剣と魔法の輪廻譚 《Drake-route》

にぃずな

番外1『料理をしてみた。』

ミフユの場合
「う~ん、作れなくはないけど」
(うぇぇ…何作ろう)
確かに野宿とかが多かったから、何かしら作ったりしたけど、簡単なものばっかりである。
そしてだ
(魔法使ってたんだよねぇ)
そんなことは、全て片隅に追いやって、置いてある食材を見る。
「えーと…、肉、山菜、野菜、果物、魚、香辛料、卵、豆類、キノコ類…」
(ほぼ全てじゃん)
何分か考えて、やっと何を作るか決まった。
「野菜炒めでいいや」
まじで簡単なものしか作れない。
「《ランダムスラッシュ》」
これで、野菜と肉を切って、味付けをして皿におく。
そして
「《プチファイア》」
これで、じっくり焼いて。
空気をいれるのに
「《ホバー=ウィンド》」
全て魔法でやってしまおう。
「完成…です…」
1つ言いたいことがある。
「私に料理を求めちゃいけないよ…」
こちらは苦笑いである。
『食べても良いですか?』
「どうぞ…」
モグモゴモグモグ
『家庭の味っていう感じですね』
「御袋の味…なんとも言えない…」

結果…『思いの外家庭的な、素朴で美味しい』


シュナの場合
「料理は結構できるよ」
包丁をくるくる回している。
「何にしよう、あ、煮物系がいいけど…」
(悩ましい…)
ずっと野菜をじっと見続け、20秒。
「じゃあ、肉じゃがと、サラダかな」
そして、しっかりと包丁を使って材料を切ったり、鍋を使って煮たりしている。
『ミフユちゃんは全部魔法でやってましたよ?』
「あー…、まぁ、それがミフユのやり方なんじゃない?」
そのセリフを言うと同時に完成させている。
「食べる?」
『いただきます』
モグモゴモグモグモグモグ
『美味しいです!』
「素材の味は最大限に、安かろうが高かろうが、ちゃんと作れば美味しくなるよ」
まるでシェフである。

結果…『お店とかの、味、料理店営んでも良いんじゃないか?』


テルトの場合
「私、作れねぇんだけど…」
『絶対?』
「絶対」
『ホントに?』
「ホントに」
『絶対に?絶対に?作るのめんどうだからとかじゃなくて?』
「だぁああああああああああ!うるせぇな!作れないんだってば!」
『ごめんなさい…』
「……………………そぼろご飯ぐらいなら、もしかしたら」
『それで御願いします』
10分後…
「ほらっ、早く食うなら食え」
良い感じに焦げ目がついた肉と卵のそぼろ。
『いただきます』
モッモッモッモッモッモッ…
『美味しいじゃないですか』
「なら良いけど!」

結果…『ちゃんと作れてるから安心して』


という感じです!お題ありがとうございました!
『こんなんで良いんですか?』
良いからこうなったんだ!

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