《完結》男が絶滅していく世界で、英雄は女の子たちをペロペロする
第18話~キリアⅣ~
セイとキリアは暗がりに移動した。33人の女たちには、別の出口を探してくるので、待っているように言った。不安そうだったので、すぐに戻ってくると言い残しておいた。
「ホントウに、こんなところでやるのか?」
「オレももっと場所を弁えたいですけど、仕方ありません」
「してやったり――とか思ってるんじゃないだろうな?」
キリアが睨んでくる。
暗闇とはいえ、さきほどの落盤で外の明かりがかすかに入り込んでいる。暗闇に慣れた目ではキリアの姿がハッキリと見えた。
キリアはもともと目つきが鋭い。
睨むと凄みがあった。
「そんなこと思ってないですよ。こんな状況でしか頼めないのは、申し訳ないと思ってますけど」
「仕方ないか」
キリアはまずメイド服を脱いだ。次に内側に着ていたチェインメイルを脱いだ。最後に鎧の下に着ていた布の鎧を脱ぎ捨てた。
そうすると、キリアは下着姿になった。純白のブラとパンツをはいていた。細くしまりきった足がスラリと伸びており、靴は脱がずにいた。ここは外だ。仕方がない。
「すごくキレイですよ」
雨の臭いがたちこめていたが、キリアが服を脱いだ瞬間から、花の香りが吹きつけてくるかのようだった。
フォルモルの肉感的なカラダとはまた違う。筋肉質でひきしまっているカラダだった。
「よせ、あんまり見るんじゃない」
キリアは恥ずかしそうに胸もとを隠した。フォルモルのように大きな乳房ではない。貧しいというわけでもない。ちょうど手のひらにおさまるぐらいの、おわんを伏せたようなおっぱいをしていた。
まるで死地に赴く騎士のような普段の凛然さはなく、服を脱いでしまうと1人の少女にすぎなかった。
恥ずかしがって胸を隠すさまなど、いたいけな少女のようだ。
「それで印はどこに?」
目で探しているのだが、見当たらない。
「後ろだ」
くるりとキリアは背中を向けた。
肩甲骨が浮き出ている。白い背中があり、ほんのりと血管が青く透けている。腰がキュッとひきしまり、小ぶりなお尻を白いパンツが隠している。
「見えませんけど」
「……」
キリアは黙ってパンツをゆっくりとおろした。
可愛らしい臀丘があらわになる。小さいけれどシッカリと丸みを帯びていた。そのお尻の割れ目がはじまる手前――尾てい骨のあたりに星の模様が入っていた。
「へぇー。こんなところにも印ってできるんですね」
「変なことを言うな。さっさと済ませてくれ」
「わかりました。その――、非常に言いづらいんですが、もう少しお尻を突き出してもらっても良いですか?」
お尻のお肉が邪魔で、上手く舌を重ねられない。
「そんな破廉恥な……」
「でも、上手くナめれないんで」
頼むほうも恥ずかしい。
フォルモルのときに経験した緊張を、ふたたびセイは感じていた。心臓がバクバクと音をたてていた。そしてこの緊張はセイだけではなく、キリアのほうも感じているはずだった。
いや。
キリアのほうが圧倒的に緊張しているはずだ。
「あまり見ないでください」
と、言葉づかいからもたくましさが消えていた。
キリアはお尻を突き出す一方で、必死に手で割れ目を隠そうとしていた。
「その手も退けてもらっても良いですか?」
「もうこれ以上は、お許しください」
「許すも何も手で隠してたら、ナめれないんで
「ううっ」
キリアは壁に両手を突き、尻を突き出すカッコウになった。なんて艶めかしく、官能的な媚態だろうか。思わず襲ってしまいそうになる。しかし、これは決してヤらしい行為ではないのだ。
能力の会得のため、ひいてはこの場から脱するための儀式に過ぎない。
「いきますよ」
「優しく頼みます」
「はい」
印に舌さきをつけた。
「ひゃうっ」
と、キリアは悲鳴をあげた。その声はいくえにも反響した。
「静かにしてください。みんなにバレます」
「しかし、思ったよりも刺激が強くて」
「もう一度やりますよ」
さっさと済ませてしまおうと、舌をベッタリくっつけた。
「……ッ。……ッ」
どうやらキリアは、声を漏らすまいと下唇を噛みしめているようだった。カラダが小刻みに波打っていた。キリアが堪えていたくれたおかげか、スンナリと印を重ねることができた。
キリアのカラダがひときわ大きく跳ねた。カサを増し続けている水の中に倒れ込みそうだったので、あわてて支えた。キリアの全身がセイの腕の中にあった。なめらかな肌をしている。
