絶対神の異世界チートハーレム無双!?

guju

救出3

かん 栄光なる我が名の元に 相 崇拝なる我が名を以て 汝ルーシェを我が加護下に受容す」

ゼロが人差し指と中指を合わせ、唱えながら空中に文字を記す。
その文字は、白銀に輝きとてつもない量の神力がこもっている。
だが、その神力を認識することは人如きでは到底不可能だ。

その白銀の文字はルーシェの身体に吸い込まれてゆく。
すると、みるみると彼の傷は癒えてゆく。
折れた骨は元に戻り、無数の傷は跡形もなく消え去る。

だが、左目の傷だけは癒えなかった。

「ルーシェ、拒んでいるのか」

この術は、自らの名をもって相手を加護下に加えるものである。
相手の望む傷を癒す。ゼロが認めてルーシェが望めば力の一端を貸し与えることも出来る。

だが、相手が拒めばそれは叶わない。
つまり、ルーシェは目の傷を癒すことを拒んだのだ。

ゼロには分からない、ルーシェの感情が目を癒すなと流れてくる術に、そう言ったのだろう。

「一先ずはこれで安心だろう」

さて、とゼロは続ける

「我の友に害を成した、貴様は万死に値する」
「はっ、何を言ってやがる! 俺を潰せばこの街は終わりだ! 」

ソニーはこのギルドを運営させ、街への寄付金や魔物の討伐などを行っている。
事実、彼らギルドが居なくなれば、瞬く間に魔物で溢れかえり、寄付金のないこの街は廃れていくだろう。


ーーだが


「終わらん。 我らが新たなギルドを作れば良いだけだ」
「出来るわけがない! 俺が、俺が何年もかけて作り上げたものを、貴様ごときがそう簡単に」

ゼロはそう叫ぶソニーの顔に回し蹴りを食らわせる。

「五月蝿い口だ、我が出来ると申せばそれは可能なのだ」
「ぎ……ぎざまぁ!」
「さて、そろそろ終わらせよう」

ゼロはそう言い放つと、先程とおなじように構え、詠唱を行い文字を記す。

「神 憤怒なる我が思念を以て 相 我を仇なす汝の元に 鉄槌を下す 」

漆黒に渦巻くその文字は、ソニーの頭からつま先へと貫くように吸い込まれる。

「無限牢獄 不完の永苦」

地面から無数の鎖が現れると、その鎖はソニーを拘束する。
そして、1本の細い鎖がソニーの心臓を貫く。

「がぁぁぁ! 」

痛みに声を上げるソニー。
彼は、底知れぬ渦の中に鎖に連れられるように吸い込まれる。

「さらばだ愚者よ、終わることの無き苦痛を悔いて味わえ」

ソニーの叫び声が聞こえなくなるまで、そう時間はかからなかった。

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