俺の許嫁は幼女!?
99話 俺と美優の関係は甘々です?
美優と一緒に喫茶店でキャンペーン商品を待つこと5分。
今さっきのお姉さんがトレイに大きなコップに注がれたジュースを持ってきた。
「お待たせしました。こちらが当店のキャンペーン商品『2人は甘い蜜の味』です。」
なんですか、その商品名は。
もう名前からしてヒヤヒヤするのだが………
俺たちの前に置かれたのは大きなコップにジュースが注がれそれに二人用のハート型のストローが付いていた。
美優の方をチラッと見てみると美優は、目を輝かせてその商品を見ていた。
「2人で一緒にストローに口を付けて飲んでください。」
お姉さんは、そう言うとお辞儀をして厨房の方へ戻った。いや、完全に戻ってない。俺たちの様子を見届けてる。
俺は、どうしたものかと考えていると美優が早速ストローに口を付けて俺の方を見た。
「さぁ、お兄ちゃんもストローに口を付けてください。」
「な、なぁ、これってもしかしなくてもカップル専用のキャンペーン商品なんじゃないか?」
「そうかもしれませんねー。ですが、ここに出されたということは私とお兄ちゃんがカップルに見えたということです。出された以上、飲まないと作ってくれた店の人に悪いですよ。」
「まぁ、確かにそうだが………今からでも俺たちはカップルじゃないって教えて普通のストローを2本もらったほうが早いんじゃないか?」
「さぁ、早く飲みますよー。」
「話聞けよ!」
ってか、まず、俺と美優がカップルに見えるものなのか?普通は兄弟とかに見られると思うんだが………
「もしかして、美優、お前なんかこの店にした?」
「ぎくっ!」
「口でぎくって言ってるぞ!その反応、めちゃくちゃ怪しいからな!?」
「な、何もしてませんよ〜?」
「もう今から何言っても誤魔化されないよ。」
「………………」
美優は、ストローから口を離し俯いた。
い、言い過ぎたのかな?ま、まぁ、少しくらいなら飲んでもいいよな?それで満足してくれるよな?
「美優…………」
「お兄ちゃんは、言いました。」
「ん?」
俺が美優に話しかけようとした瞬間、美優は、下を向いたまま話し始めた。
「お兄ちゃんは、私の言うこと、なんでも聞いてくれるって言ってくれました。違いますか?」
美優は、そう尋ねると顔を上げて鋭い目で俺を見た。
「うっ、た、確かに言った。」
「ですよね?なら、なぜいきなり私のお願いを断ったのですか?それは少し違うのではありませんか?本当ならキスのひとつでも頼んで良かったのですよ?でも、さすがにそれはお兄ちゃんが嫌だと思ってこれにしたのです。お兄ちゃんのためを思ってここにしてあげたのになぜ、断るようなことをするんですか?」
やばい。美優の目に光がない。これは前にも見た事あるな。美優と一緒に車で美優の家に行っている時の途中の車内で見たあのヤンデレ状態だ。これ名前をつけるなら「黒美優」。まぁ、普段が白いかどうかと言われると首を傾げてしまうが。
「わ、分かった。分かったから。ほら、飲むぞ。」
俺は、そんな美優に少し恐怖を覚え思わずストローに口を付けた。
「最初からそうしていればいいんです。それでは、飲みますよ。」
美優は、機嫌が戻ったのか笑顔でストローに口を付けた。
結構近いな。美優の甘くて良い香りがこっちまで来る。それに喋る時に吐息まで聞こえてしまうくらいだ。
「それではいきますよ。せーのっ!」
俺は、美優の掛け声と共にジュースを飲んでいく。美優もジュースを飲む。これ、傍から見たらどんな光景なんだろう。明らかに俺、変態扱い受けてるよな?
俺たちは、その後ストローから口を離すことなく一気にジュースを飲み干した。
「ふぅ、結構量多かったな。」
「そうですね。でも、お兄ちゃんと恋人っぽいことが出来て私は満足です。」
「そうか。なら、買い物の続きに行くか。」
ここでも周りの視線が痛すぎる。まぁ、あんな事をやったんだ。仕方ない。
俺は、美優を促しレジで会計を済ませようとする。
「あっ、お兄ちゃん、ここは私が払いますよ。私から誘ったんですから。」
美優は、そう言って財布を取りだした。
「ダメだ。こういうのは俺が奢るもんなんだよ。」
「ですが………」
「良いって。気にすんな。」
「………分かりました。ありがとうございます。」
美優は、そう言うと財布をポケットしまった。
俺は、それを確認して勘定を済ませて喫茶店から出る。
「さて、買い物の続きをするか……と言ってもまだ何も買ってないけどな。」
「あの、お兄ちゃん、買い物の時は私がちゃんと払いますからね。」
「ん〜……でもなぁ、なんか、美優みたいな小さな女の子に買わせると罪悪感が半端ないし、周りの目もすごい気になるんだよな。」
「そうなのですが……私、お母さんから買い物用のお金をちゃんと貰っているんです。」
「あ、そうなのか。」
でも、どうなんだ。買うところを見る限り美優のお金で買ってるように見えるよな。
俺が腕を組み首を傾げて悩んでいると美優から1つ提案された。
「でしたら、このお財布はお兄ちゃんが持っていてください。そして、会計の時はそのお金で買ってくださいね。」
「あ、ああ、それなら別に変に見られないか。分かった、大事に預からせてもらうよ。」
「はい。」
美優から財布を貰うとすぐさま俺の手を美優が繋いできた。
「ふふっ、それでは行きましょうか。」
美優は、そう言って俺を引っ張る。
