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僕と異世界と主人公と

ノベルバユーザー269454

ギルドへ遊びにいくの巻 - after


「は、話しってなんだい?」


「単刀直入に言うとうちの私兵にスカウトしたいなと思って」

双子ちゃんはパフェをゆっくりと味わいながら食べている。


「し、私兵?ぼくが?きみはいったい?」


「そう、あなたがです。先ほどのやり取りを見ていましたがあなたに落ち度は感じなかった。あと僕は人の強さが何となくわかるんです。あなたはとても魅力的です。あ、申し遅れました。僕はシリウス・す・ホワイトライトです」

す級のホワイトライト様!?と背筋がこれでもかというぐらいに伸びるマイケル君。


「私兵といっても門番をするだけの日もあるだろうし何でも屋さんになるかもしれないけど月給は金貨5枚以上を保証できるはずだよ」


「うちの私兵は今後訓練としてギルドの依頼も受けていこうって話があって経験者であるマイケルさんが来てくれたら助かると思うんだよね」

ここまで言うとあと一押しだ。


「君の才能が欲しい!」

ズッキューン!。マイケル君が何かを決めた顔になった。


「もらったお給料は田舎に送ってもらうことは可能ですか?」

なんていい青年なんだ。おじちゃん泣けてくるよ!5歳だけど!


「給料をどう使おうが本人の勝手だから問題ないはずだよ」


「そのはなし、受けさせて頂こうと思います。しかし、本当に自分なんかでいいんですか?」


「ああ、何度も言うけど君がいいんだマイケル君!」


「誰かに必要とされるってとてもうれしいですね。ぼく!やります!」


うまく引き抜けそうでよかった。と思い視線を横に向けると双子ちゃんが同時に最後の一口を口にいれたところだった。

「スリウスウゥゥ、セリナァァァお兄ちゃんに一口ぐらい残しておいてくれよおおおお!」

柄にもなく叫んでしまった。


すると横から

「あーん」といってスプーンをもってくるお姉さんがいた。

あなたが神か!叫んでしまった恥ずかしさとお姉さんからのあーんの恥ずかしさから味はわからなかったけど心がおなか一杯になった。


「ありがとうございます」

僕はお礼を忘れない男なのだ。


「いーえ、弟たちに譲って自分は我慢するなんていい子ね」

そういって頭をなでてくるお姉さん。やめて!うれしいけど双子ちゃんたちの前なの!


「シリウス兄さん顔あかーい!」

「あかーい!」

そういって双子ちゃんにいじられる始末だ。


「か、かえるぞ!マイケルも付いてきてくれ!」

はーい!と双子ちゃん。い、いまからですか!?心の準備が!とマイケル君

こうしてギルドを後にした。

...








...

というわけでマイケルを私兵に推薦したいのですが!

マイケルのいいところ、待遇、冒険者としての経験などを父さんにプレゼンする。


「うん。マイケル君には是非とも頑張ってもらうとするよ。パーティを抜けたんだったね。住むところがなければ兵舎があるからそこに引っ越すといいよ。1人1部屋あるから自由に使ってね。準備とかあるだろうから10日後から働いて貰えばいいから。」

どんどん話を進める父さん。できる男は違うね!


どうやら内定を頂けたようだ。

「セバス!マイケル君を送って差し上げなさい」

「かしこまりました」


「シリウス。いい人材をありがとう」

いゃあ、気にすんなよ父さん


「ところでなんでギルドに行ったんだい?まさか母さんが許可を出したわけじゃないよね?」

ああ、また詰めが甘かった!マイケルの推薦ばかり考えてたからギルドに内緒に行ったのがばれてしまった。

このあとミッチリと怒られた。怒られながらも双子ちゃんの話題をださなかった僕を褒めてほしい。



...







...

ぽけーっと引っ越し準備を進めるマイケル

今日はいろいろなことが起きすぎて頭の整理が追い付かない様子だ。


「捨てる神あれば拾う神あり、、、か」

マイケルは久々に笑顔になったきがした。





...










...

ぽけーっとしながら月を眺めるシリウス。

パフェの最後の一口を食べられた時の絶望かと思えばそこに舞い降りたパフェ姉さん。本当に天使かとおもった。いや、彼女は神様かもしれない。


「捨てる神あれば拾う神あり、、、か」


お姉さんを思い出しながらそう呟いて窓を閉めたシリウスだった。




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