狂った世界の歯車が直る時

HECATE

動き始める世界

とある国の城の一室で二人の男が話していた

「で、今の話は本当か?マーリン」

「ええ本当です。アーサー王。あのお方“調停者”様がそろそろ封印から目覚めると占いで出ております。」

「やっとこの時がきたか」

「そうですな。あのお方が封印されて早7年 我々の力及ばず神々が勝手なことをしてましたがそれにもそろそろ終止符を打てるのですな」

「ああ、そうだな。あの方が自分に反逆した者を許す訳がない」

「では私はあのお方らしき人物を探してみましょう」

「頼む」

そう言うとアーサー王と呼ばれた男は部屋を出ていった。

「早く見付けねば、あのお方は調停者であり世界の『            』なのだから封印されてるとはいえそう簡単にはやられんとは思うが」

そう呟くと行動に移すため部屋を出ていった。




神界にて

「なんだと!?やつが封印から目覚めようとしているだと?」

「ああ、封印が解けようとしてるらしい。封印してからまだ7年しかたってないのにだ」

「さすがは世界の『            』だな」

「だが封印はまだ解けてない」

「そうだな。今なら始末することができるかもしれん」

「ならばやつに仕えていた奴らよりも早く見付けて始末しなければな」

「ああ、そうだな。これから少し忙しくなるぞ?」

「分かっている。だが我々が世界を支配するのにやつは邪魔だ」

「そうだな。では私も行動を開始するとしよう」

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