あの時死ななければ良かった

まめぱん

プロローグ


   俺は今日でこの短い人生の幕を閉じる。決して余命宣告を貰っているわけではない。とても健康な男子高校生だ。皆勤賞すら貰えている。

   なら、何故今日死ぬと言い切れるのか。

   それは今決めたから。自分で勝手に。いや、自分のことだから自分で決めて当たり前か。

   当然、他の人は誰一人としてこのことを知らない。


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