タワー オブ プリンセスー夢から始まるいばらの塔編ー

双葉エレン

アルトグレッツェの祭 (前夜祭)

「……へ?」
村の人達が祭りの準備を始めていた
屋台がそれなりの数……張り紙には今年のVIPはリーゼロッテと書かれていた。
「リーゼロッテって……一体何者……?」
「リーゼロッテちゃんはねぇーああ見えて歌手なんですよー

耳元に息吹きかけられてビクッとするカイト
「ルーツィアさん!?」
「うふふ……驚かせちゃいましたか?」
※今回の話はアルトグレンツェ宿Ⅱから数時間後の深夜の話
階段から風景(祭りの準備の)を眺めてるふたり。
「ん?」
何やら変わった服の子が走り回ってる?
良く目をこなすと……アリスの姿があり何やら動きが激しすぎる
「はしゃいでるのか……?」
すると何やら屋台の人達と会話を始める
「……まさかアリスってーー」
立ち上がるカイト……するといきなり後ろのドアが開く
「うわぁ!?」
「カイト様今食事の準備がてきまーーし……た?」
目の前に映るのはカイトがバランスを崩し階段から転げ落ちる姿
急いでその場所に向かうシンデレラ
「カイト様ぁぁぁぁ! 」
「げふっ……後のことは……頼んだ……ぞ」
「カイト様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
爽やかな草原が広がる
またしてもあの場所だった
「あのタイミングで……ENDだったらどれだけ弱いのか……わかられてしまうな。」
真剣な顔でぐるぐる歩き回る。
「あの塔に入れないのかな?」
その場所に行くカイト
「なん…だと…」
その入り口にはバリアー見たいのがある……その辺に落ちていた木の枝を投げてみた。
バキバキ音を立て燃えて灰になった。
「灰……触れたら灰になっちゃうのか……?」
いばらの塔の壁をさするカイト
「長年……使われてない……のか」
塔の外をうろつくと……寒気がした。





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