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魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~

カモメ

第12話 出会い

  俺が何も書かれていないカードに血を一滴垂らすと、カードは若干光り、そこには空白の部分とEランク冒険者と書かれていた。

 「続いて、お名前を頭の中に浮かべながらこのカードに魔力を流してください」

  俺は指示に従い夜風賢人と考えながらカードに魔力を流す。すると、またカードが若干光り、空白の部分にケント・ヤカゼという文字が浮かび上がった。

 「ケント・ヤカゼ様ですね。登録が完了しましたので冒険者ギルドのことを軽く説明します」

  それからの受付嬢さんの説明を簡潔にまとめると、まず、冒険者ギルドとはお金を貰う代わりに一般人や国、ギルドの依頼を聞く者達つまり冒険者への依頼を掲示したり、魔物の死体の処理や日本で言う居酒屋的なものをしたりする場所だ。
  次に、冒険者のランクだが下から順にEランク、Dランク、Cランク、Bランク、Aランク、Sランク、SSランクそして、SSSランクがあり、現在の最高ランクの冒険者はSSランクだそうだ。
  依頼を受ける時は自分よりも一つ上のものまでなら受けれるが魔物が国に攻めてきたとかならば戦うかどうかは任意ではあるがどのランクの冒険者も戦うことは出来る。しかし、今の俺などの低ランクの奴などがその戦いに出て死んでしまった事例もあるのでギルドや国では一切の責任を取らないそうだ。

 「それでは良い旅を!」

 「やっと終わったわねぇ。じゃあ行きましょうかぁ!!」
 
 「・・・・・・うす」

  受付嬢さん最後、良い旅をって言ったよね。それはどういう意味なのかな?もしかして案外腹黒なのかな?考えすぎか、流石にな。





 「ふっふふ~ん、ねぇねぇ賢人ちゃん。ディーリアの悲劇って知ってるかしらぁん?」

  国を出て王都に向かって歩き出した俺達だが、ゲラ・・・キャサリーノが鼻歌を歌いスキップしながら俺にそう尋ねてきた。
  傍から見たら化け物にしか見えない奴が鼻歌歌いながらスキップしてんじゃねぇよ。どう見ても地獄絵図だろうが!しかも、いつの間にか坊やから賢人ちゃんに変わってるし、まぁだがディーリアの悲劇とは聞いたことがないな。

 「なんだ?それ」

 「結構有名な話なんだけどね、今から半年くらい前かしらぁ、ある日に史上初のBランクからはじまる冒険者がディーリアという国の王都で出たらしいのよ。流石に盛ってるとは思うけど、どうやらその噂によるとその時のSランクでギルドマスターだった人を蹴り1発で倒しちゃったんですって」

 「そ、そりゃ凄いな」

  やばい!!身に覚えがあり過ぎるんですが!?っていうかアイツら口止めしただろ!!

 「根も葉もない噂だけどね。なぜなら見た人が誰もいないのよ。誰もいないはずなのに噂っていうのは不思議なものよねぇ。どこから来て、どこに行くのやら・・・・・・。話を戻すわね。その噂の事なんだけど誰もいないのは別に不自然じゃないのよ。翌日にね、その国は滅んじゃったのよ。魔王によって滅ぼされたっていう説もあるんだけどそれはおかしいし」

 「な、なんでだ?」

  正直、どっかで会った魔王のせいになるのなら願ってもないことなんだが。まぁ俺だってこともバレることは無いけどな。

 「その国、ディーリアは魔王アーカフの領土に最も近かったから十分に注意してた筈なのよ。なのに、なんの音沙汰もなく滅ぶなんてどう考えてもおかしいじゃない。だから、今では神の裁きとか言われているのよねぇ。ディーリアは何か良からぬ事をしてるって話題だったから」

 「へぇー、なるほどな」

  どうやら、キャサリーノの脳みそは意外と筋肉ではないらしい。
  ん?何か後方から気配がするな・・・馬車か・・・合計で30人くらいか。まぁ、敵意はないからほっとくか。
  それよりも問題はこの先だな。まぁ300体ほどのオークの群れだから特に問題はないと思うが。上位種もいるけどキャサリーノはAランクの冒険者らしいから余裕だな。

 「ねぇ、賢人ちゃ・・・ん?」

  しばらくしてからまた俺に話しかけようとしていたキャサリーノがどうやら馬車の方の気配に気づいたようだ。ていうか気づくの遅くね?大声でも届く範囲だぞ?まぁ誰にでも油断というものはあるか。

 「そこの者共、止まれ!!」

  先程言っていた馬車が通り過ぎる時1人の護衛が俺たちに静止の声をかけた。

 「あらぁん?何かしらねぇ」

 「ゲランさーん!!お久しぶりです!!」

  すると、今度は馬車の中から可愛らしい声がする。その方向を見ると絵にもかけない程の整った顔、黄金に染った髪にデコピンで折れそうなほど細い華奢な腕。そんな少女がいた。

 「誰よ!?私の事をゲラ・・・・・・・・・もしかして、アーちゃん!?こんな所でどうして!?」

  キャサリーノも本名で呼ばれたことに若干怒りながらその少女を見ると驚いた様子だ。多分知り合いなのだろうが正直比べて見るとまさに美女と野獣じゃねぇか!!
  にしても、乙女みたいな言い方をするんじゃない!!あんたは立派な化け物だよ!!

 「やっぱりゲランさんです!!ゲランさんも何故こんな・・・・・・はっ!そうだった!急いで王都へ帰らないといけないんです!!なんでもオークの軍勢が50体ほど王都へ進行してるらしいです!!」

  ん?50体?300体の間違いじゃないのか?・・・・・・ま、いっか。

 「なぁあんた、そのオークの軍勢っていうのはアレのことか?」

  俺はスっと指さすとその先には50体など馬鹿らしい数のオークの群れがそこにはあった。

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