クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件
反撃開始
脱走したゼンは,現在ギャップの家で作戦会議をしていた。
「それじゃあギャップは戦えないのか?」
「うん,僕は診察係で戦闘タイプじゃないんだ。」
「参ったな。俺1人で突っ込んでもまた数で圧倒されそうだしなぁー。」
そして少し考えてから,
「ギャップ。診察係って何ができるんだ?」
「出来ることと言えば,体の内部を見れるくらいだよ。」
「……?つまりどうゆうことなんだ?」
「ええっと,天使はね体が機械で出来ている者が多いんだ。戦闘系なら尚更ね。そして,故障しているといけないから診察係に内部を見てもらうんだよ。」
「つまり,ギャップは天使の弱点とかわかるのか?」
「故障していたならそこが弱点になるだろうけど,万全の状態じゃ弱点なんてものはなかったよ。それにぼくたち診察係は攻撃魔法が使えないんだ。」
(弱点がわかっても攻撃できないんじゃなぁー。)
「んっ,ちょっと待てよ。つまりエルも機械だったのか?」
「エルって子はわからないけど最近では機械化も少なくなってきたよ。」
(確かエルは30万くらいいっていたよな。じゃあ多分大丈夫か。)
「じゃあギャップは機械化してないのか?」
「僕は診察係だしね。機械化されているのは戦闘系だけさ。」
「なんでお前はそんなに詳しいんだ。」
「アレ,言ってなかった?僕,実は診察係の責任者だよ。」
「!?。じゃあもしギャップが頼めば動いてくれる天使はいるのか?」
「えっ,いるとは思うけど全員診察係で戦闘面では役に立たないよ。」
「全員見えるんだな?」
「まぁ,診察係だし,見えるよ。」
そこまで聞くとゼンは笑って,
「じゃあ,これから作戦内容を話す。」
「……………………と言うわけだ。決戦は明後日。明日ギャップは診察係の奴に頼んでおいてくれ。」
「ホントにそんなことができるのかい?まぁでも頼むことは任せて。」
そう言うとギャップはすぐに外に出て行った。ゼンは指名手配こそされていないもの犯罪者である事は変わりないので家にいるしかない。こうしてゼンは決戦の日までギャップの家で体力を蓄えることにした。
決戦の日
「準備はいいかみんな?」
「うん,準備は万端だよ。頑張ろうねゼン。」
「悪いな。お前らは戦闘員でもないのにこんなマネさせちまって。」
「でも,みんなも納得しているよ。」
「じゃあ,始めてくれ。」
ゼンは国の中央に現れそこで地面に手を突っ込み爆発させた。
急な事件に周りにいた通行人は慌てて逃げ出す。そして上からあの天使が降りてくる。
「脱走したとは聞きましたが,ここまでバカだったとは。貴方1人で何が出来るんですか?」
「まぁ,楽しみにしていろよ。きっと予想とは違うふうに動くからよ。」
「何を世迷言を。戦闘員すぐに来てください。」
しかし天使がそう呼ぶも誰1人としてその場には現れなかった。代わりに広場の周りで爆発音が響く。音の方をみると,なんと魔法が使えないはずの診察係がいろんな魔法を打ち戦闘員を倒していた!中には最上級の魔法を使っている者もいる。
「そ,そんなバカな。」
天使が驚いているのを見てゼンは顔がつい笑ってしまう。
「貴様!一体何をした。」
「おいおい,テメェらが貸した力くらいちゃんと把握しておけよ。」
「何を言って,」
「だから,今こんな事が出来ているのはリンクの力だよ。」
「バカな!そもそもリンクは私が取り戻したはずだ!」
「もしかして鑑定能力もないのか?」
図星をつかれたのか天使が黙っていると,
「しょうがねえな,最初から教えてやるよ。まず俺はすでにリンクなら自分で使える。」
「!?」
「そして記憶をよく思い出してみろ。リンクの効果は繋がったものを操り,深くつながれば力を受け継げる。そして,リンクした相手に自分のスキルを使って攻撃できる。」
「それがどうしたと言うのです!」
「あのなぁー,まだわかんねえのかな。自分のスキルを使える。つまりリンクした相手になら自分のスキルを授ける事もできるって事だよ。」
「!?」
「そ,そんなバカな!?」
「まっ,驚くのも無理ないか。そもそもアレは攻撃用だしな。たしかに天使はスキルを沢山持っているし強いのもわかるよ。でもさあ,工夫してよりよく出来ないんならそれはただの宝の持ち腐れだろ。」
ゼンの言う通り天使は沢山のスキルを持っていて好きなだけ使える。(ギャップ情報)ただし指示に従ってきてだけだった天使たちは自分で考えることをあまりしず別の使い方があるとすら思わなかった。
しかも,ゼンが力を貸した診察係は複雑な天使の体を隅々まで知っており。どこをどう攻撃し破壊すれば倒せることかなどはもう常識の範囲で知っていた。それが今,この結果を出していた。
「仲間の力を甘く見て,人に頼ってきたお前らにはいい薬になっただろ。てめぇの意思くらい持ってけバカ野郎。」
「よ,よくも私にこんな屈辱的なことをしてくれましたね!ですが我々がこの3ヶ月間何もしていなかったとでも思いですか?久しぶりに合わせてあげますよ。お仲間にね。」
天使がそう言うと天使の両隣から才道とアレプトが出てきた。
「お前ら。大丈夫だったか?」
ゼンは心配し近付こうとすると,2人から魔法が飛んできた。
「フフフフフフフ,無駄ですよ。この2人は完全に我々の操り人形ですよ。さあ,あの時アナタが止めてしまった戦争の続きを始めましょう。」
