ゲーム機壊したら1年ゲーム生活が!?

⊂うさぴっぴ⊃

#0ゲームの世界

「海兎ー今日はチャーハンよー!」
お母さんの声が聞こえた

「ハーイ!」
ゲーム機をなげてご飯を食べに行った私。
「ご飯ご飯!」・・・・・・・・・・・・・・・・




その後の事。階段で意識を失った私は暗闇の中にいた
暗闇の中何か聞こえる。




「お前には、1年、ゲームの世界を体験してもらう。楽しめよ。ゲーム機を壊した[お前]にな」

は?

え・・・・なになに?!ゲ・・・・ゲームの世界!?

は?は?

嘘嘘えっ?

ゲーム機・・・・

なんだか怒りがこもった一言だった。
「え・・・・怖いな、なんか。」
ゲームの世界――
正直怖いが私はゲームでの″何か″を作りたいことがわかった

そう、それは友達――

「でも・・・・ずっとずっといじめに耐えてきて、友達も作れなくて・・・友達がほしいな…」

 

海兎は暗闇で言った―――――――――――――――


立った時。目の前が明るくなった
「大丈夫ですかー?」
そこには背が小さい女の子がいた

あ・・・・あれ?ここは・・・・
あぁきっとゲームの世界だ。
ていうか急だな話しかけられるの・・・・

どうしよう・・・・年下っぽいから1年生に話しかけるような感じで・・・・


「あ・・・うん大丈夫だよ・・・」
その女の子は笑いかけてくれた。優しい笑いだ、みんな注目するくらいの笑顔だ


よっしゃ成功!

すると女の子は・・・・
「こっちに私たちの秘密のお部屋があるの、お姉さんも来ていいよ!」

「あ・・・うん・・・・」
「カタコトなんてやめてよーお姉さん!」
女の子はスタスタ歩き出した。私もその女の子について行った。

てかマジ急だな‥…でもさ・・・・これさ・・・・


なんか・・・・なんかさ・・・・


不審者みたいじゃない!?これ! ちょっと心配だ。


「ついたよ!」
「え・・・・早くない?」
早すぎて正直びっくりした。

ゲームの世界だけあるな・・・・ってか普通にしゃべっちゃった・・・・

「ミミ!早いわね!帰ってくるの・・・・あら、迷い人?」
言葉に戸惑ったが、・・・・まぁ、そういうことにしておこう

「うん・・・・。迷いました・・・・見事にも・・・・」
「大変ね。私かおる。よろしくね。あなたは?」
「私、ミウです海に兎で海兎・・・・、よろしく・・・・」

ヤバい・・・・言葉難しい・・・・
あれ・・・・伝わるかなぁ。



「オッケー!私たち、この国の魔物退治軍団よ!いつかは魔王のお城を見つけて、やっつけるのよ!」
あ、大丈夫みたい。
「魔王?そんな悪そうな人いるのですか?」
「ひ・とじゃないわ魔物の王よ」
「そうなんだ」

・・・・・・・・

・・・・?

あれ・・・・木の陰に1人いるな・・・・と海兎はもう1人、人を見つけた。



「あのーどちら様で・・・・?」
「あのねお姉さん。雪ちゃんって言ってね。今、難しい本をよんでるの!亅
「・・・・」

「ねぇねぇ・・・・どんな本読んでるの?」

「・・・・!?あっあっ・・・・はい!」

お?
またまた性格が違う。

「雪ーお客さんにご挨拶!」
「こ・・・・こんにちは!」

あぁ・・・・なんかこの人たち良いな


「いい・・・・仲間たちだね・・・・」
海兎は自分で言った事を思いだした。
「友達」がほしいと。聞いてみる?いや、普通自分から言うやつなんているの?・・・・やめとこう。今は。



「お姉さんって戦える?」
「いや・・・・戦えないよ・・・・」
「じゃあここで育て!」
「ちょっとかおる!言いすぎよー!」
「ハァ?戦えるって聞いたのあんたでしょう!?」
「ちょっと・・・・みんな落ち着いて・・・・」
「みな・・・・皆さん元気だね・・・・」



元気って言うよりこれは元気を通り抜かしているな。



「それってほめ言葉~?お姉さん!」
「え・・・・あ・・・・うん…えっと・・・・そう・・・・」


あぁあぁぁぁ!
罪悪感が私を襲ってくるぅ!

言葉が出てこなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!
いや・・・・うん…

海兎は自分の心の中の方が一番うるさいことがわかった。

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