暗黒騎士物語

根崎タケル

ピラミッドの戦い

 暗い曇り空に砂が舞う。
 空が暗いためか砂までも黒くチユキは感じる。
 前にそびえ立つ黒いブラックピラミッドには白く邪眼の紋章が描かれていて、チユキ達を見降ろしている。
 既に先発のマミー兵達は突入している。
 次にチユキ達がピラミッドの内部に入る事になっている。
 チームはチユキとレイジにメジェドとトトナ、それに数名のマミー兵が一緒に来てくれる。
 目指すのはピラミッドの中心部である心臓ハートの間。
 心臓ハートの間を支配した者がピラミッドを支配する事ができる。
 また、心臓ハートの間にある要石キーストーンを取り除けばピラミッドは力を失う。
 そうすればピラミッドを魔法で破壊する事も可能となる。
 だから、取り戻すにしても破壊するにしても心臓ハートの間へと行かなければならない。

「頑張ってね。レイジ。期待しているわ。チユキも気を付けてね」

 イシュティアが魅力的な笑みを私とレイジに向ける。
 ちなみにイシュティアとネルはハルセスとイスデスと共に待機する事になっている。

「トトナん。メジェド。気を付けてなのにゃあ」
「「「にゃああああ!!」」」

 トトナとメジェドはネル王女と猫達に見送られる。
 猫達が尻尾をふりふりして、とても可愛らしい。

(私も猫に見送られたい)

 チユキはトトナとメジェドを羨ましそうに眺める。

「ありがとうネル。無事に戻る。行こう。光の勇者」

 トトナはレイジを促し、チユキ達はピラミッドへと入る。
 ピラミッドの中に入ると中は案の定暗い。

「光よ!!」

 チユキは魔法の光球を複数出す。
 魔法の光球はふわふわと周囲を漂い、行く手を照らしてくれる。
 中は広く作られていて大勢で進んでも狭さを感じなかった。
 先頭は3名のマミー兵、次にレイジとチユキ、最後にトトナとメジェドだ。
 チユキは振り向くと、すぐ後ろをメジェドが歩いている。
 そのためか、チユキはなんだかお尻のあたりがむずむずする。
 ネコミミを付けたメジェドはそんなチユキの様子に首を傾げる。

(うう、駄目だわ。なるべく気にしないようにしないと、そもそも、今はそれどころじゃないし)

 チユキは顔を正面に向けると、メジェドを気にしないように前だけを見て歩く事にする。
 チユキ達が通路を歩くとスケルトンの残骸が沢山転がっている。
 先行したマミー達が倒したのだろう。
 ピラミッドを進むと嫌な気配を感じる。

「何だろう? これ? 前に感じた事があるような?」
「チユキも感じたか。これはロクス王国で感じた気配だ」

 前を進むレイジが私の疑問に答える。
 言われてみれば確かにそんな感じだ。

「もしかして、あの仮面を付けた邪神がいるのかしら? だとしたら危険だわ。また、あの黒い雲が出て来るかもしれない」

 チユキはロクス王国での出来事を思い出す。

「ああ、出て来るかもな。だが、俺達はあの黒い雲の対処法を学んだはずだ」

 レイジの言葉に私は頷く。
 邪神ザルキシスの黒い雲は触れなければ特に問題はない。
 結界を張るか、魔法で壁を作り防げば力を失う事はなく、ようは初見殺しなのである。

「ええ、今の私達なら邪神ザルキシスが出て来ても大丈夫のはず」
「そう言う事だ。チユキ」
「油断はしない方が良い光の勇者。ザルキシスは魔王に敗れ力を失ったとはいえ、元三大邪神の一柱。何をしてくるかわからない」

 チユキの会話を後ろで聞いていたトトナは注意を促す。

「三大邪神? 聞いた事が無いわね」
「知らないの? 黒髪の賢者? かつて魔王と共に私達を滅ぼそうとした神。彼の力により多くの神が死んだと聞いている」

 トトナは不思議そうな顔をする。

(知っていて当然の知識なのかしら?)