「セイ。貴殿は酷いお人だ」
そう言うキリアの顔は、酷く赤らんでいた。
「ホントウに、こんなところでやるのか?」
「オレももっと場所を弁えたいですけど、仕方ありません」
「してやったり――とか思ってるんじゃないだろうな?」
キリアが睨んでくる。
暗闇とはいえ、さきほどの落盤で外の明かりがかすかに入り込んでいる。暗闇に慣れた目ではキリアの姿がハッキリと見えた。
キリアはもともと目つきが鋭い。
睨むと凄みがあった。
「そんなこと思ってないですよ。こんな状況でしか頼めないのは、申し訳ないと思ってますけど」
「仕方ないか」
キリアはまずメイド服を脱いだ。次に内側に着ていたチェインメイルを脱いだ。最後に鎧の下に着ていた布の鎧を脱ぎ捨てた。
そうすると、キリアは下着姿になった。純白のブラとパンツをはいていた。細くしまりきった足がスラリと伸びており、靴は脱がずにいた。ここは外だ。仕方がない。
「すごくキレイですよ」
雨の臭いがたちこめていたが、キリアが服を脱いだ瞬間から、花の香りが吹きつけてくるかのようだった。
フォルモルの肉感的なカラダとはまた違う。筋肉質でひきしまっているカラダだった。
「よせ、あんまり見るんじゃない」
キリアは恥ずかしそうに胸もとを隠した。フォルモルのように大きな乳房ではない。貧しいというわけでもない。ちょうど手のひらにおさまるぐらいの、おわんを伏せたようなおっぱいをしていた。
まるで死地に赴く騎士のような普段の凛然さはなく、服を脱いでしまうと1人の少女にすぎなかった。
恥ずかしがって胸を隠すさまなど、いたいけな少女のようだ。
「それで印はどこに?」
目で探しているのだが、見当たらない。
「後ろだ」
くるりとキリアは背中を向けた。
肩甲骨が浮き出ている。白い背中があり、ほんのりと血管が青く透けている。腰がキュッとひきしまり、小ぶりなお尻を白いパンツが隠している。
「見えませんけど」
「……」
キリアは黙ってパンツをゆっくりとおろした。
可愛らしい臀丘があらわになる。小さいけれどシッカリと丸みを帯びていた。そのお尻の割れ目がはじまる手前――尾てい骨のあたりに星の模様が入っていた。
「へぇー。こんなところにも印ってできるんですね」
「変なことを言うな。さっさと済ませてくれ」
「わかりました。その――、非常に言いづらいんですが、もう少しお尻を突き出してもらっても良いですか?」
お尻のお肉が邪魔で、上手く舌を重ねられない。
「そんな破廉恥な……」
「でも、上手くナめれないんで」
頼むほうも恥ずかしい。
フォルモルのときに経験した緊張を、ふたたびセイは感じていた。心臓がバクバクと音をたてていた。そしてこの緊張はセイだけではなく、キリアのほうも感じているはずだった。
いや。
キリアのほうが圧倒的に緊張しているはずだ。
「あまり見ないでください」
と、言葉づかいからもたくましさが消えていた。
キリアはお尻を突き出す一方で、必死に手で割れ目を隠そうとしていた。
「その手も退けてもらっても良いですか?」
「もうこれ以上は、お許しください」
「許すも何も手で隠してたら、ナめれないんで
「ううっ」
キリアは壁に両手を突き、尻を突き出すカッコウになった。なんて艶めかしく、官能的な媚態だろうか。思わず襲ってしまいそうになる。しかし、これは決してヤらしい行為ではないのだ。
能力の会得のため、ひいてはこの場から脱するための儀式に過ぎない。
「いきますよ」
「優しく頼みます」
「はい」
印に舌さきをつけた。
「ひゃうっ」
と、キリアは悲鳴をあげた。その声はいくえにも反響した。
「静かにしてください。みんなにバレます」
「しかし、思ったよりも刺激が強くて」
「もう一度やりますよ」
さっさと済ませてしまおうと、舌をベッタリくっつけた。
「……ッ。……ッ」
どうやらキリアは、声を漏らすまいと下唇を噛みしめているようだった。カラダが小刻みに波打っていた。キリアが堪えていたくれたおかげか、スンナリと印を重ねることができた。
キリアのカラダがひときわ大きく跳ねた。カサを増し続けている水の中に倒れ込みそうだったので、あわてて支えた。キリアの全身がセイの腕の中にあった。なめらかな肌をしている。
「セイ。貴殿は酷いお人だ」
そう言うキリアの顔は、酷く赤らんでいた。
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