剣と魔法の輪廻譚 《Drake-route》

にぃずな

これで転生10回目なんですが!

「……うっ、んん?」
目を開けたときそこにはある意味お馴染みな光景が広がった。
_______ぼやけた知らない部屋。
私は口元をヒクつかせながらこう叫んだ。


あああああああぁぁぁぁぁ!!!またかあぁぁぁぁぁぁ!!





_________私、何回転生させられるの?!

…………………………。

(もう赤ちゃんになるの嫌なんだけど……)
心は高校生のままなのが不思議です。
多分、今までの転生したときの年齢換算したら余裕で2000歳超えます。ホントに軽々と。
(まぁ、大半が40代で過去の致命傷と不治系の毒で倒れるんだけどね…)
エルフの時に1600歳まで生きたのが衝撃的だった気がする。
「あ"ぅぅぅぅ…(ホント最悪……)」
どの異世界でも最強と唄われ、剣を持っても魔法を使っても最強。
(新鮮味あったのって、精々2回目までだったかなぁ…)
10回は辛すぎる。
そんなことを考えていると、物音がした。
(誰か来たのかな?)
すると、音割れの酷い声がした。これもいつも通り。
「おき………のね………ミフユ………ふ……ふ……か………い…よぉ……」
うん、分かりずづらいね。
《聴力強化》
私は魔法を起動させ内容を聞く。
「元気そうだね。ミフユ。……………ぁああもー!可愛い~!」
そう言って、私のことを抱き上げた。
あ、この人この世界での私の姉だね。多分。
でも、シスコンは今回が初めてだなぁ。
あう~!あ~あぅぁぁ!ちょっと!苦しいです!
「うぅ~!可愛いよぉ~!おねーちゃんの癒しだよぉ~!」
分かんないよね、普通。
私が苦しそうにしてると、やっと離してくれた。
(まぁ、実際水中には10分以上潜れるけどね…)
そんなことを思いながらベットに戻してもらった。
やっぱり、風景は知っておきたいよね。
《視力強化》
すると、綺麗な部屋が広がっていた。
程々に豪華な部屋だった。
(貴族?かなぁ…。あんまり良い印象ないなぁ…)
6回目の転生で貴族だったけど、頭の痛くなるような話ばかり聴こえてとても嫌だった。
「どうしたのミフユ?体調悪いの?大丈夫?」
そう言われたので、おねーちゃんの方を見ると、衝撃を受けた。良い意味で。
(凄く、美人で可愛い…!)
あ、やば、返事してなかった。
「あぅ~ぅ。あぅぅ~!(大丈夫です。気にしないで!)」
まぁ、伝わらないだろうけどね…。
「心配しないでって言いたいのかな?」
伝わってた。おねーちゃん凄い。
うーん、何だかんだ、良いとこに生まれた来れたぽいね…。
(よし、10回目も頑張るか~!)
私は私らしく、10回目の生の始まりを____。

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