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最強の女神様が行く!無敵のTS異世界スローライフ!!?

二次元を夢見る学生

5話 冒険者登録の試験 そして絡んできた冒険者を瞬殺(殺してません)

国に着き、ミラとロアル王と別れた後に自分は冒険者ギルドに向かっていた。
そこでやることと言えばまあ冒険者登録だよね。あと別れる際にロアル王に書いてもらった推薦書を持っている。これを渡したら試験をすぐにさしてもらえるらしい。なお通常は試験を希望し数日後に試験を行うらしいがこれを持っているためすぐに試験を受けれるが...これ俺が欲しいと言ったわけではなく王が登録するなら...と持たせてくれたものだ。
なんというか...うん心配なのかな?特に何か金とかを要求したわけでもなく情報を欲しいと言っただけだから実質向こうは無償だしな。
ちなみにお金の単位はこうなっているらしい。


小銅貨=10円
大銅貨=100円
小銀貨=1000円
大銀貨=10000円
小金貨=10万円
大金貨=100万円
白銀金貨=1000万円

となっている。
何で調べたって?<オールスキル>の中に<世界情報閲覧>アーカイブというものが有ったからそれで調べられた。これは滅多に持っている人がいないらしく、またこのスキル自体にもランクがありそれによって見れる情報量が変わってくるらしい。ちなみに自分のは<超越級>ってなってた。通常はFランクとかみたいに書かれているらしいが...自分は<超越女神>故かこの世界の全ての情報を見ることが出来た。まあ基本はあまり使わないかな...使いすぎても面白くなさそうだし。


それから約10分後にギルド前に着いた。両開きのドアを開ける前に一回深呼吸してドアに手をかける。いやあ、なんかこういうのって緊張するよね。えっしない?あっそう...
そして俺はドアを開けてギルド内に入った。



そこはかなりの冒険者がおり、とても賑わっていた。手前側の飲食スペース?のところでは酒を飲んでいたり飯を食っている人が多くどんちゃん騒ぎをしているところもあった。奥のカウンターでは素材を渡して報酬を受け取っている人もいれば依頼を受けている人もいた。
自分はとりあえず飲食スペースのところを通りすぎ、奥のカウンターに向かい一人の受付嬢の前に行った。落ち着いた感じの美人である。

「いらっしゃいませ。見ない顔ですが試験ですか?」

と言われた。やっぱり落ち着いた感じである。とりあえずロアル王から渡された推薦書を渡す。

「試験で。あとこれを」
「...!少々お待ちを」

そして何かを察したのか奥の方に行き誰かと話している。そうして受付で待っていると急に話しかけられた。

「おいおいそこの嬢ちゃん。さっきの手紙...どうしたんだ?」

振り返ってみると図体がでかい男の冒険者がいた。

「どうしたって...貰っただけよ?」
「おいおいさっきの手紙の印は王城の物だ。前に見たことがあるから俺はわかるんだぜぇ?おおよそそのでかい胸でも使って誘惑して貰ったんだろう...?悪い子だなぁ...ちょっとこっちにこいや...その体にやって良いことと悪いことを教えてやるからよぉ?」

そう言いながら気持ち悪い笑顔を向けながら近づいてくると受付の方から声がかかった。

「おいそこら辺で終わりにしときな。じゃないと最悪奴隷送りにするぞ」
「ああ?おいおいギルマスさんよぉ。俺はこの悪い嬢ちゃんに...」
「いいからさっさと離れろ。俺が直々に相手してやってもいいんだぞ?」

どうやらギルマスらしくさっき気持ち悪い笑顔を向けてきた冒険者に制止の声を向けていた。とりあえず試験の事を聞くか...

「貴方がギルマスね?私はリュウよ。ところでギルマス直々に来たということは試験は今からしていいのね?」
「ああ、それに関しては大丈夫だ。今から試験場に行きたいが...」
「おいおい無視すんなよ!!」
「このバカをどうにかしないとな...」

あー確かにこのバカはうるさいな。ちなみにさっきからチラチラこっちの胸を見てる。すっげえ気持ち悪い。こんな気分になるのな。胸を見られるって。

「ねえギルマスさん?」
「俺はロイドだ。でなんだ?」
「ロイドさん?このバカって実力はどうなの?」
「実力自体は一応Cランク位はあるんだが...いかんせん態度がな...」
「ふーん...じゃあこの人を試験の相手にしちゃえば?一応実力自体はあるっていうなら」
「ん?あんたそれでいいならいいが...」
「おいおい良くないだろ!?こっちには何もメリットがねえんだからな!」

このバカがわめいている。というか声でかいしうるさい...

