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魔王に召喚された真祖で偽な吸血鬼!種族チートで世界最強~

カモメ

第16話 人族と吸血鬼の格差

  ブォッッッ!!突如、あるはずのない暴風が吹き荒れる。理由はもちろん、俺が囲んでいる男達に威圧したからだ。

  だが、思い切り威圧はしていない。せいぜい30%くらいだろう。しかし、ナーラ曰く魔神並みのステータス(なぜ知っているのかはわからない)の俺の威圧だ。見たところ一般人ではなさそうだが、あくまで人族だ。そんな奴らが俺の威圧を受けて意識を保てるはずもなく、バタバタと次々に倒れていく。

 「・・・え?な、何が??」

  どうやらリンシアは状況を把握出来ていないようだ。まぁ、無理もない。200人の部下?が一瞬で倒れたのだ。たった一人の男の威圧で。

 「ちょっと威圧しただけだが、それで?お前はどうする?」

 「くっ!まさかここまでとは・・・」

  リンシアは流石に想定外なのか悔しそうにかすれるような声で呟く。

 「そういえば、お前の目的はなんだ?俺を殺すことではないと思うんだが」

  今直ぐに殺してもいいんだが、目的派聞かなければならない。

 「ッッ!!・・・なかなか鋭いようですね。私の本当の狙いは・・・ふふ」

 「何がおかしい!早く言え!!」

 「いえ、あなたの絶望の瞬間を想像するとつい」

 「どういうことだ!!・・・・・・まさか!」

 「エルリアさんですよ。あの公爵家はこの国の汚点ですからね」

  狙いはエルリア!?人殺しの一族だから消す、そういうことか!

 「クソっ!早く行かなければ」

 「行かせませんよ?勝てるとは思っていませんが、たとえ私が死んでも国にとっては痛くも痒くもありませんし」

 「国、国って!お前に意思はないのか?」

 「・・・意思?そんなもの通用しないんですこの世界では」

  この世界では確かにそうなのかもしれない。だが、今ここで殺さなければ行けない事のは変わらない。

 「・・・そうか。出来ればおまえは殺したくない。もう一度聞く、お前はどうする?」

 「あなたを殺します」

  リンシアはそう言い近くにいた部下の剣を拾う。

 「分かっ・・・た」

  イキナリ俺の腹部に衝撃が走る。そこには黒い渦巻く穴からリンシアが持っていた剣が刺さっていた。

 「ふふ。無駄話などするからこうなるんですよ」

 「ああ、そうだな。肝に銘じておくよ」

 「ッッ!!な、なんで喋って!?・・・え?き、傷が!?塞がって!?」

 「ああ、言い忘れてたな。俺は吸血鬼なんだよ」

 「吸血鬼?・・・そんな種族聞いたことない・・・」

  え?き、吸血鬼ですよ?

 「主様、吸血鬼が滅んだのは何千年と昔なので人族が知ってることなんてありませんよ。まぁ、いっぱい吸収しましたしね」

 「あ、そうですか」

  まさかの先祖のせい!?

 「何を言って!?・・・まぁいい。『水よ!槍の形となりて我が敵を貫け【アクアランス】』!!」

 「だから効かないって」

 「ま、魔法もダメなんて!?」

 「すまないが、エルリアの所へ早く行かなければならないんだ!。【ブラッドスピア】!!」

 「・・・ふふふ、私は空間魔法が使えるんですよ。あなたに破る策がありますか?」

 「ずいぶんお喋りだな。空間魔法ね・・・」

 「魔法では私を倒すことは不可能なんですよ」

 「なら普通にぶん殴ればいいじゃん」

 「ふふ、何を。魔法より早く動けるはずないじゃないですか」

 「それはどうかな?『【身体強化】』」

 「無駄ですよ。無駄・・・・・・は?」

 「少々驕りがすぎるな」

  ブシューッッ!!
  俺は一瞬で移動し彼女の首元に手をあてる。リンシアは間一髪で気付いたが、当然、抵抗できる訳もなく首から血を流し倒れた。

 「アルラウネ!行くぞ!俺に掴まれ」

 「え?は、はい」

 「くっ!どこだ?・・・・・・見つけた!!」

  俺は急いで闘技場から階段を上がり飛び出した。どうやら地下にあったようだ。
  そのあと、直ぐに魔眼で気配を感知しその場所へ向かう。その場所とはギルドの近くの路地裏だ。段々、気配が弱くなっていくのを感じるが幸いここからはすぐだ。

 「待ってろよ!エルリア!!」

  



エルリアside

  はぁ、ナイトは一緒に帰れないのか・・・。

 「いや、それよりギルドだ!!ナイトとギルドでクエストを受けれる!!・・・そういえば、たまにあるこの感情は何なのだろうか・・・」

  ナイトがいないとどうしようもなく寂しい、前までと同じなハズなのに。だけど、ナイトが近くにいるとそれだけで嬉しくなってしまう。
  私は腑抜けてしまったのだろうか?しかし、何故か嫌な気はしないな。

 「エルリア様、どうされたんですか?そんなに浮かない顔をなさって」

  不意に背後から声がし、振り返るとナーラが話しかけてきていた。

 「ん?ナーラか。いやこれから1時間後にナイトとギルドで会う約束をしたんだがどうにも暇でな・・・・・・ん?そうだ、ナーラちょっとあの店に寄らないか?」
 
  私が指さす方にあるのは1件の喫茶店。前にクラスメイトが美味しい物があると言っていたのだ。

 「珍しいですね。分かりました。しかし、仕事があるので少しだけでもよろしいでしょうか」

 「そうか。分かった。では少しだけ入ろう」

  良く考えればナーラと店に入るのなんて初めてだ。

 「それで、〜~〜、〜~〜~〜~〜~。」

 「それは〜~〜でございますね」

  私は浮かれていたのだろう。しかし、この後に何が起こるかを私はまだ知らない。



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コメント

  • 蘆屋紫黒

    魔眼が平仮名に.....

    1
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