黒竜転生〜ドラゴンに転生した男の物語〜

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23話 国王

城に入ると多くのメイドや、召使いにもてなされた。

「早速ですが、陛下の元へ参りましょう、」

一際豪華で大きな扉を通されると沢山の兵士とともに国王の部屋へ通された。

「よくぞ、参った。そなたがルークというものか、我が名はレオナルド、このベルスフィアの王である。」

真ん中の金ピカの椅子に座っているあの人が国王か、まだ若いな、俺と同じぐらいの歳かな、横にも一人女の子が椅子に座っている。そして反対側にはガルムとかいったっけ?王国騎士団のやつがいた。

「え〜っと、初めまして国王陛下、俺が、、じゃなくて私がルークというものです。今回は呼んで、、じゃなくて、、」

「はっはっはっ!そんなにかしこまらなくても良い!私と君はそんなに歳も変わらない、タメ口でいいぞ!」

「あ〜それなら助かる、それで俺を呼んだ理由を詳しく聞きたいんだけど、」

「ちょっとルーク!だからってそんな簡単に国王に向かって、」

「面白い男だ。本題に入ろう、今我々ベルスフィアは隣のガイア帝国という国と戦争をしている、と言ってもまだ戦いが起きた訳ではない。だが、近い内に戦いも起きるだろう。」

「どうして戦争を?」

「ガイア帝国はここ数年で急速に勢力を伸ばしてきた国なのだが、その国の国王サーゼクスという男は国の拡大のためなら手段を選ばない。いつか行動に出ると思っていたが、ついこの間宣戦布告してきたのだ、」

なるほど、詳しくは国王も分かっていないということなのか、

「相手国の戦力はどうなんだ?見た感じこの国も戦力には困ってないように思えるだけど、」

「ああ、この国も戦力としてはかなり強い方だと思う、しかし、ガイア帝国には沢山の亜人がいる。エルフや、巨人族、しかも分かっている情報では竜人族がいると聞く、」

「竜人族?」

「君は竜人族は知っているか?」

「いや、、」

「竜人族というのは太古の昔に竜と人間の間に生まれた子供の祖先だ、最強のドラゴンの血を受け継いだ人間、数は少ないがエルフと並ぶ最強の種族で厄介なのは魔力だけでなく運動能力も最強クラスであることだ、一人いるだけでも他の国に協力を要請するような国も少なくない。」

竜人族、、そんなのもいるのか、

「竜人族がいるとなるとこちらも竜人族を率いれるか、それが出来なければ出来る限り戦力を増やすしかない、いっそドラゴンでも仲間にできればとも考えたがそんな話しは聞いたことも無いし、下手すればこちらがやられかねないからね、」

俺とエルは驚きながらも顔見合わせて苦笑した。

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コメント

  • ノベルバユーザー343382

    王国に行くじゃなくて、多分王都だと思います。
    だって、王国だと国が違いませんか?
    あと、帝国なら、皇帝ですね。

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