剣と魔法の輪廻譚 《Drake-route》

にぃずな

試験

そんな感じで唐突な再会をしたテルトと私。
そして、とても今さらなんだけど…。
(テルト身長高い…)
それもそうだろう。
何せ、今の私は7歳なのだ。
私がテルトと出会った時の年齢は16歳だったのだから。
「そう言えば、主何歳なんだ?身長低いけど…」
私と似たような疑問を持ったのだろう。
隠す必要も無いので、堂々と応える。
「7歳だよ」
「7っ!?」
テルトは予想以上にしてびっくりしている。
そして、情けないと言わんばかりの表情をして。
「私は…主とはいえ、年下に助けられたのか…」
と、拳を強く握っている。
「テルトは仲間なんだから、気に病まなくて良いの!私が助けたかっただけだから…ね?」
「うぅ…主ぃ…」
腰を屈め、従魔の時と変わらない甘え方をしてきた。
やはり、テルトはテルトだ。
横目でお姉ちゃんを見たときに、拗ねていたのは見なかったことにしよう。
「とっ、とりあえず、試験会場向かおうよ」
私がそう二人に切り出すと、
「そうだね~」
「そうだな!」
と、似たような反応で返してきたので、早速向かおうと思う。
余談だけど、
「あっ、因みにテルトちゃん。私はシュナ=シャルティア。よろしく」
「主のお姉さんですね!よろしくお願いします!」
「敬語じゃなくて良いよ~」
のような、特に嫌っている雰囲気なので、とても安心した。


「ここが試験会場かぁ…」
思いの外、広大な会場だったので、思わずそうこぼした。
「流石、上級校と言えるね~」
「主と主のお姉さんの隣に並べるように頑張るぜ!」
それぞれ感想や意気込みを口にしている。
(私も、頑張らなきゃ…)
いくら手抜きをして良いとは言え、油断は禁物だ。
「二人とも、頑張ろう!」
私は、二人にそう言い、笑う。
「うん、そうだね、一緒にいるために」
「私も、一緒にいたい!」
二人と、一緒にいるために私も、頑張ろう。


試験会場に入り、受付を済ませる。
連数なので、被る可能性が高そうなのでありがたい。
そして、順が回ってきた。
堂々とはいる。
貴族と思われる輩がこちらを、主にテルトを睨んできているようだ。
テルトは、心なしかしょんぼりとしているように見える。
「テルトは気にしなくて良いんだよ」
テルトは悪くない。
テルトを、獣人を嫌う奴らが悪いのだ。
「とりあえず、席につけ」
監視官、もとい試験官が座るように促してきたので、席につく。
「俺は、試験官のレィガだ。不正や、まして他の試験者を傷付ける様なことがあれば、即刻不合格にする。覚悟しておけ」
試験官の言葉が会場を強ばらせる。
「先に自己紹介をしてもらおう、お前からだ」
そういって、私達から見て右側の、赤髪の男を指名した。
「はい、俺の名前はアスタ=バルンだ。俺の名前を聞けたこと、光栄に思え」
(良く試験官の前で堂々と言えるなぁ…)
中々、度胸がある。
「では、アスタ。前にでろ」
「ふんっ」
鼻をならし、こちらへ振り替えると。
「格の違い、見せてやろう」
そして、ニヤリと、嘲笑うように笑った。
(へぇ、そこまでの自信、どれ程なのか)
ここが、どのくらいの実力で入れるのか、上位校と言うのに相応しいか。
「どんなもんなんだろうね」
「ミフユには、劣る、けど実力者はまぁいいや、なんじゃない?」
「だが、アイツに劣るわけにはいかない、主の隣にいるにはな」
_________試験、開始。



久々の更新ですね。
どうも、にぃずなです。
え?何?書き置きは?できてねぇよ(忙しかったと言う言い訳)
まぁ、この先もかなり遅めの更新になってしまいますが、今後もよろしくお願いします。
にぃずなは、まだ死なねぇぜ!
では、ここまで。
じゃあな!暇ならまた会おうぜ!

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