Regulus
This soul to the sky
-嗚呼 降り続く雨
嗚呼 木々たちの声
まだ 君は黄昏
まだ 揺れる事なく
「…これ、慶が書いたの?
いつの間に…」
「それに曲をつけてくれ、最初はピアノオンリーにしたいんだ。
あとからドラム、ギター、ベース…それとバイオリンが欲しい」
「バイオリンかあ、奏者こっちで募るよ」
「頼んだ」
志輝にも内緒で書いていた歌詞が出来上がって、俺はReglusメンバーを集めてお披露目をした。
「どんなメロディーがいいとか、見本あるの?」
「ある」
俺がギターでさらっと弾いたのをかけると、皆真剣に聴いていた。
「…少し悲しいね」
「だな、ここにバイオリン入れたらぐっと良くなる」
その感想を聞けて、内心ほっとした。
無い、と一蹴されたらどうしようかと思っていた。
これは俺の中で沸いた感情、想いだったから。
-細く絡まる時の糸
    揺蕩う蓮の花
    流された灯篭と君追えば
    いつかは会えますか
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