それから俺と美優は、明日に向けての買い物をしていったのだった。
今さっきのお姉さんがトレイに大きなコップに注がれたジュースを持ってきた。
「お待たせしました。こちらが当店のキャンペーン商品『2人は甘い蜜の味』です。」
なんですか、その商品名は。
もう名前からしてヒヤヒヤするのだが………
俺たちの前に置かれたのは大きなコップにジュースが注がれそれに二人用のハート型のストローが付いていた。
美優の方をチラッと見てみると美優は、目を輝かせてその商品を見ていた。
「2人で一緒にストローに口を付けて飲んでください。」
お姉さんは、そう言うとお辞儀をして厨房の方へ戻った。いや、完全に戻ってない。俺たちの様子を見届けてる。
俺は、どうしたものかと考えていると美優が早速ストローに口を付けて俺の方を見た。
「さぁ、お兄ちゃんもストローに口を付けてください。」
「な、なぁ、これってもしかしなくてもカップル専用のキャンペーン商品なんじゃないか?」
「そうかもしれませんねー。ですが、ここに出されたということは私とお兄ちゃんがカップルに見えたということです。出された以上、飲まないと作ってくれた店の人に悪いですよ。」
「まぁ、確かにそうだが………今からでも俺たちはカップルじゃないって教えて普通のストローを2本もらったほうが早いんじゃないか?」
「さぁ、早く飲みますよー。」
「話聞けよ!」
ってか、まず、俺と美優がカップルに見えるものなのか?普通は兄弟とかに見られると思うんだが………
「もしかして、美優、お前なんかこの店にした?」
「ぎくっ!」
「口でぎくって言ってるぞ!その反応、めちゃくちゃ怪しいからな!?」
「な、何もしてませんよ〜?」
「もう今から何言っても誤魔化されないよ。」
「………………」
美優は、ストローから口を離し俯いた。
い、言い過ぎたのかな?ま、まぁ、少しくらいなら飲んでもいいよな?それで満足してくれるよな?
「美優…………」
「お兄ちゃんは、言いました。」
「ん?」
俺が美優に話しかけようとした瞬間、美優は、下を向いたまま話し始めた。
「お兄ちゃんは、私の言うこと、なんでも聞いてくれるって言ってくれました。違いますか?」
美優は、そう尋ねると顔を上げて鋭い目で俺を見た。
「うっ、た、確かに言った。」
「ですよね?なら、なぜいきなり私のお願いを断ったのですか?それは少し違うのではありませんか?本当ならキスのひとつでも頼んで良かったのですよ?でも、さすがにそれはお兄ちゃんが嫌だと思ってこれにしたのです。お兄ちゃんのためを思ってここにしてあげたのになぜ、断るようなことをするんですか?」
やばい。美優の目に光がない。これは前にも見た事あるな。美優と一緒に車で美優の家に行っている時の途中の車内で見たあのヤンデレ状態だ。これ名前をつけるなら「黒美優」。まぁ、普段が白いかどうかと言われると首を傾げてしまうが。
「わ、分かった。分かったから。ほら、飲むぞ。」
俺は、そんな美優に少し恐怖を覚え思わずストローに口を付けた。
「最初からそうしていればいいんです。それでは、飲みますよ。」
美優は、機嫌が戻ったのか笑顔でストローに口を付けた。
結構近いな。美優の甘くて良い香りがこっちまで来る。それに喋る時に吐息まで聞こえてしまうくらいだ。
「それではいきますよ。せーのっ!」
俺は、美優の掛け声と共にジュースを飲んでいく。美優もジュースを飲む。これ、傍から見たらどんな光景なんだろう。明らかに俺、変態扱い受けてるよな?
俺たちは、その後ストローから口を離すことなく一気にジュースを飲み干した。
「ふぅ、結構量多かったな。」
「そうですね。でも、お兄ちゃんと恋人っぽいことが出来て私は満足です。」
「そうか。なら、買い物の続きに行くか。」
ここでも周りの視線が痛すぎる。まぁ、あんな事をやったんだ。仕方ない。
俺は、美優を促しレジで会計を済ませようとする。
「あっ、お兄ちゃん、ここは私が払いますよ。私から誘ったんですから。」
美優は、そう言って財布を取りだした。
「ダメだ。こういうのは俺が奢るもんなんだよ。」
「ですが………」
「良いって。気にすんな。」
「………分かりました。ありがとうございます。」
美優は、そう言うと財布をポケットしまった。
俺は、それを確認して勘定を済ませて喫茶店から出る。
「さて、買い物の続きをするか……と言ってもまだ何も買ってないけどな。」
「あの、お兄ちゃん、買い物の時は私がちゃんと払いますからね。」
「ん〜……でもなぁ、なんか、美優みたいな小さな女の子に買わせると罪悪感が半端ないし、周りの目もすごい気になるんだよな。」
「そうなのですが……私、お母さんから買い物用のお金をちゃんと貰っているんです。」
「あ、そうなのか。」
でも、どうなんだ。買うところを見る限り美優のお金で買ってるように見えるよな。
俺が腕を組み首を傾げて悩んでいると美優から1つ提案された。
「でしたら、このお財布はお兄ちゃんが持っていてください。そして、会計の時はそのお金で買ってくださいね。」
「あ、ああ、それなら別に変に見られないか。分かった、大事に預からせてもらうよ。」
「はい。」
美優から財布を貰うとすぐさま俺の手を美優が繋いできた。
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