《完結》男が絶滅していく世界で、英雄は女の子たちをペロペロする
第74話~取り調べⅡ~
ロロナの檻にだけカンテラがともされた。ロロナの姿が良く見えた。ニヤがイスを持ってきた。英雄はそこに座っておれ――という言葉に従って、セイは腰かけていた。
拷問を見物する趣味はないんだがなぁ……と思った。
「ほれ、暗殺者の小娘。いったいどこの誰に雇われて、8獣長を殺したか?」
「言うわけないのだ!」
「ふーん」
ニヤは木剣を取り出した。打ちすえるのかと思った。違った。ニヤは木剣の切っ先で、ロロナのスカートのスソを持ち上げた。細いながらも女性の丸みを帯びたフクラハギがあらわになった。
薄暗闇の中。カンテラの明かりを受けたロロナの脚は、浮かび上がっているようにも見えた。まぶしい。
「な、なにをするのだ」
「ほれ、恥ずかしいであろう。黙ったりウソを吐いたりすると、この木剣を少しずつ持ち上げていってやるぞ」
ニヤが木剣を持ち上げていく。
スカートがめくりあげられてゆき、フトモモまであらわになった。
「や、やめるのだ……」
あれだけ強がっていたロロナが、あきらかに狼狽えていた。セイの存在を意識しているようだ。
「女同士であればそこまで恥ずかしくはないかもしれん。しかし、男が見ている前では、なかなか効果的じゃろう」
「う……」
ロロナは拘束されたカラダを、恥ずかしそうに悶えさせていた。とはいっても、やはり拘束されているから、たいして動くことは出来ない。ヒザとヒザをこすり合わせてモジモジしていた。
扇情的な光景だった。
直視するのもそれはそれで照れ臭いのだが、目を離すにしては引力が強すぎた。
「ほれ、さっさと雇い主を言わんと。全部見えてしまうぞ。うん?」
さらに木剣が持ち上げられた。
ついに下着があらわになった。どうやら下着まで赤色に染めてあるようだ。ロロナは顔を真っ赤にして、下唇をかみしめていた。
「こ、この程度の辱めで、私の口を割れると思ったら、お、おおお、大間違いなのだ」
声が震えている。
「へえ。そう」
ニヤの笑みが深くなる。スカートのスソを大胆にめくりあげると、ロロナの腰に巻きつけてあったベルトに引っかけた。そうすることで、木剣による支えがなくとも、下半身があらわになった。
「そろそろ、英雄の出番のようじゃな」
「オレですか?」
急に声をかけられたので、セイは声が裏返った。
「〝英雄印〟は他人の印を重ねることで、その魔法を得ることができる。そうであろう?」
「ええ」
「この小娘。なかなか恥ずかしいところに、印がある。優秀な魔法のようじゃし、重ねてやってはどうじゃ?」
「え……」
ニヤは短剣でロロナのドレスの肩口のあたりをひきさいた。脚とどうように白亜のように白い腕が伸びていた。
手枷で釣り上げられているため、腋窩があらわになった。つるんとしていて、毛が生えていない。その無垢なるくぼみには、鎌の形に刻まれた印があった。
「たしか〝斬印〟とかいったかな。空気や水。あらゆるものを斬ることのできる魔法とか言っておったか」
無節操に女性をナめまわせる機会など、そうそうない。優秀な印が手に入るのであれば、これは絶好の機会と言える。腋、というのがなんとも際どい。だが、いまさら尻込みするほどのことでもない。女体をナめることに関しては、もはやセイは百戦錬磨だ。
それじゃあ――とセイはロロナに近づいた。
ロロナは激しく首を左右に振っていた。赤い髪が乱れる。
「やッ。よせ、わ、腋をナめるなど、そんなはしたないこと……」
さっきまでの強がりが捨て去られていた。赤い瞳に涙を浮かべて、懇願するようにセイを見てくる。必死に腋窩を隠そうとしているようだが、手枷に釣り上げられているため、手はおろせない。
「えっと……」
とセイは躊躇した。
さすがにカワイソウに思えてくる。あんまり強引に印を重ねるようなことはしたくない。しかしそんなセイの背中を、ニヤが押した。
