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ゴブリン転生ファンタジー 〜異世界?いいえ、地球です。〜

バナナキムチ

第1話 なんかゴブリンになってる

「うーんんんー・・?」

俺は、暗い洞窟の中で一人、唸り声をあげていた。

どうして俺が暗い洞窟の中なんかで唸り声をあげていたかと言えば、それは今の自分の現状が大変に謎だったからである。

そう、謎なのだ。
自分が一体どうしてこんなことになっているのかが、ほとほと謎だらけなのである。

疑問の一つ目としてまずどうして自分がこんな暗い洞窟の中なんかで寝ていたのかだ。俺がここで目を覚ましたのがついさっきであり、俺には、こんな場所で眠った記憶が一切ないからだ。

俺が仮に夢遊病患者だったとしても移動距離が些か長すぎるのではないだろうか。誰かが俺の寝ている間に俺をここまで運んできたのだとしたら、随分と手の込んだいたずらである。

だが、俺の友人内には、ここまで手の込んだドッキリを仕掛けてくるような奴はいた覚えがない。
まあ、もしも俺にそんな面白おかしい友人がいたとしたら今すぐに縁を切り、金輪際かかわらないようにするのだが、幸いな事にそんな奴とのかかわりは持っていないのが現状だ。

いや、一人だけいたような気もするがあいつは例外だろう。それに、俺が嫌がるような事は絶対にしない奴だったしな。

もしも、誘拐とかだった場合まったく笑えないのだが、これ等の可能性は、今のところ限りなく低いだろう。
なぜなら、それでは、疑問の二つ目の説明がつかないからである。

そして、二つ目の疑問とは、現在の自分の容姿についてだ。
そう、これが今一番の謎なのである。
別に俺がイケメンか、ブサイクか、などと論争を繰り広げたいわけではないのだ。
俺の容姿が以前とは、大幅に変わってしまっている事についてだ。

どこが、どう変わってしまったのかと云えば、今までは肌色だった俺の肌が全身深緑色に変色し、175cmはあったはずの身長がそれまでの半分ほどに縮んでしまい、皮膚はしわくちゃになり、おでこには小さいが角のような突起物があるのだ。

そうなのだ。普通の高校に通い普通の生活を送っていたはずの俺こと、海崎大和の人間だったはずの姿は、ファンタジー作品に出てくるようなゴブリンの姿のそれになっていたのだ。

「なんでこんなことになってんだ、、、?」

俺は、誰もが同じ状況になれば抱えるであろう疑問を抱きながら頭をかかえるのであった。
頭にたまった疑問やモヤモヤの分だけ叫ばなかったのを誰かに褒めてほしい。

こんな、何が出るか分からない洞窟の中で誰が褒めてくれるかなんて知らないが、、、。

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