 トトナの様子から、チユキはまだまだ、知らない事が多いと思う。

「そうなのかい? トトナ? 三大って事はまだ他にいるのかい?」

 振り向いて聞いたレイジにトトナは頷く。

「残りは蛇の女王ディアドナと凶獣フェリオン。知らないの?」

 トトナの問いにチユキは歩きながら首を振る。
 そもそも、チユキは神々と言えばエリオスの神々だけだと思っていた。
 それが今回ジプシールの神々がいる事にビックリしたのである。

「知らないわ。蛇の女王は聞いているけど凶獣なんて初めて聞いたわ。それにザルキシスだけど今は魔王と敵対しているので良いのよね?」
「それで間違いない。魔王モデスと三大邪神達は仲違いした」

 チユキはトトナの言葉にやっぱりと思う。
 チユキはザルキシスに会い、文献で調べたけど詳しい事はわからなかった。

「なるほどね。まあ仲間割れとか、いかにも魔王の仲間らしいじゃないか。チユキ。疑問に思う必要は無いと思うぜ。」

 考え込んだチユキを見てレイジは言う。
 確かにレイジの言う通りだろうとチユキは思う。
 魔王の凶悪な外見から仲間をただの駒と思っていそうであった。
 それに仲間も内心では魔王を嫌っていたのだろう。
 だから、仲間割れをしても可笑しくはない。

「確かにそうね……。魔王なんて、いかにもスケベそうだもの。自分の色欲を優先して仲間を裏切りそうよね。そうなんでしょ?」

 チユキはトトナを見る。

「どうしよう……。否定できない……」

 トトナは困った顔をする。
 チユキはそんなトトナの様子を疑問に思うが、今は魔王の事を考える暇はない。
 チユキ達は先へと進む。
 しばらくして、チユキ達は戦いの現場に遭遇する。
 マミー兵達と蛇人が指揮するスケルトン達が戦っている。
 スケルトン達はそこまで強くないが、蛇人の戦士は強く、マミー達は少し苦戦している。
 マミーと蛇人は互いのコピシュをぶつけ合い戦う。
 だけど、毒が無効であり、数の多いマミー達の方が優勢である。
 蛇人達は徐々に数を減らしていく。
 かなり、激しく抵抗している所から、この先に重要な施設がありそうであった。
 やがて、戦いが終わり、蛇人の全てが倒れる。

「なかなか、激しい戦いだったみたいだな」
「はい、勇者様。ここからドゥアムトエフの間への通路に入ります。ここまでの罠は解除しましたが、ここからは仲間が進んでいません。注意をお願いします」

 先導するマミーが言う。
 元々このピラミッドはジプシールの物である。
 マミーの中には罠の場所を熟知している者もいる。
 これから向かうドゥアムトエフの間は目的地である心臓ハートの間の進路から外れている。
 先発のマミーは真っ直ぐ心臓ハートの間に向かうので、目の前の脇道は通らない。
 そのため罠が残っている可能性がある。
 ドゥアムトエフの間には人質が捕らわれている。
 ピラミッドの支配を取り戻す事を優先するなら無視をした方が良い。
 しかし、ピラミッドを破壊する必要があるのなら、前もって助けておいた方が良い。
 チユキ達はドゥアムトエフの間へと進む。
 途中罠はなくあっさりとドゥアムトエフの間へとたどり着く。

「えっ!!? 何これ!!?」

 入り口からドゥアムトエフの間の中を見た時だった。チユキは思わず声を出してしまう。
 中の広い空間に様々な種族の者達が鎖に繋がれている。
 スフィンクスに人間、オーガ、ケンタウロス、他の様々な獣人ビーストマンが部屋に押し込まれているのだ。
 部屋の床には不気味に光る魔法陣。
 魔法陣の光りが脈動するたびに鎖に繋がれた者達が呻く。
 彼らの体が徐々に細くなっているように見える。
 中には原型を留めておらず完全に溶けてしまい、元の種族が何だったのかわからない者もいる。

「命を吸っている……」

 トトナは呟く。
 いつも無表情であるトトナもさすがに顔を青くする。
 チユキでも捕らわれた者達がどういう状態なのかわかる。
 理由はわからないが、捕らわれている者達はピラミッドに命を吸われているのだ。
 ドゥアムトエフは胃を守る者という意味である。
 まさに捕らわれている者達は胃で溶かされているのだ。

