最強の女神様が行く!無敵のTS異世界スローライフ!!?

二次元を夢見る学生

13話 クリスマス本番! そして全力の鬼ごっこと...

そして次の日。
自分は学園の体育館で教師席の方から見ていたのだが途中で眠くなってしまい、寝ていた。そしてしばらくして...

「先生。先生。そろそろ出番ですよ」
「んう...?」

揺すられて起きた。そして起こしてくれた人の方を見ると、そこにはライズがいた。しかしそこでちょっとしたことを思い付いた。というわけで実行あるのみである。

「んにゅ...」
「先生...起きてくださいよ...」

若干困り顔でありつつもライズは顔を赤くしていた。忘れがちかもしれないが、リュウは神が創ったとしか思えないほどの美形である。
しかも今は寝起きで目を擦りながら、眠気を追い払っているところである。
それを回りの先生や生徒が見て顔を赤くしているのに、ライズは更に近くで見ているのである。それでも起こそうとしているのはまとめ役としてなのか流石だが...この先生女神はそれで終わるはずがない。
そしてリュウはまだ寝ぼけた目でライズの方を向き...

「...ていっ」
「ちょ!?」

顔を両手で掴んでから自身の顔に近づけた。それはもうキスをするのではないかという位に。具体的に言うと口同士が付くまであと5センチほどである。
実にうらやま...ではなくけしからん事になりそうだがライズはそれどころではない。
目の前には一点の曇りもない汚れなき黒色の目に神によって創られたとしか思えない美貌。そして薄紅色の唇がすぐ近くにあるのだ。
そしてとどめは...

「...ライズ君?」

そう。甘えるような声で名前を呼ばれたことだった。当たり前だがリュウはもちろん美声である。しかもそれは恋愛ゲームとかでしか聞かないような可愛いとしか言えない声。更に言えばリュウは妹ボイスも可能である。
そんな声で言われたらどうなるかというと...

「せっせせせせっせせっせ先生!?」
「.........」

慌てるのが普通である。しかも顔を真っ赤にしながら。なお回りの女子生徒は黄色い声で何か言っており、男子生徒は地面に拳を叩きつけている。
しかもまだリュウはまだ顔を離さない。
そして数秒後...

「...おはよ。ライズ君」

と言った。しかも笑顔で。それを間近で見たライズは...

「.................」

完全に固まっていた。
そして手を離し立ち上がりながらリュウは言った。

「じゃあ行こっか」

そしてステージの控え室の方に歩いていった。
そして数秒後にはライズが動き出したが...

「......!?」

何があったか分からないような感じでありつつもリュウのあとをついていった。ちなみに行く途中で鼻血を滴ながら行ってたそうな...



そしてステージでは他のクラスの発表が終わり...Sクラスのイベントを開始しようとするところだった。

「では次はSクラスのイベントを開始します!説明をどうぞ!」

と司会者に言われてリュウは説明を始めた。
...しかしこの司会者。適当では?
と話がそれたが、リュウは説明をしていた。といっても鬼ごっこの説明なので、ある程度は省く。

「そしてこれのルールで違うのはそれぞれの手元に渡していたそのバッジよ。それは捕まっていない時は緑色だけど、捕まると赤色になるわ。そして一度捕まったらそれで終了となる」

「そして見事最後まで逃げ切れた者は賞金として小金貨三枚を贈呈よ」

そういった瞬間体育館は盛り上がった。小金貨三枚と言えば日本円に直すと三十万である。それを鬼ごっこで逃げ切れば貰えるのだから盛り上がらないはずがない。そして更には...

「今回の鬼ごっこでは鬼は私一人よ。そして魔法の使用は禁止で行うわ。また場所はこの学園ならどこに逃げても構わないわ」

と言ったのだ。その結果更に盛り上がりを見せる。それも当たり前だろう。
この学園の生徒の人数は150人以上いるのだ。それをたった一人。しかもこのかなり広い学園内で捕まえなくてはいけない。それでは普通は全員捕まえる事は無理である。更には...

「それと開始してから2分間の間は私はここから動かないわ。その間自由に逃げてちょうだい」

「制限時間は30分。その間逃げきれたら勝ちよ」

こう言ったのだ。そうなれば生徒達は思う。
これは確実に誰かは逃げ切れるだろうと。
普通なら誰でもそう思うし、実際先生側の体力が持たないのが普通である。
そう思いながら生徒達は勝利を確信していた。
そう...Sクラスの生徒達以外は...





「それでは...鬼ごっこ開始っ!」

そう言った途端に生徒達は逃げ始めた。そして数十秒後には体育館から生徒がいなくなっていた。
そうすると他のクラスの先生が聞いてきた。

「あの...これ大丈夫ですか?」
「ん?何が?」
「いやだって...これ絶対生徒達が勝ちますよね?」

そう言った先生に他の先生も同意していた。
普通なら生徒全員を捕まえる事は一人では不可能と言って良いだろう。
しかも広い校内で最初に二分の猶予を与えている。
これでは確実に勝てない。
普通ならそうである。
だが...

