竜殺しと人殺し
盗人
「おい、待て!!」
シオンは気付いてすぐに少女を追いかけるが、追いつかない。訓練された騎士だ運動能力も魔結晶無しでシオンは騎士と同等の力を発揮する、もちろん足の速さに関してもそれなりの自信を持ってきた。
しかし、一向に追いつく気配がない
「くそ…!こんな事してる場合じゃないのに」
少し前
「早く追いかけた方がいいなあ…あいつはミサだ、この辺のコソ泥だな、この辺のガキはギルドは世話してんだがあいつは手癖が悪くてなあ、使いきっちまう前に取り戻した方がいいぜ」
「子供には大金すぎるって…!」
そうしてシオンはミサを追いかけているのだが。
「見えてきた…!」
「へんっ捕まってたまるかってのっ!今日はこれでご馳走だぜええぇい」
「そこまでだ…ガキ」
シオンはミサの姿を見つけると先回りする
「ちぃっ…ご馳走を諦めてたまるかっ!」
ミサは一歩踏み込む
「なっ…」
そのたった一歩でシオンとの距離を詰めると顔にめがけて脚を振り上げた。
それを間一髪でかわすとすぐに次の蹴りがすぐに繰り出される
「な…ちょ…おい!あんま調子に乗るなよ…っ」
ミサの蹴りをかわしきるとシオンは反撃に出る
「ガキでも女でもこれ以上邪魔するなら…」
「うるっせえええ!」
「くっ…そ」
その時だった。
「まただ…」
あのときの感覚だ再びシオンに訪れた、時間が止まった様な、全てがゆっくり見える感覚。
これが一体なんなのかわからないが…今しかない。
「なっ……いつのまに!?」
「残念だったな…こいつは返してもらう、必要なものなんだ」
「私にだってそれは必要なものだ…!」
「なら自分で稼げよ…」
「じゃあ…私に仕事くれよ!マスターと話してるのを聞いたんだ、竜を追うんだろ強い傭兵がいるんだろ!」
「おれも勝てない相手だったんだ、そいつにまた挑むんだ守れる保証も無いしガキを連れて行くなんて出来ない」
「うるせぇお前だってガキじゃねえか!本気出さないと私に負けそうだったくせに!」
本気とは違うのだが…まぁそう見えるのかとシオンは思った
「痛いとこつきやがるな…でもだとしても、お前には関係ない旅だ、仕事はやれない、じゃあな」
「ぼけええええええぇ!」
シオンは去り際後ろの方から聞こえてきた罵声を聞かないふりをしてその場を後にした。
シオンは気付いてすぐに少女を追いかけるが、追いつかない。訓練された騎士だ運動能力も魔結晶無しでシオンは騎士と同等の力を発揮する、もちろん足の速さに関してもそれなりの自信を持ってきた。
しかし、一向に追いつく気配がない
「くそ…!こんな事してる場合じゃないのに」
少し前
「早く追いかけた方がいいなあ…あいつはミサだ、この辺のコソ泥だな、この辺のガキはギルドは世話してんだがあいつは手癖が悪くてなあ、使いきっちまう前に取り戻した方がいいぜ」
「子供には大金すぎるって…!」
そうしてシオンはミサを追いかけているのだが。
「見えてきた…!」
「へんっ捕まってたまるかってのっ!今日はこれでご馳走だぜええぇい」
「そこまでだ…ガキ」
シオンはミサの姿を見つけると先回りする
「ちぃっ…ご馳走を諦めてたまるかっ!」
ミサは一歩踏み込む
「なっ…」
そのたった一歩でシオンとの距離を詰めると顔にめがけて脚を振り上げた。
それを間一髪でかわすとすぐに次の蹴りがすぐに繰り出される
「な…ちょ…おい!あんま調子に乗るなよ…っ」
ミサの蹴りをかわしきるとシオンは反撃に出る
「ガキでも女でもこれ以上邪魔するなら…」
「うるっせえええ!」
「くっ…そ」
その時だった。
「まただ…」
あのときの感覚だ再びシオンに訪れた、時間が止まった様な、全てがゆっくり見える感覚。
これが一体なんなのかわからないが…今しかない。
「なっ……いつのまに!?」
「残念だったな…こいつは返してもらう、必要なものなんだ」
「私にだってそれは必要なものだ…!」
「なら自分で稼げよ…」
「じゃあ…私に仕事くれよ!マスターと話してるのを聞いたんだ、竜を追うんだろ強い傭兵がいるんだろ!」
「おれも勝てない相手だったんだ、そいつにまた挑むんだ守れる保証も無いしガキを連れて行くなんて出来ない」
「うるせぇお前だってガキじゃねえか!本気出さないと私に負けそうだったくせに!」
本気とは違うのだが…まぁそう見えるのかとシオンは思った
「痛いとこつきやがるな…でもだとしても、お前には関係ない旅だ、仕事はやれない、じゃあな」
「ぼけええええええぇ!」
シオンは去り際後ろの方から聞こえてきた罵声を聞かないふりをしてその場を後にした。
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