名探偵の推理日記〜犯人を追ってたら異世界で殺人鬼になってた〜

耕一

第10話『神の降臨』

煙が消えるとそこには体に白い雲を纏った巨体の男と、紫色の雲を纏った小さな男が立っていた。
「いやー、本当に申し訳ない。まさかうちのハルクがこんな事を企んでいたなんて。あ、申し遅れました。私、転生師のキャスバです。」
「えっ、どういう事ですか?」
俺がそう言うとキャスバはニコニコしながらこう言った。
「そこにいるアニセトさんが、人間を消す研究をしていて、その研究にうちのハルクが加担していたらしいんです。それで、そこにいるマリウスさんがアニセトを消そうとしたでしょ?それを防ごうと、ハルクがあなたをここの世界に転生させたんです。本当に申し訳ない。」
「そうなんですか。じゃあ早く元の世界に戻してくださいよ。」
俺の言葉にキャスバは面倒臭そうな顔をしながら、床に魔法陣のような物を書いた。
「じゃあ、この転生陣の真ん中に立ってください。」
俺は言われた通りにそこに立つと、キャスバは俺に両手を広げて向け、何かオーラのような物を放ち始めた。

 「はっ!!」
気づくと俺はペンションのベッドで寝ていた。顔には白い布がかけられていた。ふと横を見ると目と口が完全に開ききった亜美と美穂がいた。
「ひ、人が生き返ったぁぁぁぁ!!!」

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