“無能”から始まる世界最強

つかっちゃ

No.28 海の休日

海に近い宿を取っていたので朝は海の波の音で目が冷めた。
宿の食堂へ行き食事を十分楽しんだところで

「よし、そろそろ海行くか」
「そうじゃな!」
「早く行きましょ〜!」


という訳で海に来た。今はまだ10時過ぎくらいなはずだがもう既に沢山の人達で賑わっていた。男だけで、女だけでという集まりもあれば恋人同士でゆっくりしている人達も居た。そして雅久はというと、

「今から着替えてくるのじゃ!期待しておれ!」

サプライズがしたいのかリオとエマはサササッと海の家っぽいところに行き着替えに向った。雅久は既に宿で着替えるときに普通の服の下に海パンを着ていたので今は砂浜で海を眺めている。
たまに視線を感じるのでちらちらと目だけで確認してみると女の子達がこちらを見ている。本人は特に気にしなかったが今の雅久ははっきり言ってイケメンだ。なので女の子達からの黄色い視線を送られても無理ないだろう。そうこうして5分ほどしたら

「雅久、お待たせなのじゃ!」
「お、お待たせしました」

と振り返ってみると天使がそこに居た。リオはその抜群のプロポーションを引き出すかのようにピンク色の桜模様の水着で、腰から下はひらひらのついた布のようなものを右足だけ見えるように巻いていて、帯のようにひらひらとしている。髪の毛もポニーテールの様に纏めていて、見えている項がはっきり言ってエロい。
エマは水色の水玉模様のビキニで、リオに引けを取らない綺麗さ、華やかさを引き出している。水着から出ている尻尾がふりふりしていてとても可愛らしい部分がありギャップ萌えした。

「ほんと、俺には勿体無いくらい良い仲間だよな」
「ん?何か言ったかの?それより感想はどうじゃ?似合っとるかのう」
「ああ。二人ともよく似合ってる」
「それは良かったです!」

二人ともにこっと笑って海に向かって走り出した。
…二人とも俺を萌え殺す気か。






そして一時間ほど海できゃっきゃうふふしていて、ちょっと喉が乾いてきたので休憩として海から上がると

「おい」

突然声をかけられた。しかもめっちゃデブな男に。

「なんだ?」
「なんだとはなんだ!俺は貴族だぞ!それよりもお前いい女二人も連れてんじゃねぇか…白金貨一枚で譲れ」

と俺に白金貨を投げてきた。突然過ぎてちょっと呆然としたが直ぐに切り替えて

「あ゙ぁ?」

ちょっとメンチ切ってみた。すると見るからにビビっている太った貴族はビクビクしながらも言い返してきた。

「こっ、こっちには護衛で金ランク冒険者が二人もついてるんだ。へ、へへ…さっさと寄越さないとどうなってもし知らんぞ…」

と自分が優位に立てていると思ったのか威張り始めた。やれやれと方を竦めながら

「こいつらは俺の仲間だ。誰にもやらん。帰れ」

と言ってやった。すると貴族は遂にキレて金ランク冒険者とやらが奥からさっと出てきた。

「こ、ここ、こいつを刺し殺せぇぇええ!!!」

というと、よく飼いならされているのかニヤニヤしながら襲ってきた。


ので容赦なく重力魔法で這いつくばらせてやった。

「………で?」
「ヒィっ!お、お前ら!金ランクだろ!!早く立てよ!」

と凄くキョドり始めたのでもうそろそろ面倒くさくなったので金ランク冒険者もろとも蹴り飛ばして退かしてやった。

「ふぅ、面倒くさい奴らだったな」
「そうじゃな。しかし雅久の妾に対する心構えも知れたし良かったのじゃ」
「わ、私の事も怒ってくれました!?」
「ん?そりゃそうだろう。仲間なんだしな」
「うぅ〜雅久さん好き!!!」

とルパ○ジャンプのごとく飛んできたので両手でしっかり受け止めてやった。
…エマの気持ちも少し気づいてはいたがここまで直球だとな…
ちょっと気恥ずかしいので話を逸らすことにする雅久。

「さて、今日はもう帰るか。」
「そじゃな」
「あ〜!雅久さん話逸らした!」
「うるさいわ。…まぁ、エマについてはリオと話し合ってからな」
「雅久さんのデレいいですね〜」

と言い返せなくなったのでさっさと帰り始める雅久達だった。

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コメント

  • ゼロ

    虎真さん もう始まっちゃってるんだなこれが

    0
  • 虎真

    タイトルと話が釣り合わない

    0
  • 榎倖生

    相手が貴族なら、プラチナカードでどうとでもなったのでは?

    1
  • 優しい心

    あー良かった!鈍感じゃなくて!パパ嬉しい!

    4
  • カツ丼

    おぉぉぉぉ!!すごい!この作品!しゅ、主人公が!主人公がぁ!珍しく鈍感じゃない!!!

    4
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