「許して下さい。女王陛下……。次は失敗いたしません……。ですからどうか許して下さい……」

 それはか細い声だった。
 チユキはその声の主を見た瞬間驚く。
 直ぐ近くにゴーゴンが捕らわれている。
 もしかするとチユキ達を襲った者かもしれない。
 ゴーゴンの体はやせ細り、邪視の力も失っているようであった。

「馬鹿な!!? 奴ら仲間にこんな事をするのか!!?」

 レイジは叫ぶ。
 ゴーゴンは蛇の女王の眷属だ。
 つまり、敵の仲間である。
 そのゴーゴンが捕らわれ、命を吸われている。
 良く見るとラミアもいる。
 失敗した者をピラミッドの養分にしているようだ。

「レイジ君!! 助けましょう!!」
「ああ!! もちろんだ!!」

 レイジは基本的に女性には優しい。
 レイジは剣を抜くと捕らわれた者達の鎖だけを器用に斬り落す。

「急いで!! 生きている者を外に出すんだ!!」

 レイジはそう言うと中に入ると生きているゴーゴンとラミアとスフィンクスを急いで外に運ぶ。
 チユキは「女性だけかよ!!」と思うが、そのツッコミは後にしよう。
 チユキとトトナとメジェドとマミー達は他の捕らわれた者達を助けるべく中に入る。
 命を吸われる感覚があるが短時間なら問題ないようだ。
 マミー達は手で運び、メジェドも背中に捕らわれた者を足できように乗せると、次々と運ぶ。
 ほどなくして生きている者全員を運び出す。

「生きている者はこれだけのようね……」

 チユキは通路に出された者達を見る。
 捕らわれていた者のほとんどが死んでいた。
 生きている者は数名だけである。

「賢者殿。この者達はどうしましょう?」

 マミーの一名はチユキに聞く。
 捕らわれた者を先には連れて行けず、またここに置いておくこともできない。
 彼らの体はやせ細り救援が必要だろう。

「貴方達は救援を呼んで外に運び出して。後は私達だけで行くわ。レイジ君もそれで良いわよね?」
「ああ、もちろんだ」
「わかりました。お気をつけて下さい。」

 マミー達は捕らわれた者達を連れてきた道を戻る。
 ここでマミー達とはお別れであった。
 ここからはチユキとレイジ。そして、トトナとメジェドの四名で進む。
 チユキ達は心臓ハートの間を目指す。

「もうすぐハピの間。心臓ハートの間へ行くにはここを通る必要がある。行こう」

 トトナが言うとチユキ達は先に進む。
 トトナが言う通りしばらくすると広い空間に出る。

「良く来たな勇者。待ってたぜ」

 ハピの間の奥にいた者がチユキ達を見て声を掛ける。
 長い槍を持った赤い髪の男だ。

「蛇の王子ダハーク!!」

 チユキは思わず叫ぶ。
 そして、その横には腐敗と疫病の女神ザファラーダが立っている。
 ザファラーダの後ろには顔の良い男性達。
 その雰囲気から人間ではないだろうとチユキは思う。
 おそらくは吸血鬼であった。
 ダハーク達の足元を見るとマミー達であろう残骸が散らばっている。
 中には黒く溶けているマミーの残骸もある。
 先行したマミー達は全滅したようであった。
 マミーは決して弱くはないが、ダハークが相手では分が悪い。

「一騎打ちだ!! 光の勇者!!ザファラーダよ、後ろの女共が邪魔しないように見張っていろ!!」
「わかったわ。ダハーク」

 ダハークがレイジに槍を向けると、ザファラーダが妖艶な笑みをチユキ達に向ける。

「ああ良いぜ。返り討ちにしてやる」

 そう言ってレイジは両手に剣を構える。
 レイジとダハークが部屋の中央へとゆっくり進み対峙する。

「ふん!! 前は邪魔が入ったが、ここでなら存分に戦える!! ピサールの毒槍の養分にしてやる!!」

 そう言うとダハークは槍を繰り出す。

(速い!!)

