タワー オブ プリンセスー夢から始まるいばらの塔編ー

双葉エレン

復活と幻夢と教会

「また貴様か……」
振り向くと何か道化師みたいな人がいた
「われの結界を打ち破るとはな……」
「結界……?」
「この夢の世界には遠泳に現実に戻れない呪いがある」
頭をかしげるカイト 
「貴様の世界にいばらの塔あるだろ?」
「あぁ……ある」
「その塔とこの世界の塔がやけに似てないと思わぬか?」
言われてみれば確かにそうだ……塔が似過ぎてる。
「わかっただろ……つまり人々は何だらかの衝撃でここに呼び寄せられそのまんま遠泳に現実に戻ることが出来ぬ世界だ」
事実的に驚くカイト……毎回なんでここに何時も入り込むのか……謎だったが少しわかった気がした
「ただ貴様は……ほかのものと違う」
ポカーンとしてるカイト
「結界を何回も壊した挙句現実に戻れるとはな」
「えっあぁそう?」
太陽の一部が強く光出した……眼がくらむカイト……


「…………」
体が揺すれてるきがする
目を開けてみたら周りに姫たちが……
「カイト!!」
「カイト様……」
「カイト……」
「…………」
一人だけ寝てる子が……居るみたいた
リーゼロッテがジーと見つめている
「カイトの……バァか!!」
ビクッとするカイト……半分思ったこと妹キャラ消えたな……
「どんだけ鈍いですか……反射が」
相変わらず毒説シンデレラ
「カイト様……生きてますか……?」
額に手を当てるルーツィア……天然さんだなやっぱり
目を細め……アリスをジーと見つめる
「ふにゃふにゃ……スピー」
ふと気がつく……おや天井が?
起き上がるカイト……ベットだと思っていた場所……棺桶の中だった
上から一つの光が差し込みカイトを包み込む
「いやっ……待ってよ!まだ逝きたくないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
柱から人影が見えた……あの身長は……アリス
「アリスぅぅぅぅぅぅ悪ふざけも大概にしろぉぉぉぉぉ!この主人公(俺)が消えれば話が打ち切りになるだろうがぁぁぁ!!」
ニヤニヤしながら見つめながら呟く
「大丈夫ー大丈夫ー☆次は新たな形に遊ぶからね。」
「はぁ?ちょっ……新たな形で遊ぶってまだ続きがあんのか?」
手を振りながら歩くアリス……スキップしながら立ち去る
「カイトーなにしてるの?」
ビクッとするカイト
「おわぁっ!?」
「きゃあ!?」
顔を見合わせて黙るふたり
「あらあらー邪魔したかしらー?」
「ルーツィアさん!?」
「ふぇ!べべべっ……別にそんな訳じじじゃあっないですよ! ?」
リーゼロッテの顔がみるみる赤くなる
ほほに手を当てながらにっこり笑うルーツィア
「あらあらー純情ピュアー可愛いですー」
頭から湯気が上がるリーゼロッテ……顔を手を当てながら走りる
「ツィアネェのバァカ!カイトおぼてろよ!」
捨て台詞を吐いてその場所をあとにした
「(ザコキャラが言いそうなセリフだよ……)」
膝うちをして床に両手をつけるルーツィア
「きっ……嫌われました……」
「おいぃぃぃ!あんたも間に受けてんじゃねぇかよ!」
「フフッ……私なんて……姉失格です」
「勘違いにも程があるよ……そんなに落ち込まないで……頼むから。」
ドアが開く音がした
「ここにいたのか……カイトーー」
「へっ?」
シンデレラの目が光り始めてくる
「貴様……ルーツィアを泣かせたな!」
「誤解だって……ねぇルーツィアさんもなんか言ってください?」
「この方に寝取られる所でした」
「(おっ……おいぃぃぃ何とんでもない事言っちゃってんのこの子!!)」 


少し驚く顔を浮かべるシンデレラ
静まり返るその場が空気が重い
手がブルブル震えるカイト……顔が真っ青だ
「教会で……聖なる協会で……ハレンチなことしないでください!」
「ごっ……誤解だぁぁぁぁ!」
教会の外まで聞こえたとかいうことも言うまでもない


                                                                                                              


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