「情けをかける必要はないぞ。こやつは8獣長を7人も殺しているのだ。むしろ、多少は恥ずかしい目に遭ってもらわんとな」
それもそうだと思える。
「それじゃあ失礼して――」
ロロナの腋窩に顔を近づけた。
砂糖をたっぷりととかしたミルクの匂いがした。
「や、やめてくれぇ。言うからぁ、なんでも言うのだぁ……」
ロロナの声が震えていた。
声に合わせて細い二の腕の肉もぷるぷると震えている。セイが顔を近づけに連れて、ロロナはセイイッパイそれから逃れようとする。だが、拘束があるため、逃げ切ることはできない。
さっさと済ませてしまおうと思った。ロロナの腋窩に舌さきを這わせた。
「ひゃうッ」
と、ロロナのカラダが陸に打ち上げられた魚のように跳ねた。その声は、暗殺者の声ではなく、ただの少女の声だった。
セイの舌から逃げることはできない。腋窩のくぼみを舌でさぐった。ツルツルしていて、やっぱり甘い味がした。
「ゴルゴン鉱山の……ひゃうぅぅっ……近くにある。……んっ。城跡なのだ。い、今は使われていないけれど、ケイテ城という名前だったはずなのだ」
尋ねもしてないのに、しゃべりはじめた。
そのあいだにもセイの舌は印を探り続けている。くぼんでいるところに印が刻まれている。重ねにくい。
「も、もう許ひへ……」
ロレツが回っていない。
「ケイテ城かどうした? そのまま続けるのじゃ」
とニヤがうながした。
「マッシュ・ポトトとかいう、かつてケイテ城の領主だった女がいるのだ。はうぅ。その女に雇われたのだ。もうしゃべったッ。しゃべったのだぁ。許しひへ……許しへぇぇッ」
断末魔さながらの必死の嬌声があげられた。
舌の面を、腋窩に押し付けた。
印が重なった。
ロロナはスカートを乱れさせて、ヨダレを垂らしていた。目もウツロになっている。セイが舌をはなしてもしばらく痙攣を続けていた。
拷問を見物する趣味はないんだがなぁ……と思った。
「ほれ、暗殺者の小娘。いったいどこの誰に雇われて、8獣長を殺したか?」
「言うわけないのだ!」
「ふーん」
ニヤは木剣を取り出した。打ちすえるのかと思った。違った。ニヤは木剣の切っ先で、ロロナのスカートのスソを持ち上げた。細いながらも女性の丸みを帯びたフクラハギがあらわになった。
薄暗闇の中。カンテラの明かりを受けたロロナの脚は、浮かび上がっているようにも見えた。まぶしい。
「な、なにをするのだ」
「ほれ、恥ずかしいであろう。黙ったりウソを吐いたりすると、この木剣を少しずつ持ち上げていってやるぞ」
ニヤが木剣を持ち上げていく。
スカートがめくりあげられてゆき、フトモモまであらわになった。
「や、やめるのだ……」
あれだけ強がっていたロロナが、あきらかに狼狽えていた。セイの存在を意識しているようだ。
「女同士であればそこまで恥ずかしくはないかもしれん。しかし、男が見ている前では、なかなか効果的じゃろう」
「う……」
ロロナは拘束されたカラダを、恥ずかしそうに悶えさせていた。とはいっても、やはり拘束されているから、たいして動くことは出来ない。ヒザとヒザをこすり合わせてモジモジしていた。
扇情的な光景だった。
直視するのもそれはそれで照れ臭いのだが、目を離すにしては引力が強すぎた。
「ほれ、さっさと雇い主を言わんと。全部見えてしまうぞ。うん?」
さらに木剣が持ち上げられた。
ついに下着があらわになった。どうやら下着まで赤色に染めてあるようだ。ロロナは顔を真っ赤にして、下唇をかみしめていた。
「こ、この程度の辱めで、私の口を割れると思ったら、お、おおお、大間違いなのだ」
声が震えている。
「へえ。そう」
ニヤの笑みが深くなる。スカートのスソを大胆にめくりあげると、ロロナの腰に巻きつけてあったベルトに引っかけた。そうすることで、木剣による支えがなくとも、下半身があらわになった。
