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魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~

カモメ

第16話 初めての依頼

 「あのっ!すみません。私たちも一緒に依頼を受けていいですか?」

  俺は今、トレント退治の依頼を受注するため列に並んでいた。すると、横から声をかけられた。声をかけてきたのは金髪のポニーテールで背丈は俺よりも小さいぐらいの透き通るような白い肌をしている女の子だ。そして、もう1人、少しくすんだ金髪を肩のところまで伸ばしていて同じく透き通るような白い肌、瞳が全てを見通すような濃い青色をしている女の子だ。そして、二人とも耳がとがっていることからエルフで間違いなさそうだろう。

 「俺は別に構わない。トレント退治の依頼だがそれでいいか?」

 「はい!ありがとうございます」

 「・・・あり・・・がとう」

 「じゃあ、受注するまで待っててくれ」
 
 「分かりました!!」

 「・・・・・・はい」

  話しかけてくれた方の女の子はとても元気で良い子だな。もう一人の子は人見知りなのか分からないが悪い子では無さそうだ。

 「次の方、どうぞ」

 「ああ、この依頼を受けたいんだが」

 「あっ、さっきの!・・・えっと、Dランクのトレント退治ですね。念の為、ギルドカードを見せて貰えますか?」

 「これでいいか?」

 「はい。ケント・ヤカゼ様ですね。私の名前はリンナと申します。では、Dランクの依頼ですので失敗した場合は報酬の6シルの半分の3シルを払ってもらいますのでお気をつけ下さい」

  なるほど、失敗したらその依頼の報酬の半分を払うのか。まぁ、失敗しなければいいだけの話だから俺には関係ないかもな。

 「分かった。それと、あと二人と一緒に受けたいんだがどうすればいい?」

 「そうですね。パーティ登録するか、一緒に来てくだされば3人として登録できますが・・・・・・今回は良いです。3人として受注しますね。特別ですよ?」

 「本当か?ありがとう」

 「い、いえ。ボソッ(ケントさんにならいくらでも)」

 「ん?俺がどうしたって?」

 「な、な、なんでもないです!気をつけて下さい」

 「分かった」

  リンナさんの最後の方の言葉は聞き取れなかったが、どうやらリンナさんの粋な計らいによって大丈夫なようだ。
  そして、俺は列から外れ近くに待っていた二人の女の子のところに向かった。

 「二人とも終わったぞ。行くか」

 「はい!」

  そして、俺達は森へと歩き出した。しばらくたった後気まずかったので俺は二人に名前を尋ねた。

 「ところで二人の名前はなんて言うんだ?」

 「私はローランです」

 「・・・・・・リル。・・・よろしく」

  なんかリルはリコと似てるな。主に喋り方と名前が。

 「俺は賢人だ。よろしくなローラン、リル」

 「はぅっ!・・・あの、ローランじゃなくてローって呼んでください」

 「?ああ、よろしく、ロー」

 「・・・ところで、賢人、何ランク」

 「実力はあると思うんだが、昨日登録したばっかだからEランクだ」

 「・・・私達はDランク。あと、なんでそんなに精霊に愛されてる?」

  精霊に愛されてる?そんなことは感じたことがないんだが・・・・・・ああ、禁断の森にいたせいか?まぁ、他人には言えないから別の理由でいいか。

 「俺が精霊の契約者だからじゃないか?」

 「え!?ということはディーリアに?」

 「ああ、そうだ。たまたま悲劇には巻き込まれなかったけど」

 「そうだったんですか。実は私達もです。じゃあこの話も知ってますよね。私、直接見たんです!Sランクのギルドマスターさんが新人に蹴っ飛ばされたところ!」

 「へ、へぇー」

  あれ?もしかしてだけど目撃者?おい、ゲランのオッサン、見た人はいないとか言ってたよな。何嘘こいてんだ。まぁあくまで噂だから仕方ないか。

 「その新人さんもちょうど賢人さんみたいな黒髪で・・・黒目の・・・イケメン・・・・・・」

 「・・・・・・あまり言わないで下さい」

  もう白状するしか無かった。ローの質問というよりかは隣のリルの顔がめちゃくちゃにやけてたからだ。こんなにSだったとは、全然リコに似てないじゃねぇか。

 「でもまさか、賢人さんがあの人だとは思いませんでした」

 「あの人?」

 「ローが一目・・・うぐっ」
 
 「リル、黙ろうね?」

  ローはリルが何か言っている間に素早くリルの口を塞ぎ、威圧した。
  その瞬間、ローの後ろに般若が見えた気がした。もちろん、この世界に般若など存在しないのだが・・・・・・恐ろしい。

 「ぷはっ、・・・ねえ賢人、精霊見せてくれない?」
  
 「精霊?ああ、まぁいいぞ。でも、詮索はするなよ?もちろん他言もダメだ」

 「??分かった」

  何とかローの手から脱出したリルは俺に精霊を見せてくれと頼んできた。まぁ、別に減るもんじゃないし良いのだが、流石に精霊王を見せる訳にはいかないからイオを呼び出すことにした。リコは人見知りだからだ。

 「【召喚サモン】」

 「む?あ!賢人!召喚?」

 「ああ、イオ。久しぶりだなってそうでも無いか」

 「・・・・・・賢人、このお方は?とてつもない霊力」

  俺がイオと会話しているといつの間にか呆然としていたリルが口を開き尋ねてきた。
  ちなみに霊力とは精霊、又は妖精が持つ力である。人間でいう魔力みたいなものだ。

 「ああ、フェンリルのイオだ。精霊獣って扱いだったか?」

 「うん。でもリコ、怒る!」

 「そうだな。なら、『【召喚サモン】』」

 「イオ、どこ?・・・・・・賢人!」

  ガバッ!
  リコは突然いなくなったイオを探していたのだがいきなり景色が変わり目の前にいたのが俺だと気づいた瞬間抱きついてきた。いや、身長が低いから飛びついてきた感じだな。

 「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」

  そして、リコのことも紹介しようと2人を見ると何故かあんぐりとしていた。

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