魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~
第11話 化け物
  ガヤガヤガヤ。
  相変わらずどこの冒険者ギルドも賑わっているものだ。酒を飲むもの、何かの賭けをしているもの、喧嘩をしているもの三者三様の状態の中、俺は受付嬢の元へ行く。
 「さて、やっぱり1番可愛い人のところだよな」
  冒険者登録といったら一番可愛い受付嬢のいる方に行くのは世の常である。それを違うところが空いているからと言って疎かにしてしまったらこれからの冒険者人生に支障が出ると言っても過言ではない。
  そして、俺の番が来ると変なオッサンに絡まれた。
 「オラ、ガキ!どけや!お前みたいなヒョロいのはこの場所は合わねえからさっさと出てけ!!」
 (お、また雑魚臭のするオッサンが絡んできたぞ?でも、ギルドのテンプレはもう経験済みだからな。仕方ない、譲ってやるか)
 「ああ、悪い。今避ける」
 「へっ!分かればいいんだよ。・・・ん?へへ、おいガキ、ついでにその剣も置いてけや。俺が大事に使ってやるよ」
  オッサンは俺に避けろと言うだけでなく、あろうことか俺の腰にさしてあるフルンティングを寄越せとまで言ってきた。どうせ使えないだろうがフルンティングは俺の大事なパートナーだ。ちなみに何故アイテムボックスを使わないかって?腰にささってた方がカッコイイからに決まってるだろ!!
 「生憎だがそれは出来ないと思うぞ?この剣は俺以外に扱えないからな」
 「は?何言ってやがる。いいからよこせ!」
 「ほらよ。俺は忠告したからな?」
  俺は怒りを堪えながら剣を少し高く強めに投げ渡す。
 「ふん。これが何だって・・・のわぁぁあ!!」
 
  ズゥゥウウン!!男が剣を受け取るとそのガタイのいい体が床へと沈んだ。
  何故沈んだかは鞘は渡していないのと少し高く強めに投げたことにより、男は振りかぶる状態でキャッチする。その状態になることで、フルンティングは俺以外が持つと急に物凄く重くなるという特徴が働いたからだ。
 「「「...「・・・・・・・・・・・・」...」」」
  ツカツカツカ。俺はこちらを見ていた冒険者の唖然とする顔を無視しフルンティングを取り受付に向かう。
 「すまん。登録を頼む」
 「ひゃ、ひゃい。か、かしゅこまりましゅた」
  そして、そのまま受付嬢に登録を頼んだ。さっきの件のせいで少し怯えているのか口調が怪しかったがそんなことは気にしない。・・・・・・俺自身は何もしてないんだけどな。
 「あらぁん?なんでこんなに静かなのかしらぁん?」
  突如発せられたおぞましい声。俺は声のあった扉の方に振り向くと、まるで筋肉美を象徴しているかのような両手両足、ウエストはキュッと引き締まり、岩盤よりも厚く硬いであろう胸、ゴリゴリの化粧をしている厳つい顔に少し切れ目の入った坊主頭!そこには―化け物―がいた。
  日本人なら誰でも思うだろう。ここは世紀末なのか、と。
 「ねぇ、坊や。私の顔に何かついてる?」
 「い、いやついてないが」
  (何故俺だけ!?他の奴らだって目が点に・・・アイツら切り替え早すぎだろ!!)
  他の冒険者を見ると皆、我関せず状態で目を逸らしていた。
 「そう。見たところ新人さんよねぇ。私はAランク冒険者のキャサリーノよ。せっかくだから、一緒に依頼を受けなぁい?あなた、可愛いし・・・」
  くっ、なんてゾッとするいやらしい目なんだ。やばいどうしよう・・・身震いが止まらないんだけど!?
 「ね、願ってもない事なんだが、俺は登録したら今日中に王都に行く予定なんだ」
 「あら、そうなの?それなら王都まで着いてってあげるわぁん。丁度王都の知り合いに用事があるのよねぇん」
  し、しまったぁぁあああ!!適当に王都って言ったのが間違いだったぁぁああ!!これで王都に行かないといけなくなるしこの化け物とも一緒かよ!?
  ああ・・・森から出なきゃ良かった。
  とりあえずこの化け物の鑑定でもするか。
  鑑定!!
       
ステータス
名前:ゲラン・ターキ(偽装中)
Aランク冒険者
種族:人族
年齢:25歳
Lv.:42  /100
HP  :1580/1580
魔力:980/980
筋力:7800
敏捷:1130
属性:土
        
