転生から始まる生活

キグチユウタ

1話

ある日、僕は弱った子犬を助ける為に道路に飛び出し車に引かれて、命を落とした。

 僕の名前は川満裕翔(かわみつゆうと)高校1年の16歳。僕は小心者だったりして、友達が全くいないむなしい高校生です。
そんなある日の帰り道。弱った子犬が道路をゆっくり歩いていた。右側からは車が来ていて、運転手は、子犬に気づいてないらしくどんどん加速して向かってきていた。間違いなく衝突すると思い全速力で走って子犬を抱き抱えるが、逃げるのが間に合わず、車に衝突してしまいそのまま息絶えた。

「………ん、ここは………?………そうか僕は死んだのか。そう言えば、僕が助けようとした子犬……、大丈夫かなぁ?助けられたかなぁ?」と考えているとどこからか優しい声が聞こえてきた。
「大丈夫、子犬は無事助かりましたよ。貴方のおかげで………」
「どなたですか?」
「私は、女神セレナと申します。」
「ご丁寧にどうも。僕は川満裕翔と申します。」っと挨拶を交わす。
「川満裕翔…貴方は、予定ではまだ死なないはずでした。ですが、貴方の美しい心が誰かを助けるために死を選んだのです。優しい貴方には、2つの選択肢を与えます。」
「選択肢?」
「はい。貴方は、このまま死にたいですか?それとも生きたいですか?」
「生きれるなら生きたいです?!」
「そうですか。では生き返らせてあげましょう!」と言われ、聞き違いかなと自分を疑い、尋ねる。
「えっ!?そんなこと出来るんですか?」
「はい。ですが条件があるのです。」
「条件??」
「はい。その条件とは、貴方が今まで住んでた世界には生き返らせてあげられないという事です。それでも大丈夫ですか?」っと衝撃の事実知り少し驚きながら、少し悩んで覚悟を決める。
「はい。女神セレナにあまり沢山の迷惑をおかけする訳にはまいりませんし、生き返りたいと言ったのは、僕なので大丈夫です。」と答えると彼女ニコッと反則級の笑顔を見せながら、
「貴方は本当に優しい人ですね。分かりました。では、これから貴方の転生する世界について少し説明させて頂きますね。」と言われ、「は、はい。お願いします。」と答える。
「まず貴方がこれから転生するのは、魔法を使う世界です。」
「魔法ですか?魔法と聞くと何となくエルフとかドワーフとか獣人とか魔物や魔王がいるイメーシなんですがそういった人達はおられるのですか?」と尋ねると
「はいそういう方々もいますよ。貴方には私から特別にいくつかスキルのプレゼントとステータスを限界まで底上げしてあげてから転生して頂こうと思います。」と言われ、口を挟む。
「すいません。それはとても有難いのですが、ステータスは何もしないでいただけますか?」この意見にさすがに驚いたらしく、目を丸くしながら尋ねてくる。
「何故です?」
「スキルは努力で身につく保証はないので頂けるのであれば嬉しいと思いますが、ステータスは努力すればレベルが上がる保証がちゃんとあるので、自分で努力して強くなっていこうと思いまして。」
「そうですか。貴方は頑張り屋の優しい人ですね。分かりました。じゃあ貴方にいい出会いがありますように。」と女神様が言うと、
僕の足元に魔法陣が描かれ光り出す。
「ありがとうございました。貴方は女神の名にふさわしい素敵な女性です。貴方に幸せが訪れますように。」と彼女伝え終えると同時に彼女の前から消えた。女神は顔を赤くしながら、ボソッと「ありがとう。川満裕翔くん。」と呟いた。


「もし……………もし…大丈夫ですか?」
「………ん……、ここは。」と誰かに声をかけられ、目を覚ます。
「貴方大丈夫?なんでこんな所で倒れてるの?」
「こんな所?」
「ここら辺は、ゴブリンの生息地だよ。こんな所で倒れたりしたら、ゴブリンが襲いに来るよ。」と心配して忠告してくれる女性。
「あの、心配して下さってありがとうございます。それで、僕はこの辺初めて来たので、よく分からなくてもし良ければ道案内して頂けると有難いのですが、お願いできませんか?」とお礼を言いつつお願いすると、
「そうだったの?いいわよ。街まで案内してあげる。」と快くOKしてくれた。そして、2人で街へ向かった。道中いくつか質問した。
「実は、来る途中に財布を落としてしまって、無一文なんで働き口が欲しいんですが、何かいい所ないでしょうか?」
「そうだね〜、貴方は腕はたつの?」
「まぁそれなりになら。」
「なら冒険者になりなよ。あれなら多少なら直ぐに稼げるから。」と教えて貰い、そうすることにした。
それから数分歩いていてやっと街に着いた。
「じゃあ、後は真っ直ぐ言ってたら左手側に大きな看板の建物があるからそこ行きな。そこ市役所だから。」と教えてくれた。
「ありがとうございました。このご恩は忘れません。本当にありがとうございました。」
としっかりお礼を言って、走って市役所に向かった。そして中に入り受け付け向かう。
「いらっしゃいませー。今日どういったご用件でしょうか?」
「あ、えっと冒険者になりたくて来たんですけど。」と言うと、
「冒険者志望の方ですね。それじゃあ、この紙に必要事項を記入してください。」と言って紙を渡され、それを受け取り記入し始める。
〔名前、川満裕翔っと、年齢16歳……〕と必要事項を記入して受け付けの人に渡す。
「はい。では、川満裕翔様これからランク付けに必要な魔力量の検査と適性魔法の検査を受けていただきますので、着いてきてください。」と言われ、受け付けの人について行く。そして、検査室と書かれた部屋に入る。
で早速検査する。
「はい、ではまずこちらの水晶の上に手をかざして魔力を集中させてください。」と言われ、「は、はい。」と答えるがどうやるか分からないので、とりあえず目を瞑り手に意識を集中させた。すると、水晶が物凄く光り出す。そして数秒後結果の記されたカードが現れる。
「それが、ステータスカードになります。
これで検査は以上です。さっきの場所で、少し待ってて下さい。」と言われさっきいた受付前のソファーに座りステータスカードを見た。











川満裕翔Lv1

体力:1450/1450
魔力:12000/12000
力:1250/1250
素早さ:5600/5600
スキル:鑑定スキルLv8
魔法:創造魔法Lv1     治癒魔法Lv1    適性魔法  無属性    聖属性      火属性     水属性    風属性   闇属性    雷属性











なんか魔力量やばくね、それに鑑定スキルLv8ってどういう事?とステータス数値に驚いていると、受け付けの人が呼んだので、受け付けに行く。
「お待たせしました。川満裕翔様。これが冒険者カードになります。貴方様のランクはCランクになりますので、CランクからGランクまでの依頼はなんでも好きなだけ受けることが出来ます。」と言われ、質問する。
「好きなだけということは、全部受けることも出来るということですか?それと誰かが受けてる間の依頼は、他の人は受けられないのですか?」
「はい可能です。あと受けられますよ。」という答えを聞いて安心した。そして、
「すいません。依頼全部受けたいと思うのですが、この辺の地図を頂くことは出来ますか?」と聞くと、
「はい承ります。あと大丈夫ですよ。こちらが地図になります。では、ご武運を。」と言いながら差し出せるもの全てを持ち、市役所を出た。












初めて投稿しました。上手く出来てないかもですけど、続きも頑張って書くので、アドバイスとか合ったら頂けると嬉しいです。学生なので、あまり投稿できなかったりするかもですが、しっかり頑張ります。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品