新たな恋は突然に

りっきー

13話──家

「いやー今日もいい日だったなー!」
俺は家のリビングのソファーでくつろいでいた。

「テレビでも見て風呂が沸くのを待ってるか。」
テレビを付けたらちょうど【今どきの高校生とは】というテレビをやっていた。いつもならそのままチャンネルを変えるのだが、今は恋をしているというだけあって俺は見てしまった。

〜〜数十分後〜〜

『ピピピピピピッ』

「おっ! 風呂沸いたっぽいな。入ってくるか。」



「いやー! 気持ちかった! さあ、アニメ見るか。」
俺は録画しているアニメを見た。一本目を見終わったあと実からメールが来た。

『翔太くん、今日は楽しかったよ。明日のテストって何かあったっけ? あと宿題も教えて欲しいな。』

「実......いつも寝てるからそうなるんだぞ......」
仕方なく俺は実に教えてあげた。ちゃんと、いつも寝てるからだとも言っておいたから大丈夫だろう。

「次のアニメ見ないとな。」
俺はまた、テレビを見始めた。

〜〜次の日〜〜

「あっ! やべ! 寝てた! 」
俺はアニメを見ながら寝ていたようだ。親が帰ってきて、薄い毛布は掛けてくれたようだ。しかし、そこまでするなら起こして欲しかったな......学校に行くまでにはまだ時間があったので、俺は学校の準備と宿題を終わらせた。

「いやー危なかった。まさか、あのまま寝てるなんてな。学校の時間まで寝てたらどうなってた事やら。」
俺は朝ごはんを食べ、親にその事を伝えた。

「よし! そろそろ行くか!」
俺は制服に着替え、行く準備を終わらせた。

「いってきまーす。」

「行ってらっしゃい。気をつけるんだよ。」
そう言えば、久しぶりに親が家にいたな。今日は佐藤さんに会えるかな? 昨日話す事が出来たので、会えなくてもいいが欲を言うなら会いたい。乗る駅は同じなので、乗る前から探した。

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