「そろそろ、英雄の出番のようじゃな」
「オレですか?」
急に声をかけられたので、セイは声が裏返った。
「〝英雄印〟は他人の印を重ねることで、その魔法を得ることができる。そうであろう?」
「ええ」
「この小娘。なかなか恥ずかしいところに、印がある。優秀な魔法のようじゃし、重ねてやってはどうじゃ?」
「え……」
ニヤは短剣でロロナのドレスの肩口のあたりをひきさいた。脚とどうように白亜のように白い腕が伸びていた。
手枷で釣り上げられているため、腋窩があらわになった。つるんとしていて、毛が生えていない。その無垢なるくぼみには、鎌の形に刻まれた印があった。
「たしか〝斬印〟とかいったかな。空気や水。あらゆるものを斬ることのできる魔法とか言っておったか」
無節操に女性をナめまわせる機会など、そうそうない。優秀な印が手に入るのであれば、これは絶好の機会と言える。腋、というのがなんとも際どい。だが、いまさら尻込みするほどのことでもない。女体をナめることに関しては、もはやセイは百戦錬磨だ。
それじゃあ――とセイはロロナに近づいた。
ロロナは激しく首を左右に振っていた。赤い髪が乱れる。
「やッ。よせ、わ、腋をナめるなど、そんなはしたないこと……」
さっきまでの強がりが捨て去られていた。赤い瞳に涙を浮かべて、懇願するようにセイを見てくる。必死に腋窩を隠そうとしているようだが、手枷に釣り上げられているため、手はおろせない。
「えっと……」
とセイは躊躇した。
さすがにカワイソウに思えてくる。あんまり強引に印を重ねるようなことはしたくない。しかしそんなセイの背中を、ニヤが押した。
「情けをかける必要はないぞ。こやつは8獣長を7人も殺しているのだ。むしろ、多少は恥ずかしい目に遭ってもらわんとな」
それもそうだと思える。
「それじゃあ失礼して――」
ロロナの腋窩に顔を近づけた。
砂糖をたっぷりととかしたミルクの匂いがした。
「や、やめてくれぇ。言うからぁ、なんでも言うのだぁ……」
ロロナの声が震えていた。
声に合わせて細い二の腕の肉もぷるぷると震えている。セイが顔を近づけに連れて、ロロナはセイイッパイそれから逃れようとする。だが、拘束があるため、逃げ切ることはできない。
さっさと済ませてしまおうと思った。ロロナの腋窩に舌さきを這わせた。
「ひゃうッ」
と、ロロナのカラダが陸に打ち上げられた魚のように跳ねた。その声は、暗殺者の声ではなく、ただの少女の声だった。
セイの舌から逃げることはできない。腋窩のくぼみを舌でさぐった。ツルツルしていて、やっぱり甘い味がした。
「ゴルゴン鉱山の……ひゃうぅぅっ……近くにある。……んっ。城跡なのだ。い、今は使われていないけれど、ケイテ城という名前だったはずなのだ」
尋ねもしてないのに、しゃべりはじめた。
そのあいだにもセイの舌は印を探り続けている。くぼんでいるところに印が刻まれている。重ねにくい。
「も、もう許ひへ……」
ロレツが回っていない。
「ケイテ城かどうした? そのまま続けるのじゃ」
とニヤがうながした。
「マッシュ・ポトトとかいう、かつてケイテ城の領主だった女がいるのだ。はうぅ。その女に雇われたのだ。もうしゃべったッ。しゃべったのだぁ。許しひへ……許しへぇぇッ」
断末魔さながらの必死の嬌声があげられた。
舌の面を、腋窩に押し付けた。
印が重なった。
ロロナはスカートを乱れさせて、ヨダレを垂らしていた。目もウツロになっている。セイが舌をはなしてもしばらく痙攣を続けていた。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
93
-
-
49989
-
-
1512
-
-
26950
-
-
0
-
-
3395
-
-
32
-
-
381
-
-
35
コメント