動物ブリーダーの僕が異世界でモンスターブリーダーとして活躍してるんだけど。

マナマナ

一話 僕は動物が好きだ。

僕は朝、鳥のさえずりで目を覚ます。家で飼っている鳥たちは今日も元気に歌っている。その声を聞いているだけで目が覚めた。 

「よし、水槽を見てみよう。」

僕の家にある水槽は約20個。海水でしか生きられないもの。また、淡水でしか生きられないもの。まあ、種類はいろいろだが、これがまた個性的で見ているだけで面白くて可愛いのだ。僕は、一つ一つの水槽に適量の餌をいれる。とても元気に食べている。かわいいな。魚って目がクリクリしてて可愛いよね。僕はそういうところが好きだ。ちなみに目だけだったらギンブナが一番可愛いと思う。いや、全部可愛いんだけどね。
まあいいや、次は庭に行かないといけないのだ。うちの家の庭には愛犬がいる。僕がなぜ動物を好きになったのかというと、この愛犬のせいだというべきだろう。僕の愛犬は捨てられていた。それを僕が運良く見つけて保護したというのが、愛犬との出会いである。ちなみに愛犬の名前は、コロ。種類は、柴犬だ。首のもふもふがトレードマークである。コロの由来って言ったら、自分がちょうどその時チョココロネ食べてて、コロの色が黒だったからとしか言いようがない。ちょっと適当すぎたとわおもうけど、コロもうれしそうだったので、それに決めた。玄関に行きドアを開けると、コロが出迎えてくれた。舌を出しながらしっぽを振ってこちらを見ている。あ〜、可愛いな。早く朝もふしたい。そんなこと考えていると次第にちょっと早歩きになってしまった。コロはとても賢いのでほとんど放し飼いだ。自分の家が、自然の中にあるってのもあるけど、人気の少ない場所なので放し飼いにしているのだ。そっちの方がストレスにはならないだろうしね。お!コロが走ってきたぞ。コロが全力ダッシュで僕の胸に飛び込んできた。コロの勢いに負けて、倒れてしまった僕にコロはのしかかってきて、顔をペロペロと舐めてくる。自分も負けじと首元をもふっている。首元をもふっているとコロは気持ちがいいのか、だんだんおとなしくなってクゥーンと喉を鳴らしている。可愛い。まさに癒しである。それを10分くらい続けたあと、コロに餌をあげるために立ち上がって家に戻る。コロも付いてくるようだ。トコトコと横を歩きながらたまにこっちを見てくる姿が可愛すぎてもふりかけたがなんとか抑えコロに餌をあげることができた。
とてもいい食べっぷりだ。これだけ食べてくれるんだったら逆に気分がいい。2分もしないうちにコロはご飯を食べ終わった。
よし、食後の運動ということでコロと散歩に出かけよう。コロに声をかけるとワン!と鳴いてからこちらに走ってきた。準備は万端らしい。よし、じゃー今日はどこに行こうかな。森の中で気持ちのいい空気を吸いながら歩き回るのもよし。森の中にある川に行ってゆっくりと釣りをするのもよし。まあ、適当に歩きながら考えるか。そう思い、僕はコロと一緒に森の中に入っていった。

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