勇者…!!召喚されたら神だった
第2話
神界
「おーい!やっと決まったぞ!」
と風神が言葉を風に乗せて飛ばしてきた
たかが200mくらいの距離なら直接言えばいいものをどんだけめんどくさがりなんだ
「へー、誰がいくん?」
「えーと…」
「いや待て、本格的にメンバーを送むのは後だ」
「なんでだよ」
そう言葉を俺は遮る
候補に選ばれていた神は抗議の声を出すが俺は無視する
「とりあえず試験的にやって見ないとわからないからだ」
というのは建前で
新参の神如きで生意気だからだ
と言うが気持ちだ
最近の神は生意気だ
古参の神達の時代
神になるには偉業を成し遂げるか、
人間界で莫大な信者を得るか、
人々に愛されて九十九神となるか
そう言う感じであった
だが最近は、
「ヒャッホー!神だせ!俺!てめぇら崇めろ」
やら
「ツクヨミ〜ちょっとこれやってくんね?」
だの、古参の神達を馬鹿にしてる奴らが多い
今回異世界に神を送り込むのもこう言う理由だ
まぁ、島流しみたいなものかな?
で
今まさに勇者召喚をしようとしている場所に送りこむ準備をしている
勇者召喚っていうのはどういうものかと言うと
世界と世界の間を一時的に繋げて異世界A地点と地球側世界B地点を交換するシステムだ
元になったのは今から1300年くらい前に神同士で美味い食べ物の交換やら工芸品の売買やらをやっていた時に使っていた技術である
まぁ、神界のヤ○オクと言われているシステムだ
こう言った世界と世界を繋げる行為は上級神の許可が必要で今までは泣く泣く勇者召喚されるのを見送っていた
この勇者召喚の陣には最悪な仕掛けがあって、勇者召喚で召喚者を送らず無視した場合、どちらかの世界が崩壊すると言う仕掛けなのだ
だから今は
上級神の権限により向こうの召喚理由や、神同士の規定に反してないか確認していたのだ
とりあえず向こうの神にメッセージを送ろう
まぁ、内心マジギレだけど丁寧にかいてやろう
オレ「始めまして日本の神です。なんかそちらから勇者召喚が発動されているのですが、やめてもらえませんか?」
ピロン♪
魔神「あ、ダメですか?ちょっと邪神を倒してもらいたかったんですが」
軽い感じで言いやがって塵が!
オレ「いやいや無理だから、人間なんだよ。しかもかなりの数の世界から召喚されて大変なんだよね」
魔神「あー、そうですか…どうしたらいいですかね?」
はぁ?てめぇーの頭は空っぽか!自分で考えろ!塵が!
オレ「じゃあ、勇者の代わりになる奴送るよ」
魔神「えっ!いいんですか!ありがとうね?」
ブチっ!こんのぉ!クソ餓鬼ィ!てめぇーも敬語使えや!
オレ「はいはいー♪今送りますねー」
はぁはぁ、血管が切れそう…
「はい、交渉成立」
じゃあ勇者代理を送るとしますか!
俺を怒らせた事を後悔させてやる
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