 チユキはダハークの速さに驚く。
 ダハークの槍はチユキの目には見えなかった。
 しかし、レイジには見えているのだろう。
 レイジは身をよじって躱す。
 その時レイジの肩の鎧を槍がかすめる。

「何!!?」

 レイジは驚いた声を出す。
 槍がかすめた個所から黒い煙が上がる。
 溶けているのだ。

「このピサールの毒槍の刃は触れるだけで腐らせる!! アダマントで出来た防具でなければ鎧だって腐らせる事が可能なんだよ!!」

 そう言うとダハークは次々と槍を繰り出す。
 アダマントは宝石で出来た魔法の武器防具の事である。
 作る事は難しく、エリオスの神々ではヘイボスしか作る事ができない。
 レイジはダハークの攻撃を右手の剣で器用に防ぐ。
 レイジの右手の光輝の剣クレイヴ・ソリッシュはアダマントだが、新しく手に入れた左手の剣は魔法合金オリハルコン製である。
 左手の剣ではピサールの毒槍は防ぐことができない。

「何とか助けられないかしら」

 チユキは両者の戦いを見て横槍を考える。

「確かに。だけど彼女が黙っていない」

 トトナはザファラーダを見て言う。
 ザファラーダは油断なくこちらを見ている。
 チユキ達が動こうとすればザファラーダも動くだろう。
 先程から甘い匂いがする。
 空中を見ると黒い薔薇の花びらが宙に舞っている。
 匂いは花びらからだ。
 この花の香りはおそらく毒だろう。
 チユキは一応このピラミッドに入る前に毒対策は済ませてある。
 しかし、なるべく吸わない方が良さそうであった。

「やるじゃねえか!! 俺も本気を行くぜ!!喰らえ槍蛇ヤクルス!!」

 ダハークは自身の髪の一部をむしるとレイジに投げる。
 投げられた髪の一本一本が空中で翼のある蛇へと変わる。
 その蛇の頭には槍の穂先のような刃がついている。まさに槍蛇だ。
 槍蛇ヤクルス達は空を飛びレイジに襲い掛かる。
 数が多い上にダハークの槍もあるのでレイジは躱すのがやっとであった。
 チユキは我慢ができなくなり、飛び出そうとする。
 しかし、メジェドがチユキの前に立ち行く手を塞ぐ。
 メジェドはチユキを見て首を振る。
 チユキはメジェドを見る。まだ大丈夫だと言っているみたいであった。

「全ての野獣を平伏させ!!炎たつ日輪より出でよ!!光の聖犬ファリニシュ!!」

 レイジはダハークと槍蛇ヤクルスの攻撃を躱しながら、光の中位精霊を呼び出す。
 レイジの体から光輝く一匹の犬が出て来る。
 呼び出された光の聖犬ファリニシュは素早い動きで槍蛇ヤクルスを叩き落としていく。
 これでレイジはダハークの攻撃に集中する事ができる。

「やるじゃねえか!! 光の勇者!! ならばこれならどうだ!! ムシュマッヘの蛇頭!!」

 ダハークは大きく叫ぶ。
 すると、ダハークの両肩から蛇の頭が生えてくる。
 槍に加え蛇の頭がレイジを襲う。

「へえ!! 中々面白い手品じゃないか!! 蛇の王子!!」

 レイジは笑って言う。

(嘘!? レイジ君、笑っている!? 信じられない。こんな時でも笑っていられるなんて。前から思っていたけど頭のネジが飛んでいるわ)

 チユキは呆れた顔でレイジを見る。
 チユキは長く一緒にいるけど未だにレイジを理解できなかった。
 レイジに負ける気はない。
 レイジとダハークの攻防は続く。
 どちらも譲らない。無限に続きそうであった。

「行くぜ!! 閃光烈破!!!」

 一瞬の隙を突きレイジは光速の剣を放つ。

「何!! 馬鹿な!!」

 光輝の剣クレイヴ・ソリッシュ魔法合金オリハルコンの剣がダハークの体を斬り刻む。
 そのまま後ろに倒れるダハーク。
 明らかにレイジの勝ちである、後はザファラーダだけだ。

