漆黒王の英雄譚
第37話 これって家・・・・・・?
「あ!アルトさ・・・ま・・・・・・」
帰ってきたアルトを出迎えたのはリリスだった・・・が、
「どうしたの?」
リリスは俺の後ろにいるアシュレイ達を見ていることに気がついた。
「そう言えばうちに来るのって初めてだっけ?リリス、この人が俺の婚約者で第1王女のアシュレイ。こっちの人が、アシュレイの側近のクラウディアさんだ。」
するとアシュレイは1歩出て話し始めた。
「こんにちは、アルト君と婚約している、アシュレイです。」
次にクラウディアさんが前に出る。
「私はアシュレイ様の側近のクラウディアです。」
「二人とも、このメイドは俺の専属のリリス。俺が赤ん坊の時からお世話になってるんだ」
俺は未だに固まっているリリスに声をかける。
「リリス?」
「あ!はい!す、すみません。あ、アルト様のせ、専属メイドを務めさせて頂いております!り、リリスと申しましゅ!」
す、すごい緊張してる・・・・・・
まあ、何の連絡も無しにこの国の王女様が来たんだからそりゃ緊張するか・・・・・・
「ごめんね?ちょっと用事があったから、1回帰ってきたんだ」
「そうだったんですね。また出かけるんですか?」
「うん。ハドルフさんから家を貰ってね。その下見に・・・・・・あれ?」
「どうしたんですか?」
リリスは俺の専属のメイドだから、引っ越した後も俺についてくるのか?
「リリス、俺が引っ越すって知ってる?」
「え?なんでですか?!」
やっぱり知らなかったか・・・親父め・・・・・・
俺が家を貰った経緯を話すと納得してくれた。
「そうなんですか・・・」
ん?なんで暗い顔をしてるんだろ?
「どうしたの?」
「いえ、その・・・新しい家でも頑張ってくださいね」
「ん?リリスも行くんだよ?」
「へ?」
「へ?ってだってリリスは俺の専属のメイドなんだから一緒に行くに決まってるじゃん」
「・・・うう、ありがとうございます・・・ぐずっ」
突然泣き出してしまった。
「な!どうしたの?!」
「いえ、てっきりもう要らないと言われるんじゃないかと思ってしまい・・・アルト様はお1人でなんでも出来てしまうので・・・」
ああ、そういう事か。
「俺は1人でなんでも出来るわけじゃないし、リリスを置いていくわけないじゃないか。」
そう言って俺はリリスの頭を撫でる。
「ううっ・・・ありがとうございます・・・」
その後、準備が終わったリリスとあの後、誘ったリヒト達を乗せられる馬車に乗り換え、現在アシュレイとクラウディアさんに全員を紹介している。
「ええっと、どっちから紹介した方がいいかな。じゃあとりあえず、知っているかもしれないけど、この女性がこの国の第1王女で俺の婚約者になったアシュレイ・ベルマーレ。」
「アシュレイです。よろしくお願いします」
「それでこっちの女性はアシュレイの側近をしているクラウディア・フェルマーさん。フェルマー侯爵家のご令嬢だ」
「アシュレイ様の側近を務めております、クラウディアです。」
二人共綺麗な挨拶をした。
「でさっき紹介したけど、俺の専属メイドのリリス」
リリスはまだ緊張しているのか無言のまま礼をした。
「それでこの6人は俺の契約精霊になった精霊だ。」
「我は炎の最上位精霊イグニスである」
「私は〜水の最上位精霊の〜アクアですぅ〜」
「私は風の最上位精霊ウェンティスです。よろしくお願いします」
「私は土の最上位精霊のソルだよ!よろしくね!」
「俺は雷の最上位精霊オスカーだ。よろしく頼む」
「私は光の最上位精霊リヒト。よろしくお願いしますね」
全員の紹介が終わると2人はぎぎぎという音を立てるかのようにこっちを向いた。
「どうしたの?」
「さ、最上位精霊って・・・6人とも?」
「そうだよ。皆最上位精霊だって。俺も聞いた時びっくりしちゃった。」
「もう驚かない・・・もう驚かない・・・」
アシュレイはすごくビックリしてて、クラウディアさんは何やらブツブツ言っている。どうしたんだろ?
