“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.45 依頼

街に入るとそこは

「なんというか狐人族の村に似てるな」
「そうですね〜。建物は全て木で出来ていてすごく私的に落ち着く場所ですね」
「空気もかなり綺麗なのじゃ。人間が干渉していないのがよく分かるのじゃ」

街の中央には見上げても頂上が分からないほどの大樹がそびえ立っている。根元の幹は直径20mはあるだろう。そしてそこには木の根と根の間から湧き出た水でできた池があり神秘さを引き立てていた。そのあまりの雄大さに雅久もテンションが上がっていた。

「うし、それじゃあギルドに行くか」
「うむ」「はい!」



池の畔の方はエルフ達の店で賑わっていた。やはり人間は居ないものの獣人族なども暮らしているらしく人間の街じゃ見られない光景だった。その商店街の丁度真ん中辺りにその大樹がそびえており、そこの根本に出来た空洞をそのまま使ったギルドがあった。
木でできた年を思わせる扉を開くと、

「いらっしゃいま………人間…の、方…ですか?」

受付嬢がいて、元気よく挨拶をしたきたはずなのだがだんだんと声が小さくなってくる。すかさずエマが

「いえいえ違います。私は見ての通り獣人族ですが、こっちの二人は、ほら、よく見てください。耳が尖ってるでしょう?」
「でも人間の方でもたま〜に尖った方居ますよね…?」
「雅久さんリオさん!羽だけでいいので出してください!」
「おう」「わかったのじゃ」

雅久とリオは言われた通りに羽を出した。すると今度は

「りゅ、竜人!?滅んだのでは…」

別の意味で驚かれているようだ。

「まあ、なんだ、多分俺とリオしかいないけどな。そんな事はどうでもいい。何か依頼は無いのか?」
「あ、はい、ええっと…これなんてどうですか?」

流石は受付嬢、色んな冒険者と関わってきているのかすぐに立ち直り1枚の紙を見せてきた。

「かなり強い冒険者とお見受けしての依頼です。どうでしょうか?」


─・─・─・─・─・─・─・─・─・─

聖樹カリカンに住まう悪しき者の討伐


この聖樹カリカンには幹の中にダンジョンが隠れている。上に行くほど難易度が上がり、最上階には恐ろしく強い魔獣が居るという言い伝えがある。その魔獣を倒したら出てくるという巨大な魔石を手に入れたい。達成した暁には一生遊んで暮らせる程の報酬を手渡すことを約束しよう。


                                          ムージュ・カナン


─・─・─・─・─・─・─・─・─・─


「一生遊んで暮らせる程の報酬…ねぇ」
「なんだか裏がありそうですけど、まぁ鍛錬にもなりそうですしいいんじゃないですか?」
「そうじゃのぉ…妾も最近はあまり動けていないのじゃ」
「なら決まりだな。この依頼、俺達に任してもらおう」
「はいっ!気をつけて下さいね!あ、これがダンジョンに入るための鍵です」

そう言って渡してきたのは魔法で作られた透明な鍵だった。

「そのダンジョンは余りに危険なため一般人が立ち入れない様に鍵をしてあるのです」

という訳だった。なので早速ダンジョンに向かう事にした。そして雅久は思った。



─────あれ、またダンジョンじゃん






今回は内容はないようだ!
………最近ちょっと寒くなってきましたよね

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コメント

  • ノベルバユーザー339237

    ダンジョン(*´・ω・`)bの

    0
  • トクさん

    マタ・ダン・ジョンジャン

    1
  • 言葉

    またダンジョンじゃん

    1
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