絶対神の異世界チートハーレム無双!?

guju

旅立ち④

ソファに座り、談笑する少年たち。
二人掛けのソファを1人で広々と使う神経は、どれだけ図太いかと。
そのせいで、ゼロ達が立っていることにも気にとめない。

――コンコン。

扉がなり、初老の男性を後ろに控えた男―指輪をいくつもはめ、贅肉をタプタプと揺らす男が入ってきた。

「ごきげんよう」

顎を突き出して、どこか見下しているのだろうか。
印象は最悪といえる。

すると男、ニヤリと笑って額から垂れる汗を拭きながら。

「今回は依頼を受けてくれたようだが、弱いようなら辞退して欲しい」

突然の言葉に、ふざけるなと。
少年たちが、怒りを露わに噛み付いた。

「あぁ? てめぇ何様だ! 」
「ティゴール様だ 」

と、自らの名を言う商会長。
馬鹿であると、そう思う者もいるのだろう。が、実際に''ティゴール様''と日常的に呼ばれているのだ。
本人からすれば、当たり前なことだ。

「だが」

と、気持ちの悪い笑みを浮かべて言うティゴール''様''

「それなりの働きをしたものには、それなりの報酬を支払う」

その言葉に、少年達は静かになる。
所詮、その程度の人間なのだと。
ゼロは、息巻いていた少年達に冷たい視線を向けた。

「で、受けるのか? 」
「俺達は受けるぜ。後悔はさせねぇよ」
「ハッハッハ、その言葉に、見あった仕事を期待している。で……」

そっちはと、言葉にすることはなく、視線のみで訊ねてくる。

「我らも受ける」
「そうか」

素っ気ないゼロに、素っ気ないティゴール。

しばらく流れる、妙な空気に。

「では、準備が出来ましたら門前までおこし下さい。護衛の配置の、確認を致します」

控えていた初老が、部屋を出て行くティゴールを見送ってから言った。

「さて、我らは行こうか」
「おう」

続いてリル。

「りょう……かい」

3人は、少年達を横目に部屋を出ていった。


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コメント

  • 音街 麟

    次の更新楽しみに待ってます!

    1
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