チート×異世界転移=最強・・・?
第29話 謁見
俺が朝着替え終わり、トイレに行ったあと戻ってくると、リリィも勝も既に用意ができていた。
「よーし、じゃあ行くか!」
「「おー!」」
俺達はいつもの様に冒険に行くようなノリで宿を出たが、今日行くのはお城だ。
と、言うのも、国王との謁見があるからだ。
具体的な内容としては、Aランク、及びSランクへの到達達成報酬、これから王都に住むための家や土地、そしてもう1つ、国王がなにかして欲しいことの命を受けるらしい。
命を受けるなんて言うと嫌なことだと感じる人もいるかもしれないが、この国の人からすると、国王から命を受けるのは1種の目標になっていると言う。
やがて宿から出て歩いていると、大きな建物が見えてきた。
城まではまだ1キロほどあるが、見えているのはその大きさ故だろう。
「では、入れ。今回の謁見者だ。」
司会の人は、確か貴族の人だったような...名前は覚えてないや。
「私、ケイゴ・オオヒラ、ただ今まいりました。」
俺は、馬車の中でソニアさんに叩き込まれた礼儀の作法で城の広場に訪れる。
「同じく、ショウ・ミヤカワです。」
「リリィです。」
「よくぞ参った。私は、この世界の北の王国、ロスナルド国王のテラだ。 ところで、ケイゴとショウにききたいことがあるのだが。」
国王は続けて話す。ちなみに、今回の謁見主は兄さんの方だ。
「そなたら、家名を持っている、名乗っているということは貴族位なのじゃな? オオヒラだとかミヤカワだとかは聞いたことがないが。それについて何かあるか?」
俺は別に貴族位でもないが、なぜ名乗っているのかを聞かれるとめんどくさいかもしれないな...
「いえ、貴族位という事ではないです!」
と、考えていると、止める暇もなく勝が勢いよく言った。
「ちょっ...」
「えっ?」
俺の声に何か疑問系が混ざっていたような気がして、その声がした方を向くとリリィがいた。
「ケイゴ様とショウ様って貴族の方じゃなかったんですか!? 」
知らなかったのか...てことは、リリィは俺達が貴族だから家名を言っていると思っていたんだな。
「ほぅ...」
国王様は勝の発言以降、発言していない。
「そこの娘!国王との謁見での私語は慎むように。」
「は、はい!すみません!」
リリィは怒られてるし... あれ?これってもしかして国王からの印象最悪なんじゃないか?
「なるほど。ではそなたらよ、この謁見が終わったあと、4人で話がある。面会室に来るように。」
そう言うと、国王様は部屋から出ていった。
「それでは、これでケイゴ殿、ショウ殿、リリィ殿の、国王との謁見を終わる。そちらの3人には、奴隷を1人ずつプレゼントする。以上だ。」
それだけ言うと、その場は解散になった。
場所は変わって、今は王城の庭だ。3人でベンチに座っている。
「では、改めて。俺たちに奴隷がつくようになった訳だが...正直、奴隷って嫌なんだよな。」
 
「それは思うなー。呼び方とか変えればまだマシになるかな?」
「そうですね...私は別に構わないのですが...」
そうか、リリィはこの世界の人だもんな。
「まぁ、何はともあれ、会ってみるか。」
と、俺達は、司会の人に指示された店に行ってみることにした。
「いらっしゃい〜。奴隷の質がかなりいい、貴族専用の奴隷ショップだよ〜」
貴族専用とかあるのか...ほんとに貴族ってなんでもありなんだな。
「えーっと、奴隷を買いたいんですが...」
とりあえず挨拶していた人に話しかけてみる。
「はい。では、家名をいただけますか?」
「いえ、私達は国王からのプレゼントとして...」
「はい...?そんな話は初めて聞きましたね... ちょっと確認してきますね。」
そう言うと、そのお兄さんは店の奥に引っ込んで行った。
しばらくして戻ってくると、どうやらちゃんと書類があったようで、買えることになった。
「うーん、正直要らないが...みんなはどれにする?」
「まぁ僕はもちろんこの子かなぁ!」
と、言って指したのは、ボインの猫耳のちゃんねーだった。
「...」
リリィの目がやばいけど...まぁいいか。
「わ、私はこの人にします。」
と、言って指したのは、イケメンの狼族の人だった。
「ふーん。」
「な、なんですか!いいじゃないですか!」
「いや、まぁ?」
なんか勝とリリィのやり取りがおかしくなってきたが、俺は気にせずもう少し見る。
「...」
「...」
1人の女の子と目が合った。
見た感じ、普通の人間と変わらないが、ほかの奴隷より痩せている感じがする。
ここは貴族用だし、体調が良くなさそうな奴隷は売れないと思うんだが...
「...」
相変わらず見てくる。
まぁ正直あんまり酷に使うつもりもないし、この子でいいか。
「じゃ、俺はこの子で。」
「「えっ。」」
「ん?」
「まだ子供じゃないですか!だめですよ!」
リリィが必死の形相で言ってきた。
「うーん、そうか?」
「僕もダメだと思うよ!」
「うーん...そうか...」
まぁ、2人に反対されるなら仕方ない、他の子を...
「...」
と、そこでまた奴隷の子と目が合ってしまった。
そんな不安そうに見られたら、買わないっていう選択肢が無くなっちゃうじゃないか...
「いや、やっぱり買うよ。」
「そうですか...そこまで言うなら...」
と、それぞれの奴隷を買った。
遅れてしまい申し訳ありません!まだ家ではないですが、日本に来たので書けます!