「じゃあ金でいいか?少しなら出してやれるぞ?」
「そんなんじゃあやだねえ!もっと別のが欲しいんだ!例えば...お前の体とかな!!」

そう言いながら俺を指差す。ええ...これテンプレやないすか...楽しくなってきましたねえ...

「はあ?そんなのが許されるわけ...」
「良いわよ?」
「...はあ?」
「別に良いって言ってんの。ただまあ...あくまでも試験で戦って勝てたらの話だけどね?」
「ああ!それでいいぜえ!後でじっくり楽しんでやるよ!!」

そう言いながらさっきのバカは試験場に歩いて行った。そしてギルマスのロイドがこっちを向いた。

「はあ...茶番に付き合わせてしまってすまんな」
「別に良いわよ。あれがいつもの感じなんでしょう?」
「ああ...実力自体は本当にあるんだがなぁ...ところで本当に平気か?あんたが負けるようには見えんが...」
「ええ大丈夫よ。あんな奴に負ける確率なんて万が一にも無いわ」

そういうとロイドがスキル<ステータス鑑定>を使ったらしく目が若干光ったが俺のステータスは全部errorなので閲覧することが出来ない事になっている。

「...大丈夫そうだな。本当に」
「平気って言ってるじゃない。でも...乙女の秘密を勝手に覗こうとするのは頂けないわよ?」
「...本当に何者だ?あんた...あの手紙にも敵対だけはしない方が良いって書かれてたし...」
「あの王そんなこと書いていたの...まあそれは正解ね。敵対しない方が身のためよ...?」
「ああそうするよ...あんたとは末永くやりたいものだ...」

そう言いながら試験場に移動する。




そして移動した試験場は闘技場みたいな形をしていた。真ん中の戦う舞台は円形になっている。そしてそこにはさっきの冒険者バカがでかい斧を持って立っていた。

「やっと来たか!待ちくたびれたぜぇ?」
「別にどうでもいいでしょ?」

そんな言葉をかけた後にロイドが司会席のところからアナウンスでルールの説明をしてきた。

「これよりリュウの冒険者試験を始める。ルールはリュウがそこのバカを倒したら合格とする。またこれから魔法道具で特殊な結界を張る。その中では傷を受けてもただ体力を削られるだけで体力が無くなったら強制的に退場となる。だから手加減は無しで良いぞ」

成る程手加減は無しでいいと...じゃあちょっと試したいスキルがあるから試すかな?

「それでは...試験開始!」
「ウォラァ!!」

試験が始まった瞬間相手は一気に飛び出してきた。しかし俺の目にはあまりにも遅く見えていた。普通なら結構速いのだろうが遅く見えているのにはこのスキルが関係していた。

<天眼(神)>
任意発動 敵意を持つ相手からの攻撃をスローモーションのように見ることが出来見切ることが可能となる どれくらい遅く見えるかはスキルの()内の文字によって変わる

神にまでなるとどんな奴でも見切ることが可能になるらしい。そんなわけで遅すぎる動きを見ながら腰に差しているエクスカリバーに手をかけ、今思い付いた技を試す。

「抜刀...瞬凍牙!」

その瞬間俺は立っていた所と反対のところにおり、剣を納めようとしていたところだった。そして納めた瞬間...

パキィィィィン...!

突撃していたバカを氷が牙のように噛み砕き凍った後強制的に退場となったのか消えてから闘技場の待機席となっていた所に移動していた。
ふう...まあ思い付きにしては良かったかな...中二病ぽいけどまあ異世界だしね。まあこんなのが奥義の所に追加はされないかな...今初めて使った奴だし思い付きだからね。
そう思った瞬間。


『奥義 抜刀:瞬凍牙を取得しました』


そんな声が頭に直接聞こえてきた。

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