剣と魔法の輪廻譚 《Drake-route》

にぃずな

神創桜華

シロハとの、にゃんにゃこまを見に行くイベントも無事に終わり、時は飛んで、1年後。
私たちは相変わらずの生活をしていた。
「意外にも順調…何かしらの不運があると思ってた…」
「まぁ、特に大惨事が起きていないのが最もだよねぇ」
「何かしら起こらないと、主は暇なのか?」
「そりゃあね…。強い人と戦えたら本望だけど」
面倒ごとは嫌いだけど、強くはなりたい。
矛盾してるっちゃ、してるけど。
強者と戦うには、面倒ごとはつきものと考えないと、上っ面だけの強者と戦っても時間の無駄。
「ホント、面倒な性格…!」
正直、飽き飽きしていた日常に、変異は突然に起きた。


「召喚されし、勇者様よ!この世界に永遠とわの安泰を…!」
央都では、勇者が四人召喚された。
私も興味本意で、その召喚の儀を覗いてみた。
わかりきっていた反応だったけど。
「凄いな、ここが異世界か?」
「やっぱり、異世界と言えば、チート能力っしょ!」
「あわわわわわぁぁ……」
「…………」
男女二人ずつと言う感じで、武器は、剣、盾、杖、刀と言うバランスの良い構成だった。
本来なら、弓とか槍、ナックルとかが来ると思ってたけど。
「勇者様、名を、お名乗り頂けますでしょうか?」
「あぁ、俺の名前は神子じんね 剣八けんやだ」
「……次は俺か!俺の名前は多創たそう じゅんだぜ!よろしくぅ!」
「はひっ、えと、私は、砂杖さじょう………さくら…です」
「……………刀寺とうじ 響華きょうか
「うむ、それぞれ良い名前をお持ちで」
(凄く、わかりやすい名前…!めっちゃ主人公みたいな名前……!)
マジレスみたくなってしまったが、とりあえず置いといて。
「勇者様方には、この世界を救ってもらいたいのです!」
「おう、任せろ!何より、神様から加護を受けてるしな、余裕綽々だろ」
「そうだな」
「そう…ですかね…?」
「…………甘く見すぎ」
「はぁ!?」
完全になめてかかっている。
「………ばーか」
馬鹿の一つ覚えみたいに、上手くいくわけがない。
そんな、甘い世界であったのならば。
神の加護を受けただけで、世界が救えるのならば。
(誰も、不幸にならないんだよ)
皆が皆、平和的な解決ができていて、戦争なんてはなっから起こらない。
誰も不満を持たない。
そもそも、勇者やら、騎士やら、傭兵なんて職業は存在しない。
魔族と人族、獣人族が国境という壁を隔てる事なんてない。
奴隷なんてものも、存在しない。
(絶対に、失敗する)
勇者の失敗敗北が何を意味するのか。
それは、国の崩壊。
最初に、人々の不安の爆発。
何故なら、勇者は最強であるというレッテルがあるから。
村人や平民同士での争いが発展して、戦争が多発し、沢山の人が死ぬ。
何故なら、死ぬかもしれないという不安に刈られて、冷静な判断ができず、生きたいという欲にすがり、溺れるから。
そして、追い討ちをかけるような、国の信用の底辺に至るまでの減少。
(まぁ、私は知らないけどね)
国が滅ぼうが関係ない。
ただ、仲間が何事もなく、平和に過ごせれば良い。
身内に危害が加わる様なことがあれば、国であれど何であれど。
魔族だろうが、勇者最強だろうが。
(容赦なく、潰すまで)


はい、にぃずなでございます。
更新くそ遅いっすね。
次は、なるべく早く出すように、頑張る、つもり。

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