なので、これからもよろしくお願いしますね。
「よーし、じゃあ行くか!」
「「おー!」」
俺達はいつもの様に冒険に行くようなノリで宿を出たが、今日行くのはお城だ。
と、言うのも、国王との謁見があるからだ。
具体的な内容としては、Aランク、及びSランクへの到達達成報酬、これから王都に住むための家や土地、そしてもう1つ、国王がなにかして欲しいことの命を受けるらしい。
命を受けるなんて言うと嫌なことだと感じる人もいるかもしれないが、この国の人からすると、国王から命を受けるのは1種の目標になっていると言う。
やがて宿から出て歩いていると、大きな建物が見えてきた。
城まではまだ1キロほどあるが、見えているのはその大きさ故だろう。
「では、入れ。今回の謁見者だ。」
司会の人は、確か貴族の人だったような...名前は覚えてないや。
「私、ケイゴ・オオヒラ、ただ今まいりました。」
俺は、馬車の中でソニアさんに叩き込まれた礼儀の作法で城の広場に訪れる。
「同じく、ショウ・ミヤカワです。」
「リリィです。」
「よくぞ参った。私は、この世界の北の王国、ロスナルド国王のテラだ。 ところで、ケイゴとショウにききたいことがあるのだが。」
国王は続けて話す。ちなみに、今回の謁見主は兄さんの方だ。
「そなたら、家名を持っている、名乗っているということは貴族位なのじゃな? オオヒラだとかミヤカワだとかは聞いたことがないが。それについて何かあるか?」
俺は別に貴族位でもないが、なぜ名乗っているのかを聞かれるとめんどくさいかもしれないな...
「いえ、貴族位という事ではないです!」
と、考えていると、止める暇もなく勝が勢いよく言った。
「ちょっ...」
「えっ?」
俺の声に何か疑問系が混ざっていたような気がして、その声がした方を向くとリリィがいた。
「ケイゴ様とショウ様って貴族の方じゃなかったんですか!? 」
知らなかったのか...てことは、リリィは俺達が貴族だから家名を言っていると思っていたんだな。
「ほぅ...」
国王様は勝の発言以降、発言していない。
「そこの娘!国王との謁見での私語は慎むように。」
「は、はい!すみません!」
リリィは怒られてるし... あれ?これってもしかして国王からの印象最悪なんじゃないか?
「なるほど。ではそなたらよ、この謁見が終わったあと、4人で話がある。面会室に来るように。」
そう言うと、国王様は部屋から出ていった。
「それでは、これでケイゴ殿、ショウ殿、リリィ殿の、国王との謁見を終わる。そちらの3人には、奴隷を1人ずつプレゼントする。以上だ。」
それだけ言うと、その場は解散になった。
場所は変わって、今は王城の庭だ。3人でベンチに座っている。
「では、改めて。俺たちに奴隷がつくようになった訳だが...正直、奴隷って嫌なんだよな。」
 
「それは思うなー。呼び方とか変えればまだマシになるかな?」
「そうですね...私は別に構わないのですが...」
そうか、リリィはこの世界の人だもんな。
「まぁ、何はともあれ、会ってみるか。」
と、俺達は、司会の人に指示された店に行ってみることにした。
「いらっしゃい〜。奴隷の質がかなりいい、貴族専用の奴隷ショップだよ〜」
貴族専用とかあるのか...ほんとに貴族ってなんでもありなんだな。
「えーっと、奴隷を買いたいんですが...」
とりあえず挨拶していた人に話しかけてみる。
「はい。では、家名をいただけますか?」
「いえ、私達は国王からのプレゼントとして...」
「はい...?そんな話は初めて聞きましたね... ちょっと確認してきますね。」
そう言うと、そのお兄さんは店の奥に引っ込んで行った。
しばらくして戻ってくると、どうやらちゃんと書類があったようで、買えることになった。
「うーん、正直要らないが...みんなはどれにする?」
「まぁ僕はもちろんこの子かなぁ!」
と、言って指したのは、ボインの猫耳のちゃんねーだった。
「...」
リリィの目がやばいけど...まぁいいか。
「わ、私はこの人にします。」
と、言って指したのは、イケメンの狼族の人だった。
「ふーん。」
「な、なんですか!いいじゃないですか!」
「いや、まぁ?」
なんか勝とリリィのやり取りがおかしくなってきたが、俺は気にせずもう少し見る。
「...」
「...」
1人の女の子と目が合った。
見た感じ、普通の人間と変わらないが、ほかの奴隷より痩せている感じがする。
ここは貴族用だし、体調が良くなさそうな奴隷は売れないと思うんだが...
「...」
相変わらず見てくる。
まぁ正直あんまり酷に使うつもりもないし、この子でいいか。
「じゃ、俺はこの子で。」
「「えっ。」」
「ん?」
「まだ子供じゃないですか!だめですよ!」
リリィが必死の形相で言ってきた。
「うーん、そうか?」
「僕もダメだと思うよ!」
「うーん...そうか...」
まぁ、2人に反対されるなら仕方ない、他の子を...
「...」
と、そこでまた奴隷の子と目が合ってしまった。
そんな不安そうに見られたら、買わないっていう選択肢が無くなっちゃうじゃないか...
「いや、やっぱり買うよ。」
「そうですか...そこまで言うなら...」
と、それぞれの奴隷を買った。
遅れてしまい申し訳ありません!まだ家ではないですが、日本に来たので書けます!
なので、これからもよろしくお願いしますね。
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コメント
蟹
最近あまり更新されていませんが、やはり学校が忙しいのでしょうか?
進学校ということもあり忙しいかと思いますが更新していただけると嬉しいです。