動物ブリーダーの僕が異世界でモンスターブリーダーとして活躍してるんだけど。

マナマナ

十六話 空間魔法とステータス確認

リーエさんが仲間になった。それはいい。それはいいんだ。なんで、モンスターファームに入ってくれないの?寝るとこがなかったため、空の落し物で寝ることになったのだがたくさんの部屋がある中、デュポーンさん、リーエさん、コロは僕の部屋でしかも、ベットで寝る支度をしている。何故だ。わからないぞ。

「あの〜、みなさん?なんでここで寝てるんですか?」

「我は主の身に危険がないようにそばで見守っているだけだ。」

「ぼくは主と寝る〜。」

「ご主人様のそばに居続けるのはメイドとしての役目です!」

だそうだ。
なにこの人たち。僕に優しすぎるでしょ。でも、この状況になれてきた自分ももうだめなのだろう。いいや。このまま寝よう。
そう思い部屋の光をけした。数分目を閉じていたが、リーエさんに空間魔法について聞きたくなりリーエさんに声をかけた。

「リーエさん。まだ起きてますか?」

「はい。なんでしょうか。ご主人様。」

「リーエさんの使ってる空間魔法って僕にでも使えるのかな?」

「え?なんででしょうか?」

「いや、僕まだ魔力操作しか使えなくてさ、魔法なんて一切使えないんだよね。だからさ、魔法とか使えたら便利かなとか思って。」

「左様ですか。私の使っている空間魔法は範囲を広げるタイプです。空間魔法にはたくさんの種類があります。それぞれ使う人によってタイプは変わりますが、達人ともなれば全種類の空間魔法を操ることができます。」

「へ〜。空間を広げるか。すごい便利だよね。僕も使いたいなー。」

「ご主人様の魔力量なら基礎を学べば十分にお使いになれるかと。」

「本当に?明日軽く教えてくれますか!」

僕は少し興奮して隣で寝ているリーエさんに近づきすぎてしまった。

「ご主人様。積極的な方も好みですが、他の方がいるのでまた今度してくれませんか?」

リーエさんは頰を染めながらそう言った。

「ご、ごめんなさい!ちょっと馴れ馴れしすぎました。」

「いいえ、大丈夫ですよ。別に嫌なわけではないですから。」

「よかった。あ、あとリーエさん。リーエさんのステータス今見てもいいですか?」

「いいですけど?」

リーエさんのステータスさっきから気になってたんだよね。

「ありがとうございます。では、見させてもらいますね。」

僕はステータスボードを開いた。せっかくだからみんなのステータス確認するか。

使役者    レベル99

HP    1000/1000  +50000〜?
MP    700/700  +50000〜?
力      150   +6000〜?
速さ  100   +5000〜?

精霊の加護によりステータス上昇。

特性
絶対の使役者  レベル7
精霊の加護   レベルMAX 
洞穴の迷い子
竜王の加護   レベル3
魔力操作    レベル1
スキル
モンスターファーム
言語理解   レベル3

んー。微妙に上がってるな。たぶんスライムとかじゃなくてリーエさんを使役したから上がったのだろう。だけどやはりレベルは上がらなかった。壁というやつだな。
次はコロのステータスだ。あいつはたぶん強くなってる。だって明らかに大きくなってるもん。あっちの世界の時はまだ小さかったけど、今では1.5倍サイズまで大きくなっている。最強の狼らしいからな。コロ。

大地の支配者?   レベル15

HP    2000/2000
MP    1000/1000
力      500
速さ  600

特性
最強の血   レベル5
全力疾走   レベル7
   威圧        レベル6
魔力操作   レベル1

ステータス高すぎないか?てか、魅了がなくなってる。威圧になってるあたりたぶん変化したのだろう。それにしても、僕よりも能力の上がり幅が大きい。まさに天才といったところだろう。最強の血もレベル上がってるしな。
次はデュポーンさんなんだけど、デュポーンさんの見てもなー。僕見えないもん。てか、変わってないよな。見なくていいか。ということで、リーエさんのステータスを見ることにした。

バトルメイド    レベル??

HP     50000/50000
MP     ????/????
力       15000
速さ   1500

特性
介護    レベルMAX
スキル
空間魔法   レベル5


やっぱりリーエさんも化け物ですね。でも、リーエさんの空間魔法のレベルですら5だ。ということは、リーエさんの言っていた達人というのは相当やばいらしいな。てか、力がおかしいほど高い。リーエさんを怒らせるのはやめよう。僕はそう誓った。

「リーエさんのステータス見させてもらいました。リーエさんでも空間魔法のレベルは5なんですね。」

「はい。私のレベルはまだまだです。ですが教えられることなら全て教えます。どんな手段でも。」

「ありがとうございます、リーエさん。これからよろしくお願いしますね。」

「はい、こちらこそ。命をかけてお守りいたします。ご主人様。」

「じゃー、おやすみなさい。」

リーエさんの笑顔をみて、僕の意識はまどろみの中に落ちていった。

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