新たな恋は突然に

りっきー

19話──まさかの出来事

〜〜次の日〜〜

「確か今日は部活休みだったなー。」
まあ、佐藤さんと会えないがメール出来るからいいだろう。

「実おはよー!」

「あ。翔太くん。おはよう。昨日はお疲れ様。」

「おう! お疲れ! 昨日俺疲れて帰ったらすぐ寝ちゃったよ。」

「僕もだよ。練習の時より疲れててびっくりした。」

「だよなぁ。やっぱり精神的な疲れなのかな?」

「あー! そうかもね! じゃあ今日は僕授業中疲れを癒してるよ。」

「え? また寝るの?」

「うん。そうだよ?」

「いつも寝てるだろ!」

「いつもはただ単に眠いだけだよ。今日は疲れを癒すために寝るの!」

「いや、どっちも変わんねえ!」

「まあまあ、細かいことは気にしないで。おやすみ〜」

「おやすみーっておい! 寝るなよ!」
だめだ、実を起こす事は俺には出来ない。何故なら、すぐに寝てしまうからだ。寝る世界記録保持者になれると思う。




結局実は授業中1度も起きなかった。こんなので勉強出来るのだろうか。まあ、帰る時は起こしてやろう。

「実! 帰るぞー! おーい! みのるー!」

「ん? あと5分...」

「ダメだよ! 起きろー!!!」
俺は実の耳元で大声で叫んだ。

「はっ! 翔太くん!? おはよう。どうしたの?」

「いや、実が寝てるから起こしてやったんだよ!」

「ありがとう。じゃあ帰ろうか。」

「おう!」

〜〜家〜〜
「おっ! メールだ。誰からだろ?」
見てみたら佐藤さんからだった。俺は速攻でメールを見た。メール内容はゲームの事だった。昨日話していたゲームが見つかったらしいので遊びに来ないかというお誘いだった。俺の答えはもちろんYESだ。日にちは次の日曜日になった。

「まじかー!!!!!!!!」
思わず大声で叫んでしまった。こんなに嬉しいことはない。まさか好きな子の家に行けるなんて...今から服装を考えなくては...俺はクローゼットを漁った。

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