名探偵の推理日記〜犯人を追ってたら異世界で殺人鬼になってた〜

耕一

第2話『復活』

「なんか外騒がしくない?」
マリウスは小窓から外を見た。
「ちょっと見に行ってみようよ!!」
マリウスは俺の手を引いて人だかりに突っ込んでいった。人をかき分けて奥に入っていくと、そこには血を流して倒れている人の姿があった。
「アニセト!!!」
マリウスが声を上げた。
「アニセト?もしかして知り合いなんですか?」
マリウスは焦った様子で家に戻り、また現場に戻ってきた。
「えいっ」
マリウスはすでに死んでしまっているアニセトに向かって淡い緑色の瓶を投げつけた。すると、確かに死んでいたアニセトが目を覚まし、起き上がった。
「あー、危なかった。ありがとよ、マリウス。」
「い、い、生き返った!!!!!」
俺が驚いて声を上げると2人は不思議そうに俺の顔を見た。
「え?あなた復活瓶知らないの?」
「知りませんよ!そんなものあったら僕の仕事は必要なくなりますよ!!」
俺がそう言うと2人は笑った。
「この復活瓶は確かに生き返るけど、人生の中で2回しか使えないの、つまり、俺はあと2回死んだらゲームオーバーってわけだ。あー、名前言ってなかったけど、俺はアニセト。武器屋やってるんだ。」
「はー、こんな世界があるなんて……。」
俺は開いた口が塞がらなかった。

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