「そうとも限らないわよ」

そうリュウは言った。先生はこの返答に戸惑いを隠せずにいたが、次の瞬間に理解した。

「じゃあそろそろ二分経つから行くわね」

そういった瞬間にリュウの姿は無かった。
あくまでもリュウは走っただけだが流石はステータスerrorである。
ただ走るだけでもその速度はまさに瞬間移動どころか音速を余裕で越えている。
そのために先生達は確信していた。
ああ...これは無理だわ...と。
ちなみにこの時、ティアは気配遮断で隠れながらリュウを応援していた。
小さく「ファイト~...」と微笑みつつ。






そしてリュウが動き出した時、生徒達はこんな話をしていた。

「いくらなんでも舐めすぎじゃね?」
「だよなー...流石に全員捕まえるのは無理だって」
「まあ良いじゃん。これで小金貨三枚だぜ?美味しい臨時収入よ」

そう笑いながら走っていた。だが後ろから他の生徒が走ってきていた。
しかも慌てながら。

「おい!急いで全力で逃げろ!」
「ん?何でだ?それにどうしてそこまで急いでるんだよ」
「今やべえ速度で捕まり始めている!もう三分の一は捕まった!」
「はぁ!?まだ先生が捕まえに来はじめて30秒だろ!?」
「マジだ!とにかく急げ!!」

そう言ってきたのを聞き生徒は焦った。そして次の瞬間...

「はい タッチ」

と耳元で聞こえた瞬間に軽く叩かれた感覚と同時にバッジが赤くなった。

『嘘ォ!?』

と二人の生徒は言ってた。
そして前を見るといつもどうりに白衣を着たリュウがおり、こう言った。

「油断は禁物よ。お二人さん?」

とウィンクしながら。そして次の瞬間にはいなくなっていた。
そして二人は顔を見合わせながら言ってた。

『......これは勝てねえわ』

と。






そして数分後...
リュウは体育館に戻ってきた。それを見た先生はどうしたのかと思い聞くと、こう言い返した。

「もう全員捕まえたわよ」

と言われて驚いていたが少しすると生徒達が戻ってきた。
そして全員が口を揃えて言った。


『あれは無理だ』



と。


『ではこれでクリスマスの学園イベントを終わりに...』
「待った」

そしてイベントは終わるはずが....ここで待ったをかける人が出た。
もちろんリュウである。

『どうしましたか?リュウ先生』
「ちょっと生徒は全員体育館の外に出て貰って良いかしら?出来れば先生も」
『おやまだ何かあるんですか?』
「ええちょっとね」
『では全員出ましょうか!』

と言いながら生徒達と先生全員が外に出てから十分後...


「良いわよー」

と言われたので体育館の扉を開くと...


『わぁ...!』



と声があがった。そこには沢山のテーブルに乗ったケーキやチキンなどの料理があった。
おまけにクリスマスみたいな飾り付けもしており実に綺麗である。


「流石に何にも無しはあれだから、これは私からのクリスマスプレゼントよ!皆好きに食べてちょうだい!!」

とステージの方から声が聞こえ、そっちに目を向けると...
なんとサンタの格好をしたリュウがいた。
しかもけっこう露出が多いのである。
そう露出が多いのである。
リュウはただでさえプロポーションが抜群で胸も大きい。
もしそんな体で露出が多いサンタ服なんて着たら何が起こるかというと...


『おうふっ』


男子生徒全員が若干前屈みになるようなことが起きる。
なお女子生徒達の目は冷たい。

そんな感じで学校のクリスマスイベントは盛り上がり、終わった。
そしてリュウとティアは家に帰った。

「...ご主人様マスター楽しそうだった...ね」
「ん?ティアも楽しめば良かったじゃない」
「...人が多いところは...苦手...」
「あら...そうなの」
「ん...」
「...でもそれなら丁度良かったかもね」
「...?」
「ちょっと待っててね」

そう言いながらリュウは電子レンジ...というか魔力レンジが正しいがレンジからチキンを取り出しながら、持ってきた。

「...ご主人様マスター?これ...」
「ふふ。もちろんケーキもあるわよ。しかも私の手作り」
「...いいの?」
「だって羨ましそうにしてたじゃない。だから二人だけでのクリスマスよ」
ご主人様マスター....!」

そうティアは嬉しそうにしながら言った。
そしてグラスにジュースを注ぎ...

「じゃあティア」
「うん。ご主人様マスター...!」

二人はグラスを持って言った。




「「メリークリスマス」」



























あとがき

はいと言うわけでクリスマス回です!
...なんかあまり完成度低いような...と思いつつ自分はボッチクリスマスを過ごしてます。
皆さんはどうでしたか?
今年もあと僅かですがお互い悔いが無いように過ごしましょう!
自分も頑張って更新していきますので生暖かい目で見守ってくれればと思います。では...


メリークリスマス!!



























「いや更新遅くね?」
「....テヘッ★」
「(無言の腹パン)」
「ぐほぇ!?」

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コメント

  • 破壊神フラン

    頑張ってください・・・

    2
  • なすびo(`・ω´・+o)

    面白いのでこれからも頑張ってください

    2
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