そう言うと2人が同時にゼンに攻撃し始めた。
「それじゃあギャップは戦えないのか?」
「うん,僕は診察係で戦闘タイプじゃないんだ。」
「参ったな。俺1人で突っ込んでもまた数で圧倒されそうだしなぁー。」
そして少し考えてから,
「ギャップ。診察係って何ができるんだ?」
「出来ることと言えば,体の内部を見れるくらいだよ。」
「……?つまりどうゆうことなんだ?」
「ええっと,天使はね体が機械で出来ている者が多いんだ。戦闘系なら尚更ね。そして,故障しているといけないから診察係に内部を見てもらうんだよ。」
「つまり,ギャップは天使の弱点とかわかるのか?」
「故障していたならそこが弱点になるだろうけど,万全の状態じゃ弱点なんてものはなかったよ。それにぼくたち診察係は攻撃魔法が使えないんだ。」
(弱点がわかっても攻撃できないんじゃなぁー。)
「んっ,ちょっと待てよ。つまりエルも機械だったのか?」
「エルって子はわからないけど最近では機械化も少なくなってきたよ。」
(確かエルは30万くらいいっていたよな。じゃあ多分大丈夫か。)
「じゃあギャップは機械化してないのか?」
「僕は診察係だしね。機械化されているのは戦闘系だけさ。」
「なんでお前はそんなに詳しいんだ。」
「アレ,言ってなかった?僕,実は診察係の責任者だよ。」
「!?。じゃあもしギャップが頼めば動いてくれる天使はいるのか?」
「えっ,いるとは思うけど全員診察係で戦闘面では役に立たないよ。」
「全員見えるんだな?」
「まぁ,診察係だし,見えるよ。」
そこまで聞くとゼンは笑って,
「じゃあ,これから作戦内容を話す。」
「……………………と言うわけだ。決戦は明後日。明日ギャップは診察係の奴に頼んでおいてくれ。」
「ホントにそんなことができるのかい?まぁでも頼むことは任せて。」
そう言うとギャップはすぐに外に出て行った。ゼンは指名手配こそされていないもの犯罪者である事は変わりないので家にいるしかない。こうしてゼンは決戦の日までギャップの家で体力を蓄えることにした。
決戦の日
「準備はいいかみんな?」
「うん,準備は万端だよ。頑張ろうねゼン。」
「悪いな。お前らは戦闘員でもないのにこんなマネさせちまって。」
「でも,みんなも納得しているよ。」
「じゃあ,始めてくれ。」
ゼンは国の中央に現れそこで地面に手を突っ込み爆発させた。
急な事件に周りにいた通行人は慌てて逃げ出す。そして上からあの天使が降りてくる。
「脱走したとは聞きましたが,ここまでバカだったとは。貴方1人で何が出来るんですか?」
「まぁ,楽しみにしていろよ。きっと予想とは違うふうに動くからよ。」
「何を世迷言を。戦闘員すぐに来てください。」
しかし天使がそう呼ぶも誰1人としてその場には現れなかった。代わりに広場の周りで爆発音が響く。音の方をみると,なんと魔法が使えないはずの診察係がいろんな魔法を打ち戦闘員を倒していた!中には最上級の魔法を使っている者もいる。
「そ,そんなバカな。」
天使が驚いているのを見てゼンは顔がつい笑ってしまう。
「貴様!一体何をした。」
「おいおい,テメェらが貸した力くらいちゃんと把握しておけよ。」
「何を言って,」
「だから,今こんな事が出来ているのはリンクの力だよ。」
「バカな!そもそもリンクは私が取り戻したはずだ!」
「もしかして鑑定能力もないのか?」
図星をつかれたのか天使が黙っていると,
「しょうがねえな,最初から教えてやるよ。まず俺はすでにリンクなら自分で使える。」
「!?」
「そして記憶をよく思い出してみろ。リンクの効果は繋がったものを操り,深くつながれば力を受け継げる。そして,リンクした相手に自分のスキルを使って攻撃できる。」
「それがどうしたと言うのです!」
「あのなぁー,まだわかんねえのかな。自分のスキルを使える。つまりリンクした相手になら自分のスキルを授ける事もできるって事だよ。」
「!?」
「そ,そんなバカな!?」
「まっ,驚くのも無理ないか。そもそもアレは攻撃用だしな。たしかに天使はスキルを沢山持っているし強いのもわかるよ。でもさあ,工夫してよりよく出来ないんならそれはただの宝の持ち腐れだろ。」
ゼンの言う通り天使は沢山のスキルを持っていて好きなだけ使える。(ギャップ情報)ただし指示に従ってきてだけだった天使たちは自分で考えることをあまりしず別の使い方があるとすら思わなかった。
しかも,ゼンが力を貸した診察係は複雑な天使の体を隅々まで知っており。どこをどう攻撃し破壊すれば倒せることかなどはもう常識の範囲で知っていた。それが今,この結果を出していた。
「仲間の力を甘く見て,人に頼ってきたお前らにはいい薬になっただろ。てめぇの意思くらい持ってけバカ野郎。」
「よ,よくも私にこんな屈辱的なことをしてくれましたね!ですが我々がこの3ヶ月間何もしていなかったとでも思いですか?久しぶりに合わせてあげますよ。お仲間にね。」
天使がそう言うと天使の両隣から才道とアレプトが出てきた。
「お前ら。大丈夫だったか?」
ゼンは心配し近付こうとすると,2人から魔法が飛んできた。
「フフフフフフフ,無駄ですよ。この2人は完全に我々の操り人形ですよ。さあ,あの時アナタが止めてしまった戦争の続きを始めましょう。」
そう言うと2人が同時にゼンに攻撃し始めた。
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