絶対神の異世界チートハーレム無双!?
旅立ち⑤
先頭には、商会から支給された馬に乗るパーティー''紫電''の少年が2人。
左右には、同じく''紫電''の少女が1人ずつ支給された馬に跨っている。
こうして、計4頭の支給馬は有無を言わさずに''紫電''が占領してしまっている。
ゼロ達は、その後ろから徒歩にてついている。
重たい武具を運ぶこの商会の移動速度は、あまりスピードを出せないでいるのだ。
「それにしてもゼロさん。あいつら、どうなんですかねぇ」
談笑しながら進む''紫電''に目をやり、ルーシェは言う。
「どうもこうもあるか。あいつらは居ないものとして考えた方が手っ取り早かろう」
「主、ひどい」
「酷いもなにも、役に立たないのだから仕方ない」
「現実は、ざんこく……」
ゼロの服の裾を掴みながら歩くリルは、同じくルーシェの視線の先を見ながら言った。
確かに、ゼロ達は隊列の編成について口を出さなかった。
と――言うよりかは、隊列を組む必要性を、ゼロ本人が重要視していなかったのだ。
無論、ルーシェは理解していた。だが、リーダーでもないルーシェに''紫電''が耳を傾ける訳もなく。
「なぁ、ルーシェ。リルの使い魔を使って移動したら良くなかろうか? 」
「簡単に言わんでくだせぇ。そんなことしたら皆が驚いて大騒ぎですよ」
「そうなのか……」
落胆したゼロを見て、リル。
「主、呼ぶ? 」
「他にもいるのか? 」
「双子の馬と、お友達」
「何故それを早く言わぬ……さっさと呼べ」
リルの頭を撫でながらゼロは言う。
「じゃあ、俺は一応報告してきます」
「ルーシェ、頼んだぞ」
馬を使うことにいちいち許可が必要なのかと強く思ったが、ルーシェがする必要があると思ったのならばそれは必要なのだろうと。
その辺はルーシェに一任した。
左右には、同じく''紫電''の少女が1人ずつ支給された馬に跨っている。
こうして、計4頭の支給馬は有無を言わさずに''紫電''が占領してしまっている。
ゼロ達は、その後ろから徒歩にてついている。
重たい武具を運ぶこの商会の移動速度は、あまりスピードを出せないでいるのだ。
「それにしてもゼロさん。あいつら、どうなんですかねぇ」
談笑しながら進む''紫電''に目をやり、ルーシェは言う。
「どうもこうもあるか。あいつらは居ないものとして考えた方が手っ取り早かろう」
「主、ひどい」
「酷いもなにも、役に立たないのだから仕方ない」
「現実は、ざんこく……」
ゼロの服の裾を掴みながら歩くリルは、同じくルーシェの視線の先を見ながら言った。
確かに、ゼロ達は隊列の編成について口を出さなかった。
と――言うよりかは、隊列を組む必要性を、ゼロ本人が重要視していなかったのだ。
無論、ルーシェは理解していた。だが、リーダーでもないルーシェに''紫電''が耳を傾ける訳もなく。
「なぁ、ルーシェ。リルの使い魔を使って移動したら良くなかろうか? 」
「簡単に言わんでくだせぇ。そんなことしたら皆が驚いて大騒ぎですよ」
「そうなのか……」
落胆したゼロを見て、リル。
「主、呼ぶ? 」
「他にもいるのか? 」
「双子の馬と、お友達」
「何故それを早く言わぬ……さっさと呼べ」
リルの頭を撫でながらゼロは言う。
「じゃあ、俺は一応報告してきます」
「ルーシェ、頼んだぞ」
馬を使うことにいちいち許可が必要なのかと強く思ったが、ルーシェがする必要があると思ったのならばそれは必要なのだろうと。
その辺はルーシェに一任した。
コメント
音街 麟
催促せんでも、必ずテンプレはやってくる。
白猫
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