わなかったから。」
「そんなことはどうでもいいわ。はやくこの森から立ち去りなさい。この森はあなたのような人間がいる場所ではないわ。」
「いや、それを言ったら君も僕と同じくらいの歳だし。」
ちなみに僕は16歳だ。まあ、まだ子供といったところなのだが、僕の目の前にいる少女は僕よりも少し歳が下くらいでほとんど変わりはないように見えた。
「私は忠告はしたわよ。どうなっても知らないんだから!」
そう言って少女は僕の目の前から立ち去ろうとした。
「ちょ、ちょっと待って!君の名前は?」
「あなたに教える名前なんてないわ!」
そうきっぱり即答して森の中に消えていった。
「何者だったんだあの子。本当に最近はおかしなことだらけだ。」
もういいや。疲れたし寒いし眠い。このことは明日にでも言うか。そう思い僕はテントの方へ帰っていった。
「主〜、起きてよ〜。」
「ん、どうしたコロ?」
「あ、おはよう主〜。もう朝だよ〜。」
「もうそんな時間か。おはようコロ。みんなは?」
「朝食の支度してる〜。」
「わかった。よし、僕たちも手伝うか。」
「うん。」
「あのさコロ...いや、なんでもない。」
「ん?分かった。いこ!」
「ああ。」
昨日の夜のことを話そうかと思ったけど、みんながいるときに話すか。そう思い僕はコロと一緒にテントの外にでた。
外に出るとリーエさんとデュポーンさんが何かの返り血で染まっていた。朝からこの光景を見るのはきついな流石に。
「おはようございます。ご主人様。」
「おはよう。主よ。」
「おはようございます。すいません。ちょっと試したいことがあるんですけど。いいですか?」
「ん?なんだ主よ?」
「魔法を試したいんですけど。」
「なんだ主よ。魔法を覚えたのか?」
「魔法って言っても生活魔法なんですけどね。それを使ってみたくて。実験みたいにりますけど、いいですか?」
「私は構いませんよ。」
「我も別にして構わんぞ。」
「ありがとうございます!では、いきますよ。」
魔法のイメージは水で血を落とす感じで。
「弾けろ。スプラッシュウォーター。」
僕が打った魔法はリーエさんとデュポーンさんの前で二つに分かれる水の爆弾だ。威力はかなり抑えているため怪我をする恐れもなく、その水で体の汚れを落とすというものだった。
「暖風よ吹け。ドライウィンド。」
そして、僕がその後に放った魔法は、風魔法と炎魔法の合わせ技で物を乾かすことができる魔法だ。濡れていた、リーエさんとデュポーンさんは暖かい風に吹かれてしっかりと乾くことができていた。
「こんな感じなんだけど。どうでした?」
「ご主人様。通常の人間は魔法の属性を2つも3つも持つことはありません。ご主人様はなぜ持っていらっしゃるのですか?」
「いや、適当にしてたら持ってた。みたいな?」
感想を聞いたはずなのに驚かれてしまった。てか、魔法の属性って普通一個しか持てないの?そうなの?まだ使ってないけど、あと2つもあるんだけど。
「メイドよ。主には常識は通用しないぞ。なんだって異世界人だからな。」
「そういえばご主人様は異世界人でしたね。忘れていました。」
なんか異世界人が悪いみたいに言われてるよね。いや、僕が悪いのか?
「魔法の属性を2つ以上持ってるのってそんなに凄いことなんですか?」
「凄いも何も、2つ以上使える人間など最上級の魔法師しか扱えません。ですが、勇者様一行のパーティーには、5属性ある中の全てを操れる物がいると聞いたことがあります。」
「勇者のパーティーの魔法師か?だったらそいつのことを我は知っているぞ。名前はアリエルというんだがな。あいつも軽い変態だからあまり関わらなかった。」
「勇者の周りにいる人たちってどんだけ変人多いんですか。てか、僕も多分ですけど5属性全て使えますよ。まだ初級ですけど。」
「え?それはほんとでございますか?ご主人様?」
「うん。見ててくださいね。」
僕は、火の玉、水の玉、風の玉、光の玉、闇の玉を魔法でだした。
「これで全部かな。掛け合わせればもっとできると思うけど。」
「凄いです。凄すぎます!ご主人様は魔法師としての才能もお有りだったのですね。関心いたします。」
「主よ。アリエル程でもないが最初でそれは凄いぞ。魔眼の影響もあるのかもしれないが。」
魔眼とか関係ないんだけどね。ステータスボードさんに言ってください。僕はそこからとっただけなので。
「ちなみにみなさんってステータスボードってあるんですよね?デュポーンさんは僕に教えてくれたし。」
「それは私にもあります。だけど、私は機械なので自分のステータスしか見れませんけど。スキルが取れるというのは聞いたことがあります。」
「メイドよ。あっているぞ。だかな、スキルっていうのは取れるのが人それぞれ違うのだ。我のスキルは炎属性のスキルしかなかったぞ。」
「ということは僕がおかしいってこと?」
「「そうですね。」」
そうだったらしい。
「みんな〜、何してるの〜。」
「あ〜、ごめんごめん。この話はまた後でしましょう。あと、皆さんに話したいことがありますので、早く作ってご飯にしましょう。」
ご飯作ってから話すか。僕はそう思い、食事の支度を始めた。
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