「蛇の王子は死んだ。どうだい? まだやるかい?」

 勝ち誇った顔でレイジはザファラーダに剣を向ける。

「あのダハークを倒すなんてね。本当に強いわね。でも本当に終わりなのかしらね?」
「何?」

 レイジが首を傾げた瞬間だった。

「かかったな!! 光の勇者!! 輪廻蛇の循環ウロボロスリジェネーション!!」

 叫び事と共にダハークは起き上がる。
 レイジに斬り刻まれた傷が一瞬で元に戻っている。
 瞬時に回復したダハークは槍を振るう。
 ザファラーダの方を向いているレイジは完全に後れを取ってしまう。

「死ね!! 光の勇……!?」

 しかし、ダハークの槍はレイジに届く事はなかった。
 突然ダハークが吹き飛んだのである。
 壁にぶつかったダハークが呻く。
 今度こそザファラーダは信じられないと言う顔になる。
 見るといつのまにかメジェドがレイジの側に立っている。
 メジェドは一瞬で間合いを詰め、ダハークを突き飛ばしたのである。

「何者だ!? 手前!!! この布野郎が!!」

 ダハークが起き上がると槍を掲げて、メジェドに襲い掛かる。

「俺を忘れるな、蛇の王子!!」

 今度はレイジが横からダハークを攻撃する。
 光輝の剣クレイヴ・ソリッシュがダハークの体を斬り裂く。
 再び倒れるダハーク。
 レイジは再び一瞬で再生して反撃するのではと思い警戒して追撃しない。

「くそ!! くそが!!」

 血を吐き、呻くダハーク。
 ダハークは先程のように再生する様子がない。
 何度も使えない様子であった。

「ダハーク!! 魔血霧イビルブラッドミストよ!!」

 ザファラーダの体から赤い血のような霧が吹き出す。
 レイジとメジェドが後ろへと逃れる。
 赤い霧がダハークを覆い前が見えなくなる。
 そして、霧が消えた時。ダハークとザファラーダの姿はない。

「どうやら、トドメを刺せなかったようだ。惜しかった」

 レイジは呟くと厳しい目つきでメジェドを見る。

「トトナ。こいつは何者なんだ?」

 レイジはメジェドを指してトトナに聞く。
 それはチユキも知りたかった。
 先程のメジェドの動きは尋常ではない。
 レイジを助けてもらった事に対して、お礼を言いたいが、それよりもチユキは正体が気になるのであった。

「駄目。教えられない。それよりも先に進むべき。心臓ハートの間はすぐこの先」

 トトナはレイジの言葉に首を振り、進む方向を見る。
 メジェドの正体を言う気は無いようだ。
 トトナの様子にレイジもそれ以上は聞けなくなる。
 色々と気になる事はあるが先に進むしかないようだとチユキは思う。
 チユキは心臓ハートの間へと続く道を見るのだった。

★★★★★★★★★★★★後書き★★★★★★★★★★★★

更新です。
年始は忙しくて、更新は今日になりました。
ピラミッドの中での戦いをもっと書こうかなと思ったのですが、少なくなりました。
レイジ対ダハークの戦いはなろうでは不評でしたが、そのまま残しました。

コメント

  • 眠気覚ましが足りない

    ※再読による感想です。


    読者側は知ってるけど、ここでトトナの言う魔王と三大邪神の仲違いって、魔王がエリオス側になったことなんだよなぁ。
    もしここで、トトナが仲違いしたってセリフの方を魔王じゃなくてモデスって呼んでたら、それはそれで良い感じに疑惑を持たせられそうです。
    ま、チユキはポンコツなので気づけないでしょうけど。

    0
  • ラピュタ

    ダハくーーーん‼️

    0
  • 眠気覚ましが足りない

    更新お疲れ様です。

    自分は年始の忙しさがようやく落ち着いてきました。
    だから今日まで更新に全く気づかなかった( ̄□|||!!


    ところで思い出せないのですが、

    トトナはモデスが追放された原因が冤罪だと知らないのでしたっけ?
    確か、彼女が記した、ナルゴルの子とミナの子の戦いからエリオスの衰退までの書物(タブレット)には、モデスはレーナ主動で追放された、とありましたけど。

    0
  • 根崎タケル

    更新です。
    年始はやっぱり忙しいです。

    ハヤト様、指摘ありがとうございます。
    修正しました。

    1
コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品