愛してた~浮気性の君~

平成の朽ちてく若者たち

ノリという言葉



お化け屋敷は大盛況だった。
俺のリーダーシップのおかげだと先生や周りのやつに言われたが実は彼女のおかげだ。

俺は片付けの最中始めて彼女に話しかけた。

「なぁ ありがとうな!お前のおかげでお化け屋敷大盛況だったよ!」

彼女は今まで見たことない輝いた笑顔で

「君のおかげだよ。ありがとう。」

そう言って彼女は走って教室を去っていった。
その彼女の残り香が俺の理性を狂わせていた。

まだ彼女の事を知りたい。
まだ彼女と話していたい。

俺は彼女を追いかけた全力で。

彼女は図書室にいた。
俺が図書室に入ると彼女は驚いた顔をしていた。


「え、どうしたの?汗すごいよ?」


俺はすかさず聞いた。

「はぁはぁ、ねぇ、この後メシいかない?」

今思えばこんな直球で聞いたことが恥ずかしい。


彼女は俺に近づいてきた。
するとハンカチで俺の汗を拭きながら

「おごってくれるならいいよ…笑」


俺はクスッと笑いながら返事をした彼女にキスをした。

俺は我に返り

「ごめん…ノリでキスしちゃった…。」


彼女は笑いながら

「どんなノリだよ笑」

そう言いながらまたキスをしてきた。


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