クラス転移でみんな勇者なのに俺だけ魔王だった件

ニートは引きこもりたい

ゼンの新しい力

結界が壊れ冒険者たちが騒ぎ出す。

「おいおいマジかよ。」 「ヤバすぎんだろ」 「チッ俺たちはここまでか」 「みんなひくぞ」

よし、みんな作戦通り動いてくれそうだ。
さて、作戦その2,後は全部俺がやるだ。
えー適当とか言わないように。
まぁ適当だけど。
さていくか。

「後は頼んでいいんだね?
ゼン。
危なくなったらすぐに逃げるんだよ。」

「わかってますよ。」

しかし逃げるつもりなんて全くない。
この街の生存がかかっているんだから。

「後は頼んだぞボウズ」 「危なくなったら逃げるだぞ」 「負けても気にすんなよ」

やっぱりこの街の冒険者は優しいなぁだからこそやっぱり死んでも守らないとな。
さあ、始めようかゴブリンども。

「なんのようだ小僧よもや貴様一人で我らと戦うわけではあるまいな?」

コイツは驚いた,まさか魔物が喋るとは。

「いやそのまさかだよ。
だけど手加減はしなくていい。
これは真剣勝負だからな。」

「そうか、覚悟はあるようだな。
しかし貴様のような子供1人に任せるとはやはり人というのは死んだ方がいいらしいな。」

んっ?
誰かに教えてもらったような言い方だな?
黒幕がいるのか,しかし今は気にしている場合ではないな。

「王よ,ここは我らがやります。
王は先に行ってください。」

おっとそうはさせない頼んだよ聖女さま。
打ち合わせ通り俺とゴブリンたちのまわりが結界でおおわれた。
こうすることによって被害が最小限にできる。

「どうあっても貴様が我ら全員と戦うと言うのだな。」

「そうゆう事。
さて,おしゃべりはそろそろ終わりにして始めようか。」

ゴブリンたちが一斉に突撃してくる,しかし俺に攻撃する前に全員倒れた。

「!?
貴様なにをした。」

「わざわざ教えてもらえると思っているのか?」

まぁ,これはアメッサの時に使った地面とリンクして操っただけなんだよね。
しかしこれでゴブリンロードとネオゴブリンは俺に迂闊に攻撃できないだろう。
さて,大将戦といくか。


始めは,ただの子供だと思っていた。
可愛そうだがこれも運命だと思い殺すしかないと考えできるだけ痛みを感じさせず殺そうと思っていた。
しかし、考えを変えねばならぬな、たった今わかったあれは敵だそれもかなりの強敵だと。
我も覚悟を決めるか。


お互いに動けずにいた,否動けないのだ。
一歩でも動いたら戦況が必ず変わる。
もしかしたら一瞬で終わるのかもしれない。
お互い相手の強さが同じくらいだと分かっているのだ。
何秒たったのだろうかついにゴブリンキングが動いた。

「!?」

しかし止まった、いや動けないのだ。

(成功したか、自身なかっただよね,コレ成功率20%くらいだから。)

地面を泥にして固めただけである。
しかしそんなけではゴブリンキングは止まらなかったすぐに抜けた無理やり抜け出して突進してきたゼンは驚き避け切る事が出来ず少しかすっただけだったが結界の端までとんでった。
だが,ぶつかった事などなかったかのようにゼンは倒れずキングをリリィで叩きに行ったがキングはそれを読んでいたようですぐに横にずれてリリィを避けゼン切ろうとしたが腕が動かなかった。
ゼンの方を見ると地面が手の形になり自分の左手を掴んでいた。

ゼンはキングが驚いていてこちらを見るのをわかっていたかのように顔に蹴りをかましてきていた。
キングはさすがに避けれず顔にくらったが,気にせずもう片方の手でゼンをつかんできたが彼の右手から黒い塊が出てそれを阻んだ。
ゼンは着地した後もすぐに懐に殴りに行った。
キングはあえてそれを受け今度は両手でしっかりとゼンをつかんだやっと2人の動きが一旦止まった。

「ハアハア,これで貴様の負けだ。
だが,貴様は強かったぞ誇っていいぞ。」

「なに,終わった気になってんだ。
てか、終わったのはお前の方だぞ。
準備はもう整った。」

「なに!?」

ゼンがそう言った瞬間,周りが黒く光った。
すると急にキングの動きが鈍くなった。

「!?」

「わからないって顔だな,じゃあ教えてやるよ。
今光ってるのは俺がリンクして操っていた場所だ。
そしてこっからが新しく見せるんだが俺はリンクした空間を数回操ると支配出来るようになる。
んで今支配してお前の動きだけを鈍くさせた。
まぁ,数秒しか持たないけどな,でも数秒で充分だ。」

そう言うと,すぐに腕から抜け出し右手に黒い炎を纏わせて腕の形を剣にした。
そしてそのままキングを一刀両断した。

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コメント

  • ノベルバユーザー318179

    動けずではなく動かずの方がいいと思う

    0
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