異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜

カズヤ

ゴールドルーキーは突然に19

ガリアへ向かう道中、俺達は自分の力について確認し合っていた。

まずはカシンだ。

カシン元々鍛治職人だった。
しかし故郷が魔族に襲われ逃げる道中で冒険者になったらしい。
そもそも狼人族は戦闘に向いている種族なんだそうだ。他の種族に比べて身体能力全般高い能力を持っている。
生きる為に戦っている内、自然と身体強化に特化した魔法を覚えていたそうだ。

使える属性は風。
攻撃魔法は第3位階、支援魔法は第4位階まで習得している。

得意技は〝瞬歩〟という体術で、相手との間合いを一瞬で詰めて攻撃を加えるというものだ。
俺との模擬戦で使用したあれらしい。

次にリンだ。

リンは人間と兎人族のハーフである。

違う種族同士のハーフが産まれることはこの世界ではよくある事らしいのだが、皆一様に虐げられて暮らしているとアリシアから聞いた。

戦闘に関しては攻撃力上昇系と防御力上昇系、状態異常回復など支援魔法を得意としている。

使える属性は土。
第5位階まで習得しているらしい。

脚力が高く、脚は速い。身体が小さい事で小回りが利く為、戦場での補給や支援に向いているのだろう。

今までは様々なパーティで運搬係として重宝されていたのだろう。

なお、この2人は奴隷としてアリシアに買われた。
元よりアリシアの目的は奴隷としてではなく、俺が合流した後組もうとしていたパーティメンバーとして買ったらしいので、これまでもこれからも奴隷として扱うつもりはない。

しかし、1度契約したものは主人か奴隷のどちらかが死ぬまで有効らしく消す事は出来ないらしい。

そしてアリシア。
彼女は水属性と光属性の魔法が使え、支援魔法を得意としている。

イリス様の従者ではなくなったものの天使であることは変わらずで、魔法も水、光それぞれ第10位階までを全て習得済みで、無詠唱で使用する事も出来るというかなり規格外の存在である。

当然他の2人はアリシアの規格外さは知る由もない。

「異世界生活は突然に〜いきなりチートになりました〜」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く