その後馬車に揺られていると馬車が止まった。
「到着致しました」
御者さんにそう言われ扉が開けられる。
そして俺が馬車から出ると・・・・・・
そこにはとっても大きな豪邸が広がっていた。大きさはクロスフィード屋敷とほぼ同等と考えていいほどだ。
そしてまず一言・・・・・・
「家ってなんだっけ?」
帰ってきたアルトを出迎えたのはリリスだった・・・が、
「どうしたの?」
リリスは俺の後ろにいるアシュレイ達を見ていることに気がついた。
「そう言えばうちに来るのって初めてだっけ?リリス、この人が俺の婚約者で第1王女のアシュレイ。こっちの人が、アシュレイの側近のクラウディアさんだ。」
するとアシュレイは1歩出て話し始めた。
「こんにちは、アルト君と婚約している、アシュレイです。」
次にクラウディアさんが前に出る。
「私はアシュレイ様の側近のクラウディアです。」
「二人とも、このメイドは俺の専属のリリス。俺が赤ん坊の時からお世話になってるんだ」
俺は未だに固まっているリリスに声をかける。
「リリス?」
「あ!はい!す、すみません。あ、アルト様のせ、専属メイドを務めさせて頂いております!り、リリスと申しましゅ!」
す、すごい緊張してる・・・・・・
まあ、何の連絡も無しにこの国の王女様が来たんだからそりゃ緊張するか・・・・・・
「ごめんね?ちょっと用事があったから、1回帰ってきたんだ」
「そうだったんですね。また出かけるんですか?」
「うん。ハドルフさんから家を貰ってね。その下見に・・・・・・あれ?」
「どうしたんですか?」
リリスは俺の専属のメイドだから、引っ越した後も俺についてくるのか?
「リリス、俺が引っ越すって知ってる?」
「え?なんでですか?!」
やっぱり知らなかったか・・・親父め・・・・・・
俺が家を貰った経緯を話すと納得してくれた。
「そうなんですか・・・」
ん?なんで暗い顔をしてるんだろ?
「どうしたの?」
「いえ、その・・・新しい家でも頑張ってくださいね」
「ん?リリスも行くんだよ?」
「へ?」
「へ?ってだってリリスは俺の専属のメイドなんだから一緒に行くに決まってるじゃん」
「・・・うう、ありがとうございます・・・ぐずっ」
突然泣き出してしまった。
「な!どうしたの?!」
「いえ、てっきりもう要らないと言われるんじゃないかと思ってしまい・・・アルト様はお1人でなんでも出来てしまうので・・・」
ああ、そういう事か。
「俺は1人でなんでも出来るわけじゃないし、リリスを置いていくわけないじゃないか。」
そう言って俺はリリスの頭を撫でる。
「ううっ・・・ありがとうございます・・・」
その後、準備が終わったリリスとあの後、誘ったリヒト達を乗せられる馬車に乗り換え、現在アシュレイとクラウディアさんに全員を紹介している。
「ええっと、どっちから紹介した方がいいかな。じゃあとりあえず、知っているかもしれないけど、この女性がこの国の第1王女で俺の婚約者になったアシュレイ・ベルマーレ。」
「アシュレイです。よろしくお願いします」
「それでこっちの女性はアシュレイの側近をしているクラウディア・フェルマーさん。フェルマー侯爵家のご令嬢だ」
「アシュレイ様の側近を務めております、クラウディアです。」
二人共綺麗な挨拶をした。
「でさっき紹介したけど、俺の専属メイドのリリス」
リリスはまだ緊張しているのか無言のまま礼をした。
「それでこの6人は俺の契約精霊になった精霊だ。」
「我は炎の最上位精霊イグニスである」
「私は〜水の最上位精霊の〜アクアですぅ〜」
「私は風の最上位精霊ウェンティスです。よろしくお願いします」
「私は土の最上位精霊のソルだよ!よろしくね!」
「俺は雷の最上位精霊オスカーだ。よろしく頼む」
「私は光の最上位精霊リヒト。よろしくお願いしますね」
全員の紹介が終わると2人はぎぎぎという音を立てるかのようにこっちを向いた。
「どうしたの?」
「さ、最上位精霊って・・・6人とも?」
「そうだよ。皆最上位精霊だって。俺も聞いた時びっくりしちゃった。」
「もう驚かない・・・もう驚かない・・・」
アシュレイはすごくビックリしてて、クラウディアさんは何やらブツブツ言っている。どうしたんだろ?
その後馬車に揺られていると馬車が止まった。
「到着致しました」
御者さんにそう言われ扉が開けられる。
そして俺が馬車から出ると・・・・・・
そこにはとっても大きな豪邸が広がっていた。大きさはクロスフィード屋敷とほぼ同等と考えていいほどだ。
そしてまず一言・・・・・・
「家ってなんだっけ?」
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