再召喚された勇者は一般人として生き抜く

冬 真白

金髪青眼の美少女メーナ

「っとこんな感じかな」

アノスは一通りステータスを鑑定して馬車の先頭をみた。

「あれがラメスト王国?」

「あぁそうだぞ〜」

アノスの視界には2人の門番がいた、その奥には賑やかな街があった。
獣耳の獣人や人間が楽しく過ごしている。

「うわ〜すげー!」

「お前さんとはここでお別れだ」

「ありがとね」

「気にすんなよ、助けてくれたお礼だ」

そう言って商人はラメスト王国に入っていった。
アノスもそれに続き王国に入った。

「まずは宿を見つけないとな」

アノスは街を堪能しながら宿を探した。

………

「うあーー!見つかれねぇー!」

俺は運がいいはずなのになんでみつかんねーんだよ。

「あのっ何かお探しですか? 」

アノスが声のするほうを見ると、金髪青眼の女の子が心配そうにアノスをみていた。

「ん?あ、宿を探してて」

「宿ならこの道を真っ直ぐ行くと紫の屋根の家があります。そこの左隣の家が宿屋です」

「ありがと、助かったよ、俺はアノス」

「い〜えどういたしまして、私はメーナです」

「よろしくねメーナ」

「はい、それでは私は用事があるので失礼します」

「うん、じゃあね」

アノスはメーナに言われた通り進み宿屋に入った。

「らっしゃい、初めて見る顔だな〜宿屋の説明はいるか?」

「はい」

「おうけい!宿屋ではお金を払えれば泊まることが出来る、泊まる日数により値段が増えていく。朝夜は宿屋が給仕してくれるが、昼はない。こんな感じかな〜」

「ありがとうございます、それならさっそく3日お願いします」

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品