千人の中に妹が隠れている!

双葉エレン

巨大な台風接近していた日に登校

校舎、常闇が現れし時、我は姿を現すであろうーーー


なんて、中二病みたいな事を一時的な異常状態イーストバフはまだ継続してるとはまだ思ってもない事だ


現状を再確認すると、今我はまさに...シャイニングをまっとうするかのような痛々しい視線が背中に突き刺さっていた


『ふ、この時...我の右手は深々く疼く...。あ、飯まだだった...』
『だろうと思ったぜ...ほら』


割れた顎を強調するかのような、背丈が高い友達グロスは、唯一の飯り調達配備携帯者グルメオーダー


『そんな大層な、二つ名はいらねぇよ』


ふ、無理してる。恥ずかしいのは、見た目でわかるんだ


『痛々しい事ばかりしてるお前と一緒にするな』


『え?ダメなのか?漆黒翼ブラックフェザーよ?』
『高校にもなっても、中二病維持するやつなんてマジいないと思うんだけどな』
『それが俺様の...ソウルさ』


ケツアゴな友達は、さりげなくある書類を手に取りながら


『有力な資源剤として、お前を研究所に渡すのも悪くないか...』


『え』っと声に出す中二病の男子学生
『頭を肉体改造』っと冗談すら感じない、重めの発言をする
中二病の男子学生は、戸惑いを顕にしながら
『え、いや、じょ、冗談だろ...?』っと言う


『大丈夫、お前の憧れの地獄ヘルの入口は目の前に秒飛びで開かれるから』
半にやけたような、横顔がチラッ見せた
その表情を見て、中二病男子学生は微かに笑いつつ


『それ確実に、死んでるよね!?』っと突っ込んだ


しかし、その笑はまた別な意味を記すかのように
ある書類を早読み見たくページを送り閉じて軽く言う


『大丈夫、運が良ければ生きている...多分』
『た、多分って!?不安要素ダダ漏れになりそうなんだけど!!』
『まー、そんな顔するな。今から連れていくからさ...地獄ヘルへ』


にこやかに、鈍器を片手に持ち
ゆるかに地面に振り下ろした


『ま、マジかよ!俺をどうする気だ』
『決まってんだろ、肉体改造さ』
『いや、それはさっき聞いたーーー』


とある夏前の校舎屋上にて、悲鳴が木霊してきえた...
その日の午後、台風が接近していた
そんなことも知らずに、方凪は校舎の門の前に止まる
退院した事を、報告する為に来た...のだが...
生憎、今日は台風接近のため休校、その事を知らない方凪は校舎へ歩みを始めた


校舎中に入り、自分の教室のドアをガラリと開けた
誰もいない事に、微かな不信感を抱きながら机に腰掛けた


静けた校内は、不気味って言っても他言じゃないぐらい
物々しい雰囲気を感じていた


『......』


ただただ、無言な時間が過ぎていった
1時間後、方凪は暇と判断して机から落ちて辺りを見渡し始める
すると、西階段側の通路から不気味な笑い声が鳴り響く


方凪は、頭を掻きながら


『なんなんですか?人気がねぇと思ったら、ちゃんといるんじゃねぇかよ?』


目を拒めながらも、その廊下を何のためらいもなく踏み進みながら、声の原点の場所にあたる理科室前に立ち止まる
方凪は、理科室のドアをゆっくりと開きそーっと覗き込んだ


その視線の先に映る、二人の影を見ながら声を聞く


『ふ、計画通り...だ』
『我々の、研究体がこうも簡単に手に入るとはな』
『ちょろいもんだろ、腐れかけた細胞を活かすには持ってこいだろ?』
『あぁ、これで計画プロジェクトに一歩近づいたな』
『さて、物を...』
『あぁ、それかーーー?』


一人の男が、吐いた言葉からの反応がない
そして、何やら飛び散るようなドチャッという音が聞こえた


『悪い悪い...つい切りたくなってね?報酬?そんなもん、最初からあるわけがないんだよ...道具が!』
『......!』
『なかなかいい目じゃないか?えぐってほしいのか?』
『まて...話が...違うーー!?』


何かを突刺すような音が鳴り響く
そして、刺された男は呻き声を上げた


『辛うじて生かしてるんだ、ありがたく思え。そうそう、君にはこれをあげるとしようか...』


カチャっと言う音が聞こえた
明らかに拳銃の引きを巻いたような音、方凪は呆れ顔を浮かべながら


『面白いことしてんな?だけど、俺には関係ない話だな。科学者か研究者だが知らねぇけど、落ち的なそうなるんだろう』っと言いながら、理科室の教室のドアを閉めた瞬間だった


ーーーパンッ!!


乾いた鉄音のような音が鳴り響いた
どうやら拳銃の引き金を引いた見たいだ


『...マジかよ?』


階段を数段降りた、場所から理科室がギリギリ視界に入るラインを眺めながら出ていく研究者を目で追った
その着ている白衣の服には、返り血が染み付いていた
足取りも軽く、まるで逃げるような速さで廊下をすり抜けていった


その背中を、方凪は見ながら


『人を殺して、逃げられるとでも思うのか?生憎だが、台風のせいでーーー』


出口ドアノブを研究者は、握り開こうとした
だが、かなり重く開かない
『な、なんだと...!?』


そう、この学校は...風圧があるだけで扉に鍵や重りがついたような現象が起きると噂されている
つまり、この校舎は全て迎え風がドアにあたる
一夜出られないってことになる


『出れないんだよ、俺も人殺しも死体も逃げられないんだよ...。本当ついてねぇなオィ!』
すると、目の前の教室の扉がガラリと開き
『いや、俺もいる』っと生あくびをしながら言う
『三虎、居たのかよ?』
『昼寝していたら、台風騒ぎってのを聞いてさ...待っていた』
『何故?』
『どれだけ強いか』
『馬鹿だな...まぁいいや。三虎そんなもんより...あの血跡あるだろ?』
『ん?アレか?』
『お前が求める、強い奴がいる』
『なにぃ!?こうしてらんねぇ、待ってろ!』


方凪は、走りゆく三虎を見て思う


以外に単純なヤツだな...。




校舎に待機して、三時間経過ーー
雨脚と風か強くなる、窓辺がガタガタと音を立て始める
方凪は、何故か校長室に入りテレビをつけて眺めていた


『続いては、今都市を襲っている巨大な台風な自ペロン型台風です。勢力を高め過ぎながら3日間滞在するようなフリースロペースでゆっくりと北上しています。時速は1キロと人間歩く位のペースで風速50メールを観測してるめちゃくちゃな台風を隣にいるキャスターどう思われますか?』
『死ぬんじゃねぇ?』
『は?』
『三浦海岸みたいな荒れ狂う波に因んで』
『おいてめぇ?人の頭をバカにしたな?』
『いや、ハゲた頭の話でーーー』


『放映出来ない自体になりましたのでしばらくお待ちくださいーー...。』




綺麗な音楽と共に、川が流れる映像が映し出された
方凪は、ソファに横になりながら


『キャスターミスじゃね?』っと呟く


数分後、隣にいたキャスターはかなりボコられた様なアザが目元などに出ていた
それを気にしない、ハゲた司会者は話を進める


『台風が2個ついている意味...何でですかね?時期ハゲリスト』
『誰が、ハゲリストだぁぁぁぁぁ!!まだ、毛根はイキイキしてるし問題ない!台風と台風が合わさったからダブルウィンドだ。まぁ総二郎だ』
『あ?』
『あの強さは、毛に匹敵する。総二郎め...許さんぞ!』
『てめぇ、いつから俺を呼び捨てできる身分になった?』
『え、俺なんか悪いーーー』


『こちらは都市テレビ、こちら都市テレビ、今日の放送は終わります...。ピーーーーーーーー...』
『あっ、なんか終わったんだけど...』


何気に方凪は、副音声に切り替えた
すると、放送で聞いてはいけない音声がただ漏れに聞いてしまい静かにテレビを消した





















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