名探偵の推理日記〜犯人を追ってたら異世界で殺人鬼になってた〜

耕一

第3話『スナイパーの犯行』

俺たちはマリウスの家に戻り、3人でデーブルを囲んでいた。
「えっ!?じゃあ誰にやられたか覚えてないの?」
マリウスがテーブルに両手をつけて立ち上がった。
「まー、覚えてないってよりも、見なかったって方が正しいかな。隠れて撃ってきたんじゃないかな?」
アニセトは笑いながらそう言った。
「圭介、あなたじゃないの?」
マリウスが俺をにらんだ。
「まぁ、確かに目が覚めた時には血まみれで、拳銃握っていればそう思うのも無理ないでしょうけど、僕ではないですよ。」
俺は焦ってそう言った。
「えっ?お前もしかして殺人モンスターなのか?」
アニセトはなぜか笑っている。
「もしそうだとしてなぜ、そんなに笑っていられるんですか?」
俺がそう聞くと、アニセトはさらに大きな声で笑った。
「俺らは死んでもすぐに新しい人生が始まるんだ。例えば、お前みたいな殺人モンスターとか、はたまた武器屋の職人か、だから死ぬことはそこまで恐ろしいことではない。だからと言って人を殺していいことにはならないがな。」
「ここの世界に天国というものは存在しないんですね……。」
俺はあまりにも現実離れしすぎているこの世界の常識で気を失いそうになった。

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