ユニークスキル:アイテムボックス
スキル:鬼人化
加護:武神の加護
           
アビリティ:全武器装備
性別を超越せし者(偽装中)
  あれ?バグかな?筋力とか・・・ね?たしかに筋肉凄いよ?鍛えてるの丸わかりだし。
  まぁ1回筋力は置いといて、アビリティは何なのだろう。性別を超越せし者って、どっからどう見ても男じゃん?ただのキモイオッサンじゃん?っていうか25歳なの!?今までで1番の驚きなんですけど!?・・・あと名前もゲランさんなのね。
 「あ、あの、登録は?」
 「ああ、受付嬢さん、すまん。頼む」
 「では、血を一滴このカードに垂らして頂ければ、直ぐにギルドカードを渡します。その後に軽く説明をするのでよく聞いてください」
 「分かった」
  俺は何も書かれていないカードに血を一滴垂らした。
  相変わらずどこの冒険者ギルドも賑わっているものだ。酒を飲むもの、何かの賭けをしているもの、喧嘩をしているもの三者三様の状態の中、俺は受付嬢の元へ行く。
 「さて、やっぱり1番可愛い人のところだよな」
  冒険者登録といったら一番可愛い受付嬢のいる方に行くのは世の常である。それを違うところが空いているからと言って疎かにしてしまったらこれからの冒険者人生に支障が出ると言っても過言ではない。
  そして、俺の番が来ると変なオッサンに絡まれた。
 「オラ、ガキ!どけや!お前みたいなヒョロいのはこの場所は合わねえからさっさと出てけ!!」
 (お、また雑魚臭のするオッサンが絡んできたぞ?でも、ギルドのテンプレはもう経験済みだからな。仕方ない、譲ってやるか)
 「ああ、悪い。今避ける」
 「へっ!分かればいいんだよ。・・・ん?へへ、おいガキ、ついでにその剣も置いてけや。俺が大事に使ってやるよ」
  オッサンは俺に避けろと言うだけでなく、あろうことか俺の腰にさしてあるフルンティングを寄越せとまで言ってきた。どうせ使えないだろうがフルンティングは俺の大事なパートナーだ。ちなみに何故アイテムボックスを使わないかって?腰にささってた方がカッコイイからに決まってるだろ!!
 「生憎だがそれは出来ないと思うぞ?この剣は俺以外に扱えないからな」
 「は?何言ってやがる。いいからよこせ!」
 「ほらよ。俺は忠告したからな?」
  俺は怒りを堪えながら剣を少し高く強めに投げ渡す。
 「ふん。これが何だって・・・のわぁぁあ!!」
 
  ズゥゥウウン!!男が剣を受け取るとそのガタイのいい体が床へと沈んだ。
  何故沈んだかは鞘は渡していないのと少し高く強めに投げたことにより、男は振りかぶる状態でキャッチする。その状態になることで、フルンティングは俺以外が持つと急に物凄く重くなるという特徴が働いたからだ。
 「「「...「・・・・・・・・・・・・」...」」」
  ツカツカツカ。俺はこちらを見ていた冒険者の唖然とする顔を無視しフルンティングを取り受付に向かう。
 「すまん。登録を頼む」
 「ひゃ、ひゃい。か、かしゅこまりましゅた」
  そして、そのまま受付嬢に登録を頼んだ。さっきの件のせいで少し怯えているのか口調が怪しかったがそんなことは気にしない。・・・・・・俺自身は何もしてないんだけどな。
 「あらぁん?なんでこんなに静かなのかしらぁん?」
  突如発せられたおぞましい声。俺は声のあった扉の方に振り向くと、まるで筋肉美を象徴しているかのような両手両足、ウエストはキュッと引き締まり、岩盤よりも厚く硬いであろう胸、ゴリゴリの化粧をしている厳つい顔に少し切れ目の入った坊主頭!そこには―化け物―がいた。
  日本人なら誰でも思うだろう。ここは世紀末なのか、と。
 「ねぇ、坊や。私の顔に何かついてる?」
 「い、いやついてないが」
  (何故俺だけ!?他の奴らだって目が点に・・・アイツら切り替え早すぎだろ!!)
  他の冒険者を見ると皆、我関せず状態で目を逸らしていた。
 「そう。見たところ新人さんよねぇ。私はAランク冒険者のキャサリーノよ。せっかくだから、一緒に依頼を受けなぁい?あなた、可愛いし・・・」
  くっ、なんてゾッとするいやらしい目なんだ。やばいどうしよう・・・身震いが止まらないんだけど!?
 「ね、願ってもない事なんだが、俺は登録したら今日中に王都に行く予定なんだ」
 「あら、そうなの?それなら王都まで着いてってあげるわぁん。丁度王都の知り合いに用事があるのよねぇん」
  し、しまったぁぁあああ!!適当に王都って言ったのが間違いだったぁぁああ!!これで王都に行かないといけなくなるしこの化け物とも一緒かよ!?
  ああ・・・森から出なきゃ良かった。
  とりあえずこの化け物の鑑定でもするか。
  鑑定!!
       
ステータス
名前:ゲラン・ターキ(偽装中)
Aランク冒険者
種族:人族
年齢:25歳
Lv.:42  /100
HP  :1580/1580
魔力:980/980
筋力:7800
敏捷:1130
属性:土
        
ユニークスキル:アイテムボックス
スキル:鬼人化
加護:武神の加護
           
アビリティ:全武器装備
性別を超越せし者(偽装中)
  あれ?バグかな?筋力とか・・・ね?たしかに筋肉凄いよ?鍛えてるの丸わかりだし。
  まぁ1回筋力は置いといて、アビリティは何なのだろう。性別を超越せし者って、どっからどう見ても男じゃん?ただのキモイオッサンじゃん?っていうか25歳なの!?今までで1番の驚きなんですけど!?・・・あと名前もゲランさんなのね。
 「あ、あの、登録は?」
 「ああ、受付嬢さん、すまん。頼む」
 「では、血を一滴このカードに垂らして頂ければ、直ぐにギルドカードを渡します。その後に軽く説明をするのでよく聞いてください」
 「分かった」
  俺は何も書かれていないカードに